「牧師って、英語では何て言うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
また、「神父」「司祭」「司教」など、教会に関わる言葉はたくさんあって、違いがよくわからない…という方も多いでしょう。
この記事では、「牧師」を英語でどう表現するのかはもちろん、「神父」との違いや、関連するキリスト教用語の英語表現について、やさしい言葉で解説していきます。
英語が苦手な方でも読みやすいように、中学レベルの英語と簡単な日本語でまとめました。
教会にまつわる言葉をしっかり理解して、英語の学びに役立てましょう!
「牧師」を英語で何て言う?

「牧師」は英語でどのように表現できるのでしょうか。
牧師の英語はpastor(パスター)
「牧師」は英語で pastor(パスター) といいます。
これは、プロテスタント教会で使われる言葉です。
例文はこちらです。
My father is a pastor.
(私の父は牧師だ。)
The pastor gave a great sermon today.
(今日は牧師さんの説教が素晴らしかった。)
Our pastor helps people in need.
(私たちの牧師は困っている人たちを助ける。)
その他の表現:”minister”や”reverend”
牧師は、pastor以外の言葉でも表現されることがあります。
具体的には以下の用語が使われます。
- minister(ミニスター):特にイギリスでよく使われる「牧師」の意味。
- reverend(レヴァレンド):敬称で、「○○牧師」のように名前の前につける。プロテスタントの文脈でよく見られる。
例文はこちらです。
She became a minister last year.
(彼女は去年、牧師になった。)
Reverend Smith delivered an inspiring sermon at the church yesterday.
(スミス牧師は昨日、教会で感動的な説教を行った。)
「神父」を英語で何て言う?
では「神父」を英語ではどう表現するのでしょうか?
神父の英語はpriest(プリースト)
「神父」はカトリック教会で使われる言葉で、英語ではpriest(プリースト)といいます。
例文はこちらです。
The priest is leading the mass.
(神父がミサを執り行っている。)
I talked to a Catholic priest.
(カトリックの神父と話した。)
The priest prayed for the sick.
(神父は病気の人のために祈った。)
「神父」と「牧師」の違いは?

ここまで読んで「神父」と「牧師」の違いに疑問を持った人もいるのではないでしょうか?
ここでは2者の違いを解説します。
宗派の違いがポイント
神父と牧師の違いは「宗派」です。
- 神父(priest):カトリック教会で活動。
- 牧師(pastor):プロテスタントの教会で活動。
どちらも「教会の指導者」ですが、宗教の流れや教え方が異なります。
結婚できる?できない?
神父と牧師には、「結婚できるか、できないか」という違いもあります。
- 神父(priest):結婚できない(独身を守る必要あり)
- 牧師(pastor):結婚できる
この話題に関連した例文はこちらです。
A priest works in a Catholic church.
(神父はカトリック教会で働く。)
A pastor works in a Protestant church.
(牧師はプロテスタント教会で働く。)
Both guide people in faith.
(どちらも人々の信仰を導く役割です。)
「教会」を英語で何て言う?
牧師や神父の話を扱っているので、関連用語として「教会」の英語も確認しておきましょう。
教会はchurch(チャーチ)
既に例文などで紹介されているように、教会を表す英語は”church”(チャーチ)です。
日常会話でもよく使われる言葉なので、覚えておきましょう。
例文はこちらです。
We go to church every Sunday.
(私たちは毎週日曜日に教会に行く。)
There is a big church in our town.
(私たちの町には大きな教会がある。)
She sings in the church choir.
(彼女は教会の聖歌隊で歌っている。)
建物としての「大聖堂」は?
「大聖堂」は”cathedral”(カセドラル)といいます。
大きな教会で、司教(bishop)がいる場合に使います。
churchは一般的な礼拝堂、cathedralは司教が駐在する教会と覚えておきましょう。
すべてのcathedralはchurchと言えますが、すべてのchurchがcathedralではないことに注意です。
例文はこちらです。
We visited a famous cathedral in Europe.
(私たちはヨーロッパの有名な大聖堂を訪れた。)
「司祭」を英語で何て言う?
次に紹介する用語は「司祭」です。これは英語で何と言うでしょうか。
司祭はpriestでOK!
カトリックでは、「神父」も「司祭」も英語では”priest”と表現します。
日本語で使い分けていても、英語ではあまり区別されません。
ただし、英語では役職や地位によって詳しく呼び分けることがあります。
例文はこちらです。
The priest gave a short sermon.
(司祭は短い説教をした。)
A priest helps people find faith.
(司祭は人々が信仰を持つのを助ける。)
The priest listens to people’s problems.
(司祭は人々の悩みを聞いてくれる。)
「司教」と「司祭」の違いは?
それでは先に少し触れた「司教」と「司祭」の違いは何でしょうか?
「司教」はbishop(ビショップ)
“bishop”(ビショップ) は、カトリックや一部のプロテスタントで使われる「司教」の英語です。
司教は、キリスト教の教会で高い位の聖職者を指します。
階級の違いを簡単に説明
司教と司祭の違いは以下のとおりです。
- 司教(bishop):複数の教会をまとめるリーダー的存在。
- 司祭(priest):神父と同じく教会での活動が中心。
つまり、司教は「司祭たちのまとめ役」といった感じです。
例文はこちらです。
The bishop is visiting our church.
(司教が私たちの教会を訪問している。)
A bishop is higher than a priest.
(司教は司祭より上の立場だ。)
The bishop leads many churches.
(司教は多くの教会をまとめている。)
まとめ
この記事では、「牧師」をはじめとする教会関連の言葉の英語表現と、その違いについて解説しました。
最後に、ポイントをまとめます。
- 牧師の英語:”pastor”が一般的。minister、reverendと呼ぶこともある
- 神父の英語:priest(カトリック)
- 神父と牧師の違い:宗派、結婚できるかできないか
- 教会:church(一般的な教会。礼拝堂)
- 大聖堂:cathedral(司教がいる大きな教会)
- 司祭:priest(神父と同じ意味)
- 司教:bishop(カトリックなどの高位の聖職者)
英語を学び直す中で、こういった宗教に関する単語はニュースや映画でもよく登場します。
意味をしっかり知っておけば、リスニングや読解にも役立ちますよ。
これからも少しずつ、身近な言葉を英語で言えるようになっていきましょう!
【関連記事】


