忙しい毎日だからこそ、家族との時間や自分の趣味のための時間など楽しみが欲しいところです。でなかったら、何のための人生ですか?!と言うイギリス人の声が聞こえそうです(笑)義務とされるものから解放され、シンプルに楽しむ時間や活動を表す英語がありますがご存知ですか?
この記事では、英語leisureの意味と正しい使い方を解説します。後半には筆者が運営する剣道道場が使用していたイギリスの施設も紹介しましょう。
レジャーとは
日本語でレジャーと言うことがあります。心身をリフレッシュしたり遊ぶためのレジャースポットであったり、ピクニックをするときに芝の上などにひくレジャーシートといったフレーズもあります。
まずは、レジャーがどのような意味なのか、改めて確認するところからスタートしましょう。
レジャーとは「余暇・自由時間」
レジャーとは「余暇・自由時間」を指します。生活をするなかで、仕事でもない家事でもない自由な時間を指し、この時間をいかに自分らしく過ごすかの活動というニュアンスも含みます。こんな時間においては、人が積極的に何かに取り組むことができるでしょう。
余暇の英語leisure
ここからは、レジャーの持つ余暇や自由時間という言葉を英語でどう表現するかみていきます。
leisureで「余暇・自由時間」
leisureはメインで「余暇・自由時間」という意味の名詞として使用される単語です。leisureの発音はléʒə、カタカナ語はレジャーが近くなります。
leisureとは何かの義務から解放された、暇な、自由な時間です。加えて、そういった空いた時間を過ごすための「娯楽・気晴らし」も意味します。個人が好きなもの、快適な時間の過ごし方によってすることは違ってきますが、要は時間の楽しみ方・活動の時間がleisureと言えるでしょう。
そして、leisureは形容詞として「余暇の・暇な・用事のない」としても使用されます。
自分の余暇の時間であればmy leisureやmy leisure timeになります。
ちなみに、leisureの語源は「自由であること」という意味のラテン語licereですので、ここまで紹介したleisureの意味である自由に時間を過ごすというポイントに納得がいくでしょう。
leisureの使い方
leisureの意味を理解したところで、次は使い方を解説しましょう。例文を挙げていきます。
leisureの例文紹介
訳)今週末の余暇をどう過ごそうか考えているんだ。あなたはどう?
訳)私はリラックスするの。何も計画したくないわ。
訳)彼女は自由な時間にゴルフをするのが大好きです。
皆さんもご自分が好きなこと、自由時間に最優先でしていることなどでぜひ英文を作ってみましょう。
leisureとfree timeの違い
ところで、leisureってfree timeのことなの?と考えた方はいませんか?確かに、自由な時間といえばfree timeじゃないですか。そこで2つの英語の違いを以下、簡単に紹介しましょう。
leisure vs free time
旅行のツアーに参加すると必ずといっていいほどfree timeがあります。leisureとfree timeはしばしば同じ意味で使用されます。しかし、leisureは自由時間をより意図して使うニュアンスがあります。一方free timeは単に仕事または何か義務的にすることで占められていない時間・期間を指します。したがって、free timeとしての時間がすべてleisureな時間とは限らない、という点を押さえましょう。
ちなみに、leisureが時間のニュアンスを持つのに対し、recreationは具体的に楽しむアクティビティの意味合いが強い単語になります。
leisure activityの意味
では、ここからはleisureが使われたフレーズの紹介を始めます。ひとつ目はleisure activityです。
leisure activityで「余暇の活動」
leisureな時間があるときにする活動を「余暇の活動」と言い、英語フレーズleisure activityで表現します。あるウェブサイトによると、トップ10の余暇の活動は以下になります。皆さん、何かしていますか?
reading
gardening
music
hiking
puzzle
traveling
cooking
cycling
watching movies
fishing
訳)余暇の活動は、私たちの健康と精神的に健康で安心であることに影響を与える可能性があります。
たしかにスポーツからカルチャー系まで、余暇に自分が好きなことをすれば、気分はリフレッシュし新しい意欲が湧いてきますね。
at leisureの意味
続けてleisureに前置詞atをつけたat leisureを紹介します。どのような意味かイメージできますか?
at leisureで「余暇に」
「この前の余暇に初めてlanguage exchangeに参加してみたよ」
このような会話で「余暇に」というときの英語がat leisureです。
訳)余暇に、ランゲージエクスチェンジのグループに参加できたよ。初めてだったけど楽しかったよ。
at leisureを使えば余暇に、自由な時間があったときに、あんなこと・こんなことをしたんだという会話が英語でできるようになります。
take time off for leisureの意味
次は少し長めのフレーズになります。take time off for leisureの意味をみていきましょう。
take time off for leisureで自分のための時間を確保
まずは、take time off for leisureを2つのフレーズに分けてみます。
take time offは、仕事や学校などで休みをとる際に使われます。そしてfor leisureは、余暇のためにという意味です。したがって、take time off for leisureは「余暇のために休暇をとる」として使われる表現です。
この表現は、仕事やその他の責任からいったん離れ、自分のためにリラックスできる活動をしたり、趣味を楽しむ時間を意識して設けるときに使用します。
訳)彼は休暇をとり、日本の長野で3日間のヨガセッションに参加しました。
このような時間を英語でproductive wayと呼びます。productiveには実りの多い、生産的ななどの意味があります。ヨガはストレス軽減、集中力アップ、エネルギーも向上といった効果が期待できます。
レジャー施設の英語表現
最後は、レジャーをするための施設「レジャー施設」の英語です。筆者もよく利用するイギリスのレジャーセンターも紹介しましょう。
leisure facilitiesで「レジャー施設」
レジャー施設とは単に遊ぶ場所というよりも、人々が心身をリフレッシュしストレスを解消するための施設です。海外でもレジャー施設があり、英語にするとleisure facilitiesになります。facilityに「施設・設備・機関」などの意味があることからも分かりますね。
訳)息子は地元のレジャー施設で水泳を習っています。
スイミングプールがあったり、フィットネスやバトミントンなどができる設備が揃っているのがレジャー施設です。
イギリスのleisure centre
いわゆる日本のスポーツセンターをイギリスではleisure centre(レジャーセンター)と呼びます。centreがイギリス英語でcenter(アメリカ英語)になっていない点もご確認ください。
プール、バドミントンコート、子どものためのソフトプレイ設備からカフェまで揃っているので、家族や友達と利用する人がとても多い活気ある場所です。
訳)今日の午後、レジャーセンターのカフェで会わない?それから、バトミントンを予約してプレーしようよ。
leisure centreで楽しく体を動かせばleisureの目的が達成されますね!
まとめ
leisureとは何かの義務から解放された自由な時間です。加えて、そういった空いた時間を過ごす「娯楽・気晴らし」も意味します。leisureは自由時間をより意図して使うニュアンスがあり、単なるfree timeとは違うこともはっきりしました。ぜひ、今後正しくleisureを使うようにしていきましょう。
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