英語の基本中の基本、小学生で最初に習う、というか、先生が授業の最初に教室の皆に聞くお決まりのフレーズが「How are you?」ですよね。しかし、これに対する返答はかなり限られたものではありませんでしたか?「I’m fine.」で返すのが当たり前となっており、これ以外をなかなか言わないということも。実は初対面ではこの方が余計な話が入らず正しい返事ではあるのですが、正直に自分の近況を知らせたい友達にはもっと別な返しをしても良いですよね。今回は、そんなHow are you?に対する返しをたくさん用意したのでスモールトークの参考にしてみてくださいね。

調子が良いと伝える時

調子が良いと伝える時

How are you?と聞かれた時、調子が良かったらI’m fine.以外でどんな表現が使えるのでしょうか。毎回会うたびにI’m fine.と返していると、味気ない答えになってしまうので自分の調子に合わせて単語も変えてみましょう!

ではまず、以下の単語を覚えてみてください。

  • great ―― すごくよい
  • very well ―― とてもよい
  • pretty good ―― とてもよい
  • excellent ―― めっちゃいい
  • awesome ―― ハンパなくいい
  • perfect ―― 完璧
  • in high spirits ―― 気分上々
  • active ―― 元気ハツラツ
  • brimming with health and spirits ―― 心身ともにめちゃくちゃいい感じ
  • oddly energized ―― なんだか妙に元気
  • full of energy ―― 元気いっぱい

最初の方は使えそうな返しだなと思った方が多かったかなと思いますが、最後の方は2語以上になってきて、こんな言い方もあるんだと新鮮だったのではないでしょうか。普通はここまで言わないことの方が多い気もしますが、冗談めかして言ったり、仲の良い友達に言うのであれば後半も積極的に使ってみましょう。毎日こんな風に元気だったらいいですよね!

あまり元気がないと伝える時

あまり元気がないと伝える時

では、反対にあまり元気がない時にはどのように言えば良いのでしょうか。このパターンは学校ではあまり習わなかったと思います。また、ネイティブでも初対面やあまり仲良くない人であれば、余計な会話を引き出さないように典型例としてのI’m fine.を言うこともありますよ。ただ、仲の良い友達だったら正直に言えるでしょうから、その時の自分の調子に合った単語を選べると良いですね。そこから愚痴を聞いてもらえるなんて流れにもなりやすいです。

では調子が良い時に使える表現を覚えた時のように、調子が悪い時に使える表現を覚えてみましょう。

  • could be better ―― あまりよくない
  • not so good ―― よくはない
  • not feel good ―― 気分がよくない
  • bad ―― 悪い
  • feeling blue ―― 気がめいっている
  • feel depressed ――落ち込んでいる
  • in trouble ―― 悩んでいる
  • exhausted ―― 疲れ果てた
  • worn-out ―― バテバテ
  • bushed ―― へとへと
  • dog-tired ―― へろへろ
  • fagged out ―― くたくた
  • drowsy ―― 眠くてぼーっとする
  • in bad shape ―― からだの調子が悪い

厳密ではありませんが、上から順にどんどん調子が悪くなっていくような順番にしてみました。あまり聞き慣れない単語が並んでいますね。単語を多く知らなくてただbadと言うとかなり悪い状況だと判断されてしまうので、表情で困った顔を作ってみたり、加減をすることが大切です。

このように、調子が悪いと相手に伝えると、その原因を知らない相手ならばその原因を問う流れが普通なので、原因まで言えるようにしておきたいですね。それらを例文を踏まえて見てみましょうか。

Aさん
How are you?
訳)最近どう?
Bさん
I’m exhausted because I worked for 12 hours.
訳)12時間働いてもう疲れ切ってるよ。

シンプルに、I’m+形容詞の後、becauseをつけて理由を言えば簡単に調子が悪い原因を追加できますね。

Aさん
How are you doing?
訳)調子どう?
Bさん
I’m feeling blue….
訳)落ち込んでるの・・・。
Aさん
Why?
訳)なんで?
Bさん
Because I’ve lost my new bag.
訳)新しい鞄をなくしちゃったんだもん。

こんな感じで、相手から聞かれてその原因を言うという流れにはなりやすいですね。これは日本語でも同じでしょう。そして落ち込んでいる内容を話しても良いと感じるのは親しい仲の人たちだけなので、それ以外の人にはI’m fine.でOKというわけなのです。

まとめ

How are you?の後にどう続けるか、これは親しい人であればあるほどバラエティー豊かな表現を繰り出した方がより会話っぽくなります。調子が良い時の表現、そうでもない時の表現、めちゃくちゃ悪い時の表現を覚え、その時の自分の調子に合わせて適切な表現がサッと出てくるようにしましょう。そうすれば、相手から言われた時もその単語を知らず意味がわからないと困らずに済みますしね。