今回は、英語の“expired”(エクスパイアード)の意味や、validとの違い、”EXP”という略語についてなどを解説します。

expiredは日本語では「期限切れ」や「失効した」という意味を持ちます。

賞味期限や契約の有効期限、ドメインの期限切れなど、さまざまな場面で使われる言葉です。

日常生活で役立つ単語なので、ぜひ参考にしてください。

expiredの意味・使い方

expiredの意味・使い方

最初に、expiredの意味や使い方について解説します。

形容詞としてのexpiredと、動詞としてのexpireの使い方を、それぞれ見ていきましょう。

形容詞のexpiredの意味

expiredは形容詞として、「期限切れの」「無効になった」という意味で使われます。

例文はこちらです。

Aさん

My passport is expired.

(私のパスポートは期限切れだ。)

Aさん

This milk is expired.

(この牛乳は賞味期限切れだ。)

Aさん

His driver’s license is expired.

(彼の運転免許証は失効している。)

このように、expiredはものや食品などの期限に対して、幅広く使える単語です。

動詞のexpiredの意味

expireは動詞で「期限が切れる」「失効する」という意味を持ちます。

以下のように使われます。

Aさん

My passport expires next month.

(私のパスポートは来月期限が切れる。)

Aさん

The contract expired last week.

(その契約は先週失効した。)

Aさん

His membership will expire soon.

(彼の会員資格はもうすぐ失効する。)

動詞のexpireは未来の期限切れを表すこともできます。

validとexpireの違い

validは「有効な」「合法的に認められる」という意味を持ち、expireとは反対の概念です。

例文はこちらです。

Aさん

My passport is valid until 2026.

(私のパスポートは2026年まで有効だ。)

Aさん

This ticket is no longer valid.

(このチケットはもう有効ではない。)

validは「期限内の状態」を、expireは「期限切れ」を表す関連用語なので、セットで目にすることもあるかもしれません。

Bさん

一緒に覚えていて損はないですよ。

EXPは何の略?

EXPは何の略?

“EXP”という単語を目にすることがありますが、これはどのような意味でしょうか?

食品や品物の期限

EXPは、すでに説明しているexpireの名詞形”expiration”(期限切れ)という単語の略です。

消費期限や有効期限を表す際に使われます。

食品や薬品、化粧品などのパッケージなどで目にすることがあるでしょう。

例えば、”EXP 03/25″ と書かれていれば、「2025年3月までが期限」という意味になります。

Bさん

“EXP Date”(有効期限)と表記されることもあります。

ゲーム用語

ゲームにおけるEXPは “Experience Points”(経験値)の略です。

RPG(ロールプレイングゲーム)や多くのビデオゲームで使われる用語で、プレイヤーが敵を倒したり、クエストを達成したりすることで獲得するポイントを指します。

この経験値を一定量貯めると、キャラクターのレベルが上がったり、新しいスキルが解放されたりすることが一般的です。

例えば以下のように使います。

Aさん

Defeating this boss gives you 500 experience points.

(このボスを倒すと500 EXPもらえるよ。)

ゲームによっては “XP” と略されることもありますが、意味は同じです。

賞味期限・消費期限を英語で何て言う?

「賞味期限」や「消費期限」は英語で何と言うのでしょう?

それぞれ、複数の表現があるので解説していきます。

賞味期限 (best before date)

賞味期限は、品質が保たれる期限で、これを過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではない場合に使われます。

英語では”Best by”や”Best if used by”、”Best before”などと表現するのが一般的です。

例文はこちらです。

Aさん

What’s the best before date for this milk?

(この牛乳の賞味期限はいつですか?)

消費期限 (expiration date)

対する消費期限は、安全に食べられる期限で、これを過ぎると食べるべきではないとされるものです。

英語では”Use by”や”Expiration date”、”Expiry date”などが使われます。

例文はこちらです。

Aさん

The expiration date on this meat has passed!

(この肉の消費期限は切れている!)

「ドメイン期限切れ」を英語で何て言う?

「ドメインの有効期限が切れた状態」は、英語で何と表せるのでしょうか?

ドメイン期限切れとは

そもそも「ドメイン期限切れ」とは、ウェブサイトやメールアドレスなどに使われるドメイン名(例: example.com)の登録期間が終了してしまうことを指します。

ドメインは、定期的(1年ごと、3年ごとなど)に更新する必要があり、更新を忘れたり支払いが済まされなかったりすると、そのドメインを使えなくなります。

何らかの理由で更新に失敗すると、ウェブサイトが表示されなくなったり、メールが送受信できなくなったりする可能性も。

期限が切れた後、一定の猶予期間がある場合もありますが、最終的には他の人がそのドメインを取得できるようになることもあるので注意が必要です。

ドメイン期限切れの英語表現

そんな「ドメイン期限切れ」を英語では次のように表現できます。

  • Domain Expired(ドメインが期限切れになった)
  • Expired Domain(期限切れのドメイン)
  • Domain Expiration Date(ドメインの有効期限)

文脈に応じて使い分けましょう。

ドメイン期限切れを表す例文

文章の中では次のように使えます。

Aさん

My domain name is facing domain expiration.

(私のドメイン名がドメイン期限切れに直面している。)

Aさん

You need to renew your domain before domain expiration date.

(ドメイン期限切れになる前にあなたのドメインを更新する必要があります。)

まとめ

今回は、英語の”expired”の意味や、validとの違い、EXPの意味などを紹介しました。

まとめとして、今回の解説内容を再掲します。

  • expiredの意味は、形容詞では「期限切れの」「無効になった」
  • 動詞では「期限が切れる」「失効する」という意味
  • validは「期限内の状態」を、expireは「期限切れ」を表す関連用語
  • EXPは食品では”Expiration”の略、ゲームでは“Experience Points”(経験値)
  • 賞味期限は”Best by”や”Best before”などで表現できる
  • 消費期限は”Use by”や”Expiration date”などで表現できる
  • 「ドメイン期限切れ」は”Domain Expired”、”Expired Domain”などで表現できる

海外では日常生活でよく使う表現なので、何回も復習して覚えておきましょう!

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