英語を学ぶ日本人、特にビジネス英語を学んでいる人にとって、英字新聞を読んで世間の情勢を取り入れることは憧れのひとつでしょう。
今これを書いている筆者もそうでした。
実際に英字新聞には社会的な内容、国際社会の出来事が書かれているため「大人が扱う英語」を養うのにピッタリのツールだと言えます。
この記事では、そんな英字新聞について、英字新聞が英語力にどんな風に良い影響を与えるのか、そして英字新聞をどこで買うことができ、英字新聞から社会情勢を取り入れられるようになるかを解説します。
この記事を読み終わる頃には、英字新聞を読むことでどんな風にあなた自身の英語力が磨かれていくかをイメージできるようになっているので、ぜひ最後まで読んでください。
英字新聞が英語力に与える影響
英字新聞を読むことで、以下のような「英語力に与える有益な影響」が期待できます。
- 「英語脳」が作られる
- 「読解力」が養われる
- TOEICのスコアに大きく貢献
順番に見ていきましょう。
1.「英語脳」が作られる
英字新聞を読むことで「英語脳」が作られることが期待できます。
なぜなら「生の情報を、『英語で』取り入れられる」からです。
イメージしやすいように例を挙げるので、少し想像してみてください。
あなたが、あなたの業界について友だちに話す時、あなたの業界知識について教えてもらった上司がよく使う言葉や口調で話していることはありませんか?
筆者の場合は、インターネットビジネスについて教えてくれる友だちが関西の人なので、インターネットビジネスについて話すときは関西弁口調で話してしまうことがよくあります。
この現象は、「知識を取り入れる時に使われた言葉を、そのまま頭(脳)が使う」傾向にあるから起こると考えられます。
ですから、英字新聞を読んで「社会の情報」を「英語で」取り入れることで、社会についての情勢が「英語で」頭の中に描かれるようになります。
すると、社会について頭の中で考えを巡らせるときに「英語」が頭の中を巡るようになるので、「英語脳」が出来ていくわけですね。
こうして、英字新聞を読むことで、「英語脳」が作られていきます。
2.「読解力」が養われる
英字新聞を読むことで、英語の「読解力」が養われることが期待できます。
なぜなら英字新聞が「読解の練習」になるからですね。
例えばTOEICや英検などのテストでは、時間制限の下で理解する必要がありますよね。
制限時間の中で英文を読むと、どうしても読む速さを意識しながら理解する必要に駆られます。
対して英字新聞は「読みもの」なので、書いてある事実を自分のペースで読み進めて理解することに集中できます。
しっかりと主語と述語をハッキリさせた上で読み進めることで、「読む→理解する」のプロセスが無意識に最適化されていくわけです。
また、英語学習に代表される「第二言語習得」の研究では、英会話では「意思疎通」に焦点が当たったとき、英文の内容理解では「文章の意図を理解する」ことに焦点が当たったときが成果を出しやすいことがわかっています。
ですので、「問題に解答する」ことではなく、英字新聞の「内容を理解する」ことに集中できることから、本質的な英語の読解力が養われることが期待できるわけですね。
3.TOEICのスコアに大きく貢献
英字新聞を読むことで、日本で最も有力な英語資格のひとつであるTOEICのスコアに大きく貢献することが期待できます。
なぜなら、英字新聞で使われる英語表現は、ほとんどがTOEICに好んで出題される表現だからです。
TOEICは日本企業が英語力の指標として最も採用されている資格なので、TOEICのスコアで英語力が数字でわかるのはモチベーションの維持に大変役立ちます。
そんなTOEICは、「ビジネスパーソンが使う、日常英語とビジネス英語」を出題するため、まさに英字新聞で扱われるような英語表現で構成されます。
実際にTOEICで長文読解問題にあたるPart7の中には、新聞記事の抜粋形式で出題されるものもあります。
このように、日本で最も有力な英語資格のひとつであるTOEICのスコアに直結する英文をそのまま読めることから、英字新聞を読むことでTOEICのスコアに直結し、モチベーションの維持に大きく貢献すると言えるわけですね。
英字新聞はどこで買える?
英語を学ぶ日本人、特にビジネス英語を学んでいる人であれば、一度は英字新聞を読む姿に憧れた人が多いでしょう。
しかし、いざ英字新聞を手に入れようと思うと「そういえば英字新聞って、どこで買えば良いんだろう?」と疑問に思いますよね。(筆者はそうでした)
英字新聞は、以下の場所で買うことができます。
オンライン
あらゆるものがオンラインで買える現代では、英字新聞もオンラインで買うのが最も有力な手段と言えます。
英字新聞に限らず、新聞もオンラインで契約して電子書籍で読む人も増えています。
オンラインで購読するのであれば、各新聞社の公式ホームページからサブスク形式で契約すれば、いつでもスマホやパソコンから読むことができます。
また、英字新聞を取り扱うWEBサイトに”Fujisan”というサイトがあります。
例えばThe NewYork Timesが出版している日本向け英字新聞のThe Japan Timesは、”Fujisan”を使うことで1部だけを買い、送料無料で送って貰うことも可能なので、「英字新聞を紙媒体で読みたい!」と考える人にはうってつけのWEBサイトだと言えるでしょう。
以上のように、英字新聞を買うために、手軽で人気な手段が「オンラインで買う」ことだと言えます。
大型書店
大型の書店でも英字新聞を取り扱っているところがあります。
例えば、大手の新聞社が取り扱っている英字新聞の公式ホームページをいくつか覗くと、以下の大型書店で取り扱いがあると記載しているところが多かったです。
- 丸善
- 紀伊國屋書店
- ジュンク堂書店
- 三省堂書店
- 不二屋書店など
もちろん上述した書店に必ずあるわけではないので、あなたが読みたい新聞の出版社のホームページを確認して見てみましょう。
また上述した書店の中でも、県庁所在都市内の駅前にある超大型店舗以外には置いてないケースが多いので、その点でも新聞社のホームページから取り扱い店舗を確認してから買いに行くことをおすすめします。
大手新聞販売店
オンラインや大型書店以外にも、大手新聞販売店で英字新聞が取り扱われています。
例えばThe New York Timesが発行しているThe Japan Timesは、朝日新聞系列の販売店(例えば関東地方では朝日新聞、東海地方では中日新聞の取扱店)での取り扱いがあると記載されています。
ただし英字新聞は、一般の大手新聞と違って発行部数が多くないため、「販売店が配達する分の英字新聞のみを取り扱っているため一般の販売分が少ない」というところも多いです。
なのでオンラインや定期購読に比べると、意外にも大手新聞の販売店で購入するハードルは高いと言えます。
一部のコンビニ
一部のコンビニでも英字新聞を取り扱っている場合があります。
特にオフィスが並ぶビジネス街の駅近くにあるコンビニで取り扱っていることが多いです。
上述した「大型書店」のように、全ての店舗で取り扱っているわけではないので確実性は薄いですが、もし職場やお住まいからオフィス街が近かったら見て回ってみるのも手かもしれません。
まとめ
この記事では、英字新聞がどんな風にあなたの英語力を養っていくのか、そして具体的にどんな風に英字新聞を手に入れるのかを解説しました。
ここまでお読みのあなたは、英字新聞を読むことでどんな風にあなた自身の英語力が磨かれていくかを具体的にイメージできるようになっているでしょう。
あとは実際に英字新聞を手にとって実践するだけです。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語学習をより充実したものにできれば幸いです。