年末年始は何かと「盛り上がる」イベントが多い時期ですよね。クリスマス、忘年会、新年会、各種パーティなど、楽しいイベントがあるときに「盛り上がっている」「盛り上がろう」などと英語で言いたいときに、どう言えば良いのでしょうか。

今回は、「盛り上がる」は英語でどのように言うのかを例文で紹介していきます。

「盛り上がる」は英語でどう言う?

「盛り上がる」は英語でどう言う?

「盛り上がる」と言っても、指し示す内容によってニュアンスが異なります。

ここでは、パーティなどで「人々のテンションが盛り上がる」と、「話題や発展などが盛り上がる」の2種類の「盛り上がる」について英語で深掘りしていきます。

get excited/ exciting

スタンダードで使いやすい表現が「get excited」です。

Aさん
How was the party last night? Was it exciting?
訳)昨夜のパーティはどうだった?盛り上がってた?
Bさん
Yes! Some girls were so excited because they had just turned 21 and started drinking.
訳)うん!何人かの女の子が盛り上がってたよ、21歳になったばっかでお酒を飲み始めてたみたいでね。

ここで、注意したいのが「excited」は主語が「人」のときに「人」が「興奮している」「盛り上がっている」と言う意味で、「exciting」は主語が「物」のときにその「物が盛り上がるようなもの」「興奮させるような」という意味で使うので使い分けに注意です。

lively

「lively」は、「生き生きとした」「盛り上がっている」「活気がある」という形容詞です。
Aさん
The street was lively with shoppers.
訳)道は買い物客で盛り上がっていた。
人がワイワイしていて賑やかで活気がある様子によく使います。

heat up

「heat up」で「盛り上がる」「熱が上がる」という意味になります。
heat(熱)が上がる(up)ので、その場にいる人たちが場を盛り上げている様子の時に使えます。
Aさん
The baseball game was heating up!
訳)野球ゲームは盛り上がっていた!
人々が熱中して盛り上がっているときにぴったりの言葉です。
また、議論などが白熱して盛り上がっているときも使えます。
Aさん
The argument started to heat up after Mike joined in.
訳)マイクが入ったとたん議論が盛り上がり始めた。

liven up

「liven up」は、「活気づく」「盛り上がる」「雰囲気を良くする」という意味です。

Aさん
The stadium livened up after he showed up.
訳)彼が現れたらスタジアムが盛り上がった。
雰囲気が良くなってワイワイと盛り上がる様子に使えるフレーズです。
Aさん
The party livened up as soon as Mike arrived.
訳)マークが現れてからパーティが盛り上がった。

rouse

「rouse」は「目覚めさせる」「奮起する」という意味がありますが、「盛り上げる」という意味もあります。
人を鼓舞させたり、奮起させるときに使える英単語です。
Aさん
Her teacher always rouses her students.
訳)彼女の先生は、いつも生徒を盛り上げてくれる(奮い立たせてくれる)。

 

raise one’s spirit

「raise one’s spirit」は、「精神を奮い立たせる」「気分を盛り上げる」「士気を高める」と言う意味です。「spirit」は「精神」という意味です。「精神を高める」という意味で「raise」という動詞を使っています。

Aさん
The purpose of this event is to raise children’s spirits.
訳)このイベントは、子供たちの気持ちを高めることです。

invigorate

「invigorate」は、「~を元気づける」「~にエネルギーを与える」「盛り上げる」という意味です。
少し難しい単語なので聞きなれない方もいますが、カジュアルでない言葉なので丁寧な場面で使えます。

Aさん
I think we need to do something to invigorate our employees.
訳)労働者を盛り上げるために何かをしなければならないと思う。

この「invigorate」は人を盛り上げるときだけでなく、議論やビジネスを盛り上げるときにも使える単語です。

Aさん
I think what the government needs to do now is invigorate the economy.
訳)まず政府がしなければならないことは、経済を盛り上げる(活性化させる)ことだと思う。

heat up

「heat up」は「熱くなる」「盛り上がる」という意味です。

Aさん
The party started to heat up! I am having so much fun!
訳)パーティが盛り上がってきた!とっても楽しいわ!
パーティなどが盛り上がっているときは、「パーティが盛り上がっている」という楽しい雰囲気が伝わりますが、議論などが盛り上がっているときに「heat up」を使うと「より緊張感が出てきた」「状況が激しくなる」などというポジティブにもネガティブにも捉えられるニュアンスで伝わる場合もあります。
Aさん
Things are starting to heat up. Someone need to comment on this.
訳)物事が盛り上がってきたよ。誰かがこれに関してコメントしないと。

話題が「盛り上がる」と言いたい場合の英語表現

話題が盛り上がる。話題になっている様子を英語で紹介します。少し聞きなれない言葉もあるかと思いますが、知っておくと映画や日常会話でよく使われているので便利です。

buzz about

「buzz about」は「~について噂する」「~について話題になっている」つまり、話題としてとある物事が盛り上がっている様子を表す英語フレーズです。
日本語でも近年ん「バズっている」と言いますよね。その「バズ」は「buzz」から来ています。

Aさん
There is a lot of buzz about this restaurant these days.
訳)最近このレストランが盛り上がっています。

蜂が飛ぶ様子が「buzzzz」という音で表現されることから、噂が飛び回っているように噂が飛び回るイメージで使うとよいでしょう。

all over the news

「all over the news」は、「ニュースをに賑わせている」という意味です。「all over」は「至る所に」という意味で、ニュースが至る所に広まって盛り上がっているニュアンスがあります。

Aさん
Did you hear about the news?
訳)あのニュース聞いた?
Bさん
Yes, it was all over the news!
訳)うん、その話題で盛り上がってたよ!

「盛り上がる」は様々な言い方がある

「盛り上がる」は様々な言い方がある

「盛り上がる」は、人が盛り上がる場合と物事個が盛り上がる場合があります。一方の意味でしか使えない英語フレーズと、両方の意味で使える英語フレーズがあるので、多く覚えておくと良いでしょう。

日常的にも、イベントやパーティ、授業でのディベートや世の中のニュースなど様々な場面で盛り上がる瞬間があります。例文を参考に、これらの英語フレーズを使えるようにしましょう。