日本は日常生活で天気に関する日常会話が非常に多い国です。英語圏だと、1日のうちの四季があると言われるイギリスでも天気の話題は欠かせませんが、中には天気予報くらいしか天気の話題はしないという国もあるそうですよ?

日本は四季折々の天気にまつわる表現が豊かですが、英語ではいったいどのように表現するのでしょうか。英会話スクールなどではスモールトークとして便利なので、ここで天気にまつわる表現を学んでいきましょう!

天気にまつわる基本的な表現

まずは、中学校で習った晴れや雨などの基本的な表現についておさらいしておきましょう!私たちが中学でまとめて習うのは、晴れ、曇り、雨、雪の4パターンです。会話だけなら小学校でも習ったかもしれませんね。

晴れの場合

晴れている時にまつわる英語表現を例文に組み込んでみました。

Aさん
It will be fine tomorrow.
訳)明日は晴れるでしょう。
Aさん
It’s sunny today.
訳)今日は晴れていますよ。

晴れていることを伝えたい時には、fineやsunnyを使います。その他にも、clearが使え、この単語も晴れているという意味で中学校で習います。

ちなみにこれらの単語にはちょっとしたニュアンスの違いがありまして、同じ晴れでも少し意味が違います。例えばfineだったら空気が乾いていてかつ晴れている状態を表しますが、sunnyはsunという太陽を表す言葉が入っているため太陽光がサンサンと降り注いで晴れている様子を表します。そしてclearは雲一つない晴れを意味します。同じ晴れでもその様子に応じて使い分けてみてください。

曇りの場合

Aさん
It’s cloudy today.
訳)今日は曇っていますね。
Aさん
Tomorrow will be cloudy, with rain at times.
訳)明日は、曇り時々雨になるでしょう。

曇りの時に万能な単語はcloudyですね。簡単な単語なので、あとは今曇っているのか明日曇るのか、現在形と未来形などの時制に気を付けて文を作っていきましょう。

雨の場合

雨の場合、日本ではしとしと降る雨から土砂降りまで、その激しさに応じて表現がありますよね。英語では以下のように言います。

Aさん
It’s raining now.
訳)雨が降ってるよ。
Aさん
It will rain heavily tomorrow.
訳)明日は土砂降りみたいだよ。
Aさん
It’s just shower.
訳)にわか雨だね。
Aさん
It was a thunderstorm yesterday.
訳)昨日はすごい雷雨でした。

rainは動詞、rainyは形容詞なので、どちらを使うかによって文法が変わってきます。この辺りは中学の時に混乱した覚えのある方もいるのでは?形容詞を使う場合にはbe動詞が必要であることをお忘れなく。

にわか雨はシャワーと表現する一方で、ゲリラ豪雨で雷まである場合にはサンダーストームを使います。これらはカタカナにしても既に日本語としてわかるくらいの英単語ですよね。

雪の場合

Aさん
It’s snowy today.
訳)今日は雪が降っています。
Aさん
We had a heavy snow yesterday.
訳)昨日大雪が降りました。

雪も、雨と同様に動詞ならsnow、形容詞ならsnowyがあるので、使い方に気を付けましょう。雨や雪が酷い時にはheavyという単語を使います。重いという意味として覚えた方が多いかと思いますが、天気に使うと少し意味合いが異なりますね。

天気予報を聞く時に覚えておきたい単語

特にテレビなどの天気予報を聞く時によく聞く単語があります。これらを知っておけば海外でテレビを見た時にも理解が早いでしょう。

temperature(気温)
high temperature(最高気温)
low temperature(最低気温)
humidity(湿度)
wind speed(風速)
chance of rain(降水確率)

英語でこのような単語を言ってと言われたら無理と思うかもしれませんが、一度見てしまえば意外と簡単な単語で構成されているものもあると気付きませんか?最高気温や最低気温は、highとlowを使っているだけですし、風速も漢字をそのまま英訳したままのイメージですよね。もちろん、TOEICや英検などでも出て来る表現なので、対策している方はぜひここで覚えておきましょう!

暑さ・寒さを英語で表現してみよう

暑さ・寒さを英語で表現してみよう

温度や湿度に関する英単語を覚えたので、ここからは私たちが感じる暑さ・寒さを英語でどう表現するかを学んでいきましょう。夏ならじめじめして湿気が煩わしい時や、猛暑で熱中症を心配するような時もあります。一方で、冬には手指の感覚がなくなるくらい寒い時もありますよね。この微妙な表現ができるようになれば英語のレベルも1段階アップです!

暑さを表す英語表現

Aさん
It’s  warm today.
訳)今日は暖かい。
Aさん
It’s been getting hotter these days.
訳)最近、暑くなってきた。
Aさん
The air was so hot and humid.
訳)めちゃくちゃ蒸し暑い。
Aさん
It was muggy last night.
訳)昨夜は蒸し暑くて不快だった。

夏には暑いと言うことが増えますが、基本的にはhotを使えばOKです。さらに日本の夏は湿度というとても厄介なものがありますから、これについて言及するなら、湿度が高いという意味のhumidや、蒸し暑いという意味を持つmuggyなどを使います。

ちなみにですが、皆さんは湿度の低いカラッとした夏を経験したことがありますか?筆者は大のイギリスマニアなのですが、高校生の時に初海外のイギリスに行くとあまりの快適さにびっくりしました!日差しは日本より厳しいように感じましたが、暑いというよりは刺すような太陽光で、だからここの人たちはサングラスをしているのかと納得したものです。あの快適さを一度味わってしまっては、誰もが日本の夏の気候を恨むでしょう…。

寒さを表す英語表現

Aさん
It’s cloudy and cool today.
訳)今日は曇っていて涼しい。
Aさん
Winter in Hokkaido is freezing.
訳)北海道の冬は凍えてしまうくらい寒い。
Aさん
The weather was cool and dry yesterday.
訳)昨日は涼しくてカラッと乾燥していた。

涼しいはcool、寒いはcoldですよね。これらを知っていれば基本表現は言えます。他に知っておきたい単語と言えば、寒すぎて凍えるような場合に使えるfreezing、湿度が低い冬によく使うdryです。どちらも聞き馴染みはあると思うので、あとはこれらを会話の中でとっさに出せるかどうかですね。会話は常にアドリブですから、日頃から自分の口で言うようにして練習しておくことが必要です。

まとめ

天気に関する英語表現は中学校で一度習うものの、簡単なものしか扱いません。そのため、大人になってから実際に使うようになると「あれ?これってなんて言うんだろう…」と疑問に思うことがあります。天候は、晴れ、曇り、雨、雪、そして暑さ・寒さの6パターンを覚えていればそこそこ思ったことを言えてしまうので、例文を何度も口に出して自ら言えるように練習を重ねてみてください。天気にまつわる英語で助かるのは、そこまで難しい単語を使っていないこと。単語の暗記が苦手な人でもすぐに覚えられるので、あとはすぐに口をついてその表現が出て来るようになるまで繰り返すのみです!