weightは重さを表す英語です。
体重や物の重量のように重さにもいろいろありますが、重いことが重要性というニュアンスにもなります。
weightを使い、これらの表現を英語でどのように表現するのでしょうか?

この記事では、weightが持つそれぞれの意味と正しい使い方を紹介します。ぜひ英会話に役立てられるようにしていきましょう。

ウエイトとは?

ウエイトとは?

ウエイトとは英語weightからきたカタカナ語です。まずは、weightの意味をしっかり理解しましょう。

weightの意味

weightは重さに関係する以下の意味を持っています。

重み(何かの重さの量)
体重(誰かの重さの量)
ウエートトレーニングの道具(運動のために持ち上げたり投げたりするもの)
重要性・影響力・信頼・尊敬

weightはその意味によって可算名詞、不可算名詞と変わります。可算名詞の場合、複数形はweightsにします。
weightは重さや重量を表す古英語gewihtが語源です。

次からは、それぞれの意味を詳しく解説していきましょう。使い方については、ぜひ例文を参考にしてください。

重みを表すweight

ひとつ目のweightの意味は「重み」や「重し」です。
重さと言えば、宅急便で荷物を送るときには重さと大きさで料金が違いますし、スーパーマーケットではお肉のパックにどれくらいの重みが入っているかグラム数が書かれています。このようにweightは日常生活にかなり関わっています。

「重み」の例文

Aさん
What’s the weight of this parcel?
訳)この荷物の重さはいくらですか?

この例文は荷物発送の店舗などで起こり得る会話です。
海外でも重みと大きさによって荷物の送料が異なります。この場合、料金表では重みがweightで表現されます。
例えば、イギリスではweightがsmall/medium/large/X-largeなどに分かれ、それぞれの重みはup to 5kg/up to 10kg/up to 20kg/up to 30kgです。up toとは「最大〜まで」の意味です。海外から日本へ荷物を送る際などは、これらを理解する必要があります。

最初の問いに、お店の人は以下のように答えます。

Aさん
The weight of this parcel is 12 kilograms.
訳)この荷物の重さは12キログラムです。

次は、重しの例文を紹介しましょう。

Aさん
This glass ornament is handy to use as a paperweight.
訳)このガラス製の置物はペーパーウェイトとして使うのに重宝するな。

文鎮やペーパーウェイトなどの「重し」は、何かを押さえつけるための置き物ですね。ちなみに文鎮の英語もpaperweightです。

weightとweigh

weightから”t”を省いた形のweighという動詞があります。
weighはカタカナの発音でウェイ、はかりなどによって「重さ・目方を量る」、手に持って「重さを見てみる」のような意味を持っています。 weightは名詞として使われるのがメインですが、重さを量るというときにはweighと使い分けをしましょう。weighの過去形・過去分詞はweighedです。

Aさん
When the air company staff weighed my suitcase, it was 2 kilograms overweight and I had to pay extra money.
訳)航空会社のスタッフが私のスーツケースの重さをはかったところ、2キロオーバーしていたため追加料金を支払わなければなりませんでした。

weightの関連用語overweightは、荷物の「重量超過」、標準より人が「太り過ぎの」という意味です。

体重を表すweight

ウェイトというと体重がすぐ頭に浮かぶ人も少なくないかもしれません。
体重が増えた減ったというのも体の重さのことですね。ちなみに、身長の英語はheightです。weightもheightも数えられない不可算名詞です。

「体重」の例文

健康に関する会話のためにも、体重関連では以下の表現を言えるようにするのがおすすめです。

  • 体重を減らす lose weight
  • 体重が増える gain weight/put on weight

「体重を減らした」であればlost weightですし、「体重を増やした」ならgained weightと応用しましょう。

Aさん
I want to lose 3kg in weight before my wedding.
訳)結婚式までに体重3キロ痩せたいです。
Aさん
He is underweight and tries to gain weight by building muscle.
訳)彼は低体重なので、筋肉を増強して体重を増やそうとしています。

体重の増減は健康に関係します。
WeightWatchersという体重を管理するプログラムがあります。ダイエットに特化していますが、一時的なものではなく一生を通じた体重キープをコンセプトにしています。面白く分かりやすいネーミングですね。

体重の略語 wt

体重weightは”wt”または”wgt”と略して使われることがあります。
wtは医療略語であり、普段目にすることはあまりありませんが、略語があることだけ頭に入れて起きましょう。

体重の単位 – イギリス

日本では体重を◯◯キロと表示しますが、海外に目を向けると異なる単位で表示されることに気づきます。
筆者の住むイギリスではpound、通貨と同じあのポンドです。しかし体重も貨幣も発音はパウンドのように発します。
※1パウンド=0.4536キログラム

さらに、イギリス人の会話では石のstoneが体重を表す際によく使われます。
I gained half a stone.(ハーフストーンも太っちゃってさ)と言われて、体重の話だとピンときたらイギリス英語通です。ちなみに、1ストーン=約6.35キロですからハーフストーンでもかなりの体重増加です(汗)

道具を表すweights

道具を表すweights

ウエートトレーニングに使う道具の意味もあるのがweight。この使い方の場合は数えられる可算名詞扱いになり、複数のときはweightsにします。

ウエートトレーニング道具の例文

Aさん
I go to the gym 5 times a week and I lift weights every time I’m there.
訳)週に5回ジムに行ってるんですが、行くたびにウエートトレーニング器具を使っています。

ジム通いをする人が多い時代、例文のようにweightsを会話で使う機会があるかもしれません。

重要性を表すweight

ここで重さに直接関係する重さや体重とは違う意味「重要性」のweightを紹介します。

「重要性」の例文

Aさん
I didn’t understand the weight of challenge.
訳)私は挑戦することの重要性をわかっていなかった。

このような文は何かが起こり、していなかったことへの反省を込めたニュアンスです。することによって得られる重み、言葉の重みのようなニュアンスもweightは持っています。

Aさん
The weight of the country seems to be on the athlete’s shoulders as a national player.
訳)代表選手としての国の重みがその選手の肩にのしかかっているようだ。

この選手が背負う責任は大きなものでしょう。pull one’s weightというフレーズを使うと「彼は役目を果たす」という英文を作ることができます。

秤量を表す英語

秤量(ひょうりょう)とは、はかりで重さをはかることであり、はかり得る最大の重さを指します。

「秤量」の例文

博物館で見るような天秤でおもりをはかる時代がありましたね。化学の実験で使った記憶がある人もいるかもしれません。

Aさん
How did people in ancient periods weigh objects?
訳)古代の人たちはどのようにして物を秤量していたんだろう?

例文のように「秤量する」にはweightingの形にします。

まとめ

重さを表す英語weightを紹介しました。
体重や重量のように私たちが知っている意味の他、重要性を表現する単語だということも分かり、weightの世界が広がったのではないでしょうか?

面白いと思ったら、会話にどう使うのかチャレンジすることのweightをぜひ実践に活かしていきましょう。