海外に滞在していると、美容院に行きたくなることもあるかもしれません。特に長期滞在なら、一度は美容院に行く機会がありそうですよね。
では、英語圏で美容院に行きたい時にスムーズに会話はできるでしょうか。そもそも「美容院」って英語でなんていうのかな?と悩んでしまう人もいるかもしれませんね。

そこでこの記事では、英語で「美容院」は何というか、そして美容院に行く時に使える英会話表現をご紹介します。

「美容院」を英語で言うと?

「美容院」を英語で言うと?

美容院を表す英語表現は複数存在していますが、よく使われるのは、下記の4つでしょう。

  • beauty salon
  • hair salon
  • beauty parlor
  • beauty shop

アメリカでは美容院のことを「beauty salon」と言うことが多いですが、「hair salon」と言っても問題なく通じます。

イギリスでは「beauty salon」が美容エステ店のような場所を指す場合もあり、「hair salon」と言うことが一般的。その他「beauty parlor」や「beauty shop」といった言葉も用いられます。

「美容院」にあたる英語表現は、地域差もありますが、「hair salon」はどこでも「美容院」と思ってもらえる言葉なので、確実に「美容院」と言い表したいなら、「hair salon」を使うと良いでしょう。
他の表現は、現地の人が使っているときに、美容院の意味だと理解できればOKです。

美容師は英語で?

美容院が「hair salon」なら、美容師はなんと言うのでしょうか。答えは「hairdresser」です。これは、美容院でカットやカラーをしたり、ちょっとしたスタイリングをしてくれる人のことを指します。

似た職業で「hair stylist」という職業もありますが、こちらは美容師というよりは、特別なイベントやショー、モデル撮影など用の特別なスタイリングをする人のことです。
特に自分が美容師だという人は、「hairdresser」と「hair stylist」を混同しないように気をつけましょう。

床屋は英語で?

髪を整えてもらうお店は、美容院の他にも「床屋(理容室)」がありますね。床屋は頭髪を刈ったり、顔剃りができるお店のことです。
英語圏にも美容室とは別に床屋が存在しています。床屋は英語で「barber shop」もしくは「barber’s」といいます。

床屋に行くことがない人には必要ない表現かもしれませんが、床屋に行くことがある人は、こちらも覚えておくと良いでしょう。

美容院で使える英会話表現

美容院で使える英会話表現

日本で美容院に行くときも、予約をしたり髪型を注文したり、何かと会話を交わすことがありますよね。英語圏で美容院に行くときにも、同じような会話をすることになります。
ここからは美容院で使える英会話表現をいくつかご紹介するので、こちらも覚えて美容院行きに備えましょう。

電話で予約をする

美容院を電話予約をする時には、レストランなどの予約と同じようなフレーズが使えます。

Aさん
Can I make a reservation for my hair cut tomorrow at two pm please?
明日の午後2時にヘアカットの予約をしたいのですが。
Bさん
I’m sorry but we are fully booked then. What about three?
申し訳ございませんが、その時間は予約でいっぱいです。3時はどうですか?

Aさん
Three is good for me.
3時で良いです。

Bさん
Great. May I have your name please?
よかったです。お名前をお伺いできますか?

Aさん
Yes, my name is Eileen.
はい。アイリーンです。

Bさん
Thank you very much. See you tomorrow.
ありがとうございます。それでは、また明日。

相手の返答に合わせてアレンジは必要ですが、大体このくらいのことが言えれば、無事予約はできるでしょう。

受付で会話をする

予約した時間に美容院に向かったら、予約をしていることを伝えます。その時の会話例もみてみましょう。

Aさん
Hello, I have a reservation for three.
こんにちは、午後3時に予約をしているのですが。

Bさん
Your name, please?
お名前を教えてください。

Aさん
My name is Eileen.
アイリーンです。

Bさん
Hello Eileen. My colleague will be here for you shortly.
どうも、アイリーンさん。私の同僚がすぐにお伺いします 。

お店に入って「Hello」と声を掛ければ、予約の有無を聞かれることもあります。その場合は、予約していることと、自分の名前を伝えれば、あとはお店のスタッフが案内してくれます。

希望の髪型を伝える

予約や受付での会話は、美容院以外の場面でもよくある会話なので、スラスラ行ける人もいるはず。ですが希望の髪型を伝えるのは、ちょっと難しいですよね。
ここでは、髪を切る場合と染めたい場合に分けて会話例をご紹介します。

髪を切る場合

髪型に関する表現はさまざまですが、伝えづらいと思うならイメージの写真を持っていきましょう「写真のようにしてください」なら、下記のようなフレーズが使えます。

Aさん
I’d like my hair cut like in this picture.
この写真のように髪を切りたいです。

単に短くして欲しいだけなら、こんな言い方ができます。どのくらい短くしたいかは、ジェスチャーで伝えると良いでしょう。

Aさん
I’d like to have my hair cut shorter, please.
髪を短く切ってください。

また、傷んだ毛先だけを切りたい場合はこのフレーズを使いましょう。

Aさん
Can you trim the ends, please?
毛先だけを整えてもらえますか?

そして、髪のボリュームを抑えるためにすきたいなら、このフレーズが使えます。

Aさん
Can you thin out my hair, please?
髪をすいてもらえますか?

この位知っておけば、よほど特別な髪型にしない限りはなんとかなるでしょう。

髪を染めたい場合

髪を染める場合のフレーズもご紹介しておきます。
一番手っ取り早いのは、色見本を見せてもらって、「これにします」と指を指すことでしょう。色見本は下記のフレーズで出してもらえます。

Aさん
I’d like to have my hair dyed. Do you have a colour chart?
髪を染めたいのですが、カラーチャートはありますか?

単に明るくしたいなら、下記のフレーズがおすすめです。

Aさん
I’d like to have my hair dyed a lighter colour, please?
髪の色を明るくしてもらえますか?

白髪染めなら、こう言ってみましょう。

Aさん
Can you colour my grey hair?
白髪を染めてもらえますか?

その他、「髪を切る場合」でご紹介した、写真を見せて「この写真どおりに」というフレーズも使えます。髪を染める場合は、こちらのフレーズを使いましょう。

Aさん
I’d like to colour my hair like in this picture.
この写真のような髪色にしたいです。

英語圏でも気軽に美容院に行ってみよう!

日本での美容院のことを思い出してみると、それほど髪型の専門用語は口にせず、「このくらいの長さに」「髪をすいてほしい」「この色にしたい」のような形で表現していることが多いのではないでしょうか。
それは英語圏でも同じなので、それほど髪型についての英語表現を知っておく必要はありません。不安な場合は、事前にイメージ写真を準備して持っていくのがおすすめです。

今回ご紹介したとおり、それほど難しい表現は使われていませんから、英語圏でもぜひ気軽に美容院に行ってみてくださいね。