シンドロームの意味を完全にマスターしよう!

皆さんは「シンドローム」の意味について、すぐに答えることができますか?

この記事では、英語学習者や日常的に「シンドローム」という言葉を耳にする方に向けて、その意味や使い方を詳しく解説していきます。さらに、シンドロームに関連する言い換え表現や関連語についても紹介中です。

「メタボリックシンドロームも同じ?」といった疑問をお持ちの方にとっても、この記事は参考になります。ぜひ最後までご覧ください。

「シンドローム」の意味は?

「シンドローム」の意味は?

日常生活で耳にすることがある「シンドローム」という言葉ですが、正確な意味や使い方をご存じでしょうか?

この言葉は主に医療や健康に関連する文脈で使われることが多く、特定の症状や状態を表現するのに適しています。

次に、「シンドローム」とは何なのか、その詳細について解説していきます。

「シンドローム」は「症候群」という意味

結論から言うと、「シンドローム」は日本語で「症候群」を意味します。特定の原因や疾患に関連しており、たとえば、メタボリックシンドロームでは、肥満や高血圧、糖尿病などのリスク要因が同時に存在するのです。

例文:

  1. 彼は医師から「メタボリックシンドローム」と診断された。
  2. メタボリックシンドロームは生活習慣病の一因とされている。

”Syndrome”という英単語に由来

「シンドローム」は英語の”Syndrome”に由来しています。この”Syndrome”という言葉は、ギリシャ語の「syn」(一緒に)と「drome」(走る)という語根から成り立っており、複数の症状が一緒に現れることを示す言葉です。

英語の”Syndrome”について、詳しくは「”Syndrome”の単語解説」で解説していきます。

「メタボリックシンドローム」=「代謝症候群」のこと

「メタボリックシンドローム」は、日本語で「代謝症候群」と訳されます。これは、肥満、高血糖、高血圧、脂質異常など、代謝に関連する複数の異常が同時に存在する状態を指す言葉です。

日本では「メタボ」と略されたりもしますが、特に昨今のリモートワーク傾向のある生活では、メタボ予備軍の人たちも増えていることでしょう。

“Syndrome”の単語解説

“Syndrome”という言葉を聞く機会があるかもしれませんが、正確な意味や使い方を理解している方は少ないかもしれません。

この言葉は医療や健康の文脈で頻繁に使われますが、実は日常的にも使える便利な言葉です。まずは、具体的な意味や、どのような状況で使われるかについて詳しく解説していきます。

“Syndrome”は「症候群」を意味する

“Syndrome”は、複数の症状が同時に現れる一連の状態を指す英単語で、日本語では「症候群」と訳されます。

医学的な文脈で使用され、特定の病気や障害に関連する一連の症状が集まっている場合に使われる言葉です。

例えば、「ダウン症候群(Down Syndrome)」は遺伝子の異常によって特定の身体的・精神的特徴が現れる症候群です。

ダウン症候群の方は、筋肉の緊張が低く、多くの場合、発達に遅れがみられます。発達の道筋は、通常の場合とほぼ同じですが、全体的にゆっくりと発達していきます。

参考:国立成育医療研究センター

また、「燃え尽き症候群(Burnout Syndrome)」は、過度のストレスや仕事の疲労によって引き起こされる心身の疲弊状態を指す言葉です。見ての通り、単語の組み合わせによって色々な症状を説明できるので、非常に便利と言えます。

“Syndrome”の品詞と発音

“Syndrome”は「名詞」として使われる単語です。発音は「シンドローム [ˈsɪnˌdroʊm]」となり、日本語の「シンドローム」とほぼ同じ発音であるため、覚えやすいでしょう。

“Syndrome”の例文

例文①:

Aさん
Many people suffer from burnout syndrome due to overwork.

訳)多くの人が過労による燃え尽き症候群で苦しんでいます。

例文②:

Bさん
Some athletes experience overtraining syndrome when they push themselves too hard.

訳)一部のアスリートは、無理のし過ぎでオーバートレーニング症候群を経験します。

例文③:

Aさん
Metabolic syndrome can increase the risk of heart disease.

訳)メタボリックシンドロームは心臓病のリスクを高める可能性があります。

“Syndrome”の関連表現

"Syndrome"の関連表現

“Syndrome(シンドローム)”は、特定の症状や兆候の組み合わせを示す医学的な用語ですが、関連する単語もいくつか存在します。以下は、その関連語の仲の一例です。

  • “Condition” – 状態
  • “Illness” – 病気
  • “Disorder” – 障害

それぞれ例文と共に紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

Condition” – 状態

“Condition”は、一般的に「状態」や「条件」を意味する言葉です。特に医学の分野では、身体的または精神的な健康状態を指します。

例えば、病気や障害がある人の健康状態を説明する際にもよく使われ、時には「持病」といった意味合いで訳す場合もあるのです。

この単語の品詞は「名詞」として使われ、発音は「コンディション [kənˈdɪʃən]」となります。

日本語でも「コンディションが良い」と言ったりしますが、基本的な使い方は同様です。

“Condition”の使い方

Aさん
Her skin condition has improved after using the new cream.

訳)新しいクリームを使い始めてから、彼女の皮膚の状態が改善した。

Illness” – 病気

“Illness”は、「病気」を意味し、特に病状がはっきりしている場合に使われます。

病気というと抽象的ですが、例えば「風邪」や「インフルエンザ」なども”Illness”に含まれるのです。

病状の重さや病気の種類を問わず、幅広く使われるため、日常会話でも使いやすい言葉となります。

品詞は「名詞」に分類され、発音は「イルネス [ˈɪlnəs]」です。

ちなみに”Syndrome” は、特定の症状の組み合わせを指すのに対し、”Illness” は病気そのものを指します。

“Illness”の使い方

Aさん
He took a few days off due to illness.

訳)彼は風邪で、数日休みを取りました。

Disorder” – 障害

“Disorder”は、身体や心の正常な機能が妨げられる状態、つまり「障害」を指します。

これは、精神的な障害でも、身体的な障害でも広く使われる言葉です。例えば、多動性障害(ADHD)や摂食障害(Eating Disorder)などが代表的な例でしょう。

“Disorder” は、通常、原因や根本的な治療法が不明確な場合や、慢性的な問題を説明する際に使われます。

品詞は「名詞」に分類され、発音はディスオーダー [dɪsˈɔːrdər]」です。

“Disorder”の使い方

Aさん
He was diagnosed with a sleep disorder after experiencing insomnia for months.

訳)彼は数ヶ月の不眠を経験した後、睡眠障害と診断されました。

まとめ

こちらの記事では「シンドローム」というカタカナ表現の解説から、英単語の”Syndrome”について広く紹介していきました。

色々な側面からシンドロームについて学んできたので、最後に復習をしておきましょう。

  • 「シンドローム」は「症候群」という意味。
  • 「シンドローム」は英単語の”Syndrome”に由来。
  • “Syndrome”は、特定の原因によって現れる複数の症状や兆候の組み合わせを指す。
  • 日常的にもビジネスや他の分野で「○○シンドローム」という表現が使われることもある。

英語で”Syndrome”を理解することは、健康や医療に関する知識を深めるのにも役立ちます。この記事を出発点として、さまざまな関連表現を活用し、知識を広げていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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