引数という言葉は、あまり聞き馴染みがないので、どのような意味なのか知らない方もいるでしょう。また、英語では、どのように表現すればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、「引数って英語でなんていう?」をテーマに、引数の意味や、引数という言葉が使用されるシーンに加え、引数の英語表現を紹介します。
さらに、記事の後半では、引数を意味する英語を使った英語例文も紹介するので、ぜひ英語学習の参考にしてください。
「引数」とはどういう意味?
「引数」という言葉は、主にプログラミングや数学の分野で使用されます。
一般的には、関数や操作に渡される値を指します。プログラミングの文脈では、関数が呼び出される際に、その関数に渡されるデータや値が引数として機能します。
引数は関数の定義において、関数が実行される際に必要な情報やパラメーターを提供します。
なお、数学の文脈では、関数の入力としての変数や値を指します。引数が関数に渡され、その関数によって処理されることで、特定の操作が実行されます。
「引数」という言葉はどのような場面で使われる言葉?
「引数」という言葉は、主にプログラミングや数学の分野で使用されます。そのほか、数学でも使用されることがあるでしょう。
専門的な言葉であることから、日常生活において、見たり聞いたりすることは少ないかもしれません。ただ、プログラミングを含むIT業界では、たびたび出てくる言葉なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
「引数」は英語でなんていう?
引数の具体的な意味は理解できたものの、英語ではなんていうのかわからない方もいるでしょう。
引数は英語で、”argument”といいます。発音記号は、άɚgjʊmənt(米国英語), άːgjʊmənt(英国英語)であり、「アーギュメント」となります。
“argument”には、「引数」のほかに、「議論」「口論」「主張」といった意味があり、日常会話では、「議論」や「口論」といった意味で使うことが多いでしょう。
「引数」にまつわる英語
ここでは、引数にまつわる英語を見ていきましょう。
- Parameter: 主にプログラミングの文脈で使用される言葉で、関数に渡される値を受け取る変数を指します。引数は関数のパラメーターに割り当てられ、関数の実行時にその値がパラメーターに代入されます。
- Input: プログラミングの文脈では、関数やメソッドに渡されるデータや値を指すことがあります。この場合、”input”は関数の引数を指すことがあります。
- Variable: 数学の文脈で、関数における操作の対象となる変数や値を指します。特に関数の定義において、変数や値が関数の引数として扱われることがあります。
「引数」という意味の英語を使った英語例文
ここでは、引数という意味の英語を使った、英語学習に役立つ英会話例文を紹介します。ぜひ参考にしてください。
この関数のデバッグを試していますが、引数が正しく渡されていないようです。
ちょっと見てみましょう。関数の呼び出しで、引数の間にカンマが欠けているようですね。
そうですね。気づいてくれてありがとう。すぐに修正します。
問題ありません。正しい引数を渡すと、関数は期待どおりに動作するはずです。
いま取りかかっているPythonの関数について助けてくれないませんか。
もちろんです。どうしましたか。
この関数にいくつかの引数を渡そうとしているんですが、エラーが出てしまいます。
見せてください。あ~。問題がわかりました。引数の一つに間違ったデータ型を渡しているようです。
そうでした。最初に文字列に変換すればよかったんですね。教えてくれてありがとうございます。
問題ないです。もし何かもっと助けが必要なら教えてくださいね。
リストに記載されている数値の平均を計算する関数を書こうとしているんですが、引数の扱い方がよくわからないんです。
ああ、関数がリストを引数として受け取るように、定義する必要がありますよ。
そうですよね。ただ、引数の型を指定する必要があるんですかね。
Pythonでは厳密には必要ありません。しかし、型を指定するとコードの読みやすさが向上し、エラーを早期に検出するのに役立ちますよ。
なるほどですね。では、関数を次のように定義してみます。
それで良さそうですね。これでリストを反復処理して平均を計算できると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「引数って英語でなんていうの?」をテーマに、引数の意味に加え、引数という言葉を使用するシーンについても解説しました。
引数という言葉は、日常会話ではあまり使用しませんが、プログラミングや数学では、たびたび使う言葉です。あまり、聞き馴染みのない言葉ではあるものの、英語学習を進めていくと、こういった難しい言葉・英語も学習していかなければなりません。
ぜひ、この機会に覚えておきましょう。
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