ベルギーはヨーロッパの西部に位置する魅力的な国です。首都のブリュッセルにはEUやNATOの本部があり、ヨーロッパの政治的・文化的な中心としても知られています。では、そんなベルギーで英語はどの程度通じるのでしょうか?
この記事では、ベルギーの英語事情や観光スポット、英語で役立つ表現を詳しく解説します。ベルギーに旅行を計画している方はぜひ参考にしてください!
ベルギーってどんな国?
ベルギーはヨーロッパの西部に位置し、フランス、オランダ、ドイツと国境を接しています。首都のブリュッセルは、EUやNATOの本部があり、国際的な都市として有名です。歴史的建築や美味しいチョコレート、ビールもベルギーの魅力!
ベルギーの英語表現とその使い方を確認しましょう。
- ベルギー:“Belgium”
- ベルギーの、ベルギー人の:“Belgian”
ベルギーはチョコレートとビールで有名です。
ベルギーの首都はブリュッセルです。
ベルギーは小さいけれど文化的に豊かな国です。
ベルギーの公用語とは?
ベルギーには3つの公用語があります。地域によって話される言語が異なるため、多言語文化が根付いています。
ベルギーの公用語は次の3つです。
- オランダ語(フラマン語):主に北部で使用
- フランス語:南部で使用
- ドイツ語:東部の一部で使用
小さな国に3つもの公用語があるのは、国境を共有するオランダ、フランス、ドイツに支配されてきた歴史があるから。そのため、ベルギーでは、さまざまなところでバイリンガル表記をよく目にします。これも多言語国家のベルギーならではの特徴です。旅行でベルギーを訪れた際にはそんなところもチェックしてくださいね。
ベルギーで英語は通じる?ベルギーの英語をチェック
ある語学学校が毎年発表する「EF EPI (English Proficiency Index)」という指標があります。これは、世界各国の人々の英語能力について評価しランク付けしたものです。
この指標によると、ベルギーは116カ国中13位にランクインしており、英語力が高い国とされています。そのため、若い世代や観光地では英語が広く通じるでしょう。特に、ブリュッセルやアントワープなどの都市部では英語でなんの問題もなく旅行ができるはずです。
一方、日本は92位。もう少しランクアップしたいものですね…
ベルギーに行ったら絶対行くべき!観光スポットをご紹介
ベルギーを訪れたら、ぜひ観ておきたい観光スポットがたくさんあります。ここでは、いくつかの人気スポットをご紹介しますね。それぞれの魅力を英語と日本語で簡単に解説します。
グランプラス(ブリュッセル)
グランプラスは、ブリュッセルの中心に位置する縦約110m×横約70mの石畳の広場です。文豪ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も豪華な広場」と称したこの場所は、ゴシック様式の市庁舎やギルドハウスと呼ばれる歴史的建築物に囲まれ、その壮麗さで訪れる人々を圧倒します。
特に偶数年の夏に開催されるフラワーカーペットは圧巻で、色とりどりのベゴニアの花が巨大な花の絨毯を作り上げます。グランプラスは、世界遺産にも登録されている名所です。
グランプラスは英語で“The Grand Place”です。
グランプラスはブリュッセルにあるユネスコ世界遺産です。
広場は美しいゴシック様式の建物に囲まれています。
訪問者は2年に一度のフラワーカーペットを楽しめます。
小便小僧(ブリュッセル)
グランプラスから徒歩5分ほどの場所にある小便小僧。ベルギーに来たら誰もが訪れる観光スポットです。17世紀に作られた小さな銅像ですが、現在設置されているのはレプリカ。オリジナルの像は盗難防止のためブリュッセル市立博物館(王の家)に所蔵されています。裸のイメージの強い小便小僧ですが、特別な日にはさまざまな衣装を着せられることもあり、そのコスチューム数は1000着以上とか。なかには日本の衣装もありますよ!
小便小僧は英語で“Manneken Pis”です。
小便小僧はブリュッセルにある小さな男の子の像です。
小便小僧には1000着以上の衣装があります。
毎年多くの観光客がこの象徴的な像を訪れます。
アントワープ中央駅(アントワープ)
「鉄道の大聖堂」として知られるアントワープ中央駅。豪華な建築と広々とした空間が特徴です。駅舎の外観は19世紀末のルネサンス様式、内部はモダンなデザインと歴史が融合しています。ヨーロッパで最も美しい駅の一つとして名高い観光名所です。
アントワープ中央駅は英語で“Antwerp Central Station”です。
アントワープ中央駅は「鉄道の大聖堂」として知られています。
ルネサンス建築とモダンなデザインが融合しています。
訪問者は壮大なドームと優雅な内装に驚かされます。
ノートルダム大聖堂(アントワープ)
アントワープのノートルダム大聖堂はベルギー最大級のゴシック様式の教会です。実は、この大聖堂、日本人にとっておなじみの場所。この大聖堂こそが、アニメ「フランダースの犬」のラストシーンで描かれた大聖堂です。内部には少年ネロが憧れたルーベンスの祭壇画が飾られています。
ノートルダム大聖堂は英語で“The Cathedral of Our Lady”です。
ノートルダム大聖堂はベルギー最大のゴシック教会です。
内部ではルーベンスの絵画を鑑賞できます。
この大聖堂はユネスコの世界遺産に登録されています。
ブルージュ歴史地区(ブルージュ)
ブルージュ歴史地区は「北のヴェネツィア」とも呼ばれ、運河が巡る中世の街並みがそのまま残るとても美しいエリアです。石畳の道や教会、風車などがあり、散策するだけで中世にタイムスリップしたような気分を味わえます。馬車やボートツアーも人気です。
ブルージュ歴史地区は英語で“The historic center of Bruges”です。
ブルージュ歴史地区は「北のヴェネツィア」と呼ばれることがあります。
このエリアは中世の建築で有名です。
ブルージュを歩くと、中世にタイムスリップした気分になります。
まとめ
ベルギーは多文化が融合した魅力的な国であり、英語も広く通じるため、観光や旅行初心者にとっても訪れやすい国です。美しい建築、世界遺産、ここでは紹介できなかった美味しい食事(チョコレートやビール)など、ベルギーには楽しみ方がいっぱい!
次回の旅先の候補にベルギーもぜひ加えてみてくださいね。