体の部位を英語で表現したいとき、とっさに英語が出てこなくて困ったことはありませんか?
「人の話を聞くときは、手にあごを乗せないでください。」や「太ももをケガしたんです。」など、身体の部位を指して言うときに、「あごって英語でなんて言うんだ…?」「太ももは英語で…?」という感じで困ってしまいますよね。
そこでこの記事では、身体の部位を表す、日本人英語学習者が「とっさに出てこない」英語表現をまとめました。
この記事を読み終わる頃には、身体の部位を適切に英語で言えるようになっているのでぜひ最後まで読んでください。
「体」や「身体」を表す英語表現
「体」や「身体」を英語で表すには、以下の英語表現が使えます。
body
最も一般的に「体」や「身体」を英語で表現できるのが”body”でしょう。
bodyは学校の英語教育の中でも最初の方に習う基本的な表現ですし、英語の勉強以前に「ボディメイク」や「ナイスバディ」のようにカタカナ英語としても馴染みがある表現だからですね。
bodyはとても広い意味で「体」や「身体」を表せる英語なので、一般的な日常会話で「体」や「身体」を表現するときも、医学などの専門的な話題で「体」や「身体」を表現するときも使えます。
figure
「体」や「身体」を意味する英語の表現として”figure”も挙げられます。
”figure”はもともと「姿」を意味する英単語で、そのニュアンスから、「(特に女性の)体型」や「身体のシルエット」を指して使われます。
build
「体」や「身体」を英語で表現するときに”build”を使うこともあります。
前述した”figure”が女性の体型や身体のシルエットを表すときに使われるのに対して、buildは「筋肉質な体格」など、「体格」を表すときに使われます。
女性に対してbuildを使うこともできますが、「女性的な、曲線的な体型やシルエット」を指すときよりも、「細身な体格」や「筋肉質な体格」といった、身体の構造や筋肉のつき方を指して使われる表現だと言えます。
身体の各部位を表す「とっさに出てこない」英語表現一覧
身体の部位を表す英語は、英語の基本表現でありながら、とっさに口にするときに意外にも躓(つまづ)いてしまいがちですよね。
そんな身体の各部位を表す英語表現を一覧にしてみました。
顔周りを表す「とっさに出てこない」英語表現
顔周りの身体のパーツの中で、日本人英語学習者が「とっさに思いつかない」ものを紹介します。
額(ひたい)、おでこ
額(ひたい)、おでこは英語で”forehead”と言います。
頭全体を指す”head”に”fore”がつくことで「額(ひたい)」や「おでこ」を表しています。
”fore”には「前面の」という意味があり、”head”の前につくことで「頭の前面」の意味になって、「額(ひたい)」や「おでこ」の意味になるわけですね。
眉(まゆ)
眉(まゆ)は英語で”eyebrow”と言います。
“eyebrow”は、女性の方が馴染みがある人が多いでしょう。
なぜなら女性はメイクをする機会が多く、眉毛の整え方について、雑誌などで「アイブロウ」や「アイブロウペンシル」といったカタカナ英語が使われているからです。
英語でも同じように”eyebrow”を「眉(まゆ)」や「眉毛(まゆげ)」の意味で使うので、カタカナ英語のイメージで覚えてしまうと良いでしょう。
まつげ
「まつげ」は英語で”eyelash”と言います。
”eyelash”も、上述の”eyebrow”のように、メイクをする機会が多い女性の方が、馴染のある人が多いでしょう。
メイクをする際に「アイラッシュ」とカタカナで表現されますから、カタカナの「アイラッシュ」のイメージで、「まつげ」を連想すると頭に入りやすいですよ。
あご
「あご」は英語で”chin”と言います。
人の顔立ちや表情、しぐさなどを説明する時に使われます。
例えば、「He has a strong chin.(彼は顎がしっかりしている)=顔立ちの話」や
「She rested her chin on her hand.(彼女は手に顎を乗せた)=しぐさの話」
などですね。
「上半身」を英語で言うと?
上半身全体を指して英語で表したい時は”upper body”を使うことができます。
upperは「上の方の」を意味し、bodyは前項でお伝えした通り「身体」を意味します。
upperとbodyを組み合わせて、「身体の上の方」を意味することで、「上半身」を表しているわけですね。
上半身にある身体の「とっさに出てこない」部位を表す英語表現
上半身にある身体の部位の中で、日本人英語学習者が「とっさに出てこない」英語表現として、主に以下の部位が挙げられます。
首
首は英語で”neck”と言います。
首飾りを表す「ネックレス(necklace)」の「ネック」の部分ですね。
胸
胸を英語で言う時は、男性は”chest”、女性は”bust”を使います。
身体のプロポーションの話や、身体測定などで身体のサイズを測るときも”chest”と”bust”を使います。
女性の胸はカタカナで「バストサイズ」と言われますが、男性の胸の話題であまり「バスト」と言い表しているのは聞かないので、「男性はchest、女性はbust」と、この場で覚えてしまいましょう。
背中
「背中」は英語で”back”と言います。
漠然と「後ろ」のことを”back”を使って表しますが、身体の部位を指して”back”が使われると「背中」の意味になります。
腰
「腰」は英語で”waist”と言います。
日本では腰回りをカタカナで「ウエスト」と言いますよね。英語では「ウェイスト」という発音になります。
お腹
「お腹」は英語で”stomach”と言います。
”stomach”はもともと、内蔵の「胃」を表す言葉なのですが、日常的に使うときには身体の部位として「お腹」全体を指して使われます。
「下半身」を英語で言うと?
下半身全体を指して英語で表したい時は”lower body”を使うことができます。
“low”が「下」を意味しますから、”lower”の形になることで「下の方の」を意味し、bodyは前項でお伝えした通り「身体」を意味します。
ですから、lowerとbodyを組み合わせて、「身体の下の方」を意味することで、「下半身」を表しているわけですね。
下半身にある身体の「とっさに出てこない」部位を表す英語表現
下半身にある身体の部位の中で、日本人英語学習者が「とっさに出てこない」英語表現として、主に以下の部位が挙げられます。
脚・足
腰から下の太ももから足首にかけてを指す「脚」は英語で”leg”、足首から下の靴を履く部分を指す「足」は英語で”foot”と言います。
日本語でも「脚」と「足」を使い分けるように、英語でも”leg”と”foot”を日本語と同じように使い分けるわけですね。
太もも
「太もも」は英語で”thigh”と言います。英語の綴り(スペル)からは想像しづらいですが、発音は「ス(thの口で)ァイ」と言います。
例えば、「私の太ももが太い」は”I have fat thighs.”と表現します。
ひざ
「ひざ」は英語で”knee”と言います。
kneeの発音は「ニー」で、know(ノゥ)やknife(ナイフ)のようにKを発音しないタイプの英語です。
ふくらはぎ
「ふくらはぎ」は英語で”calf”と言います。
日常的に使う身体の部位ですが、英語ではあまり聞き馴染みがないかたも多いでしょう。(今これを書いている筆者もそうです)
calfの発音は「カーフ」となります。”calm”(落ち着いた)や”palm”(てのひら)のように、Lをラ行のように発音せずに、伸ばすように発音します。
足首
「足首」は英語で”ankle”と言います。発音が「叔父さん」を意味する”uncle”と似ているので、意識して区別して覚えると良いですよ。
例えば、「足を挫いちゃった」と英語で言うには”I sprained my ankle.”と表現します。
かかと
「かかと」は英語で”heel”と言います。
女性は「ハイヒール」と呼ばれるかかとが高い靴を履くので、馴染みが深い言葉だと言えますね。
「かかとが高いから、ハイ(high)ヒール(heel)」と覚えると、感覚的に覚えやすいですよ。
つま先
「つま先」は英語で”toe”と言います。発音は「トゥー」です。
サッカーを楽しんだことがある方は、つま先でボールを蹴ることを「トゥキック」と呼ぶなどして馴染みがあるでしょう。
またバレエ・ダンスを経験した方であれば、「トウシューズ」という、つま先で立つためのバレエシューズの種類で聞いたことがあるかもしれませんね。
「サッカー、バレエのトゥーって、”toe”から来ていたんだな。」と考えると、toeの意味を連想しやすいですよ。
まとめ
この記事では、身体の部位を表す、日本人英語学習者が「とっさに出てこない」英語表現をまとめました。
ここまでお読みのあなたは、身体の部位を適切に英語で言えるようになっているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語の表現力をより豊かにできれば幸いです。
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