「英単語が覚えられない…」
「どうしたら暗記できるの?」
「英検5級の単語って難しい?」
お子さんの英検受験を前に、単語学習にお困りではありませんか?

英検5級は、英語を習い始めた方の最初の目標級で、難易度は中学初級レベルとされています。
合格に必要な語数は約600語で、どれも英語の基礎となるものばかりです。

今回は、英検5級合格を目指すお子さんをお持ちの保護者の方へ向けて、おさえておきたい頻出単語と覚え方、効果的な学習法をお伝えします。

英検5級の頻出単語

英検5級の頻出単語

英語の基礎固めにふさわしい英検5級は、リーディング力とリスニング力を測る一次試験で合否が決まります。
5級ではどちらのパートにおいても「単語力」が非常に重要です。
重要単語を覚えておくことが、文の読み取り(リスニングでは聞き取り)、解釈、正答につながり、合格の道が開けます。

5級の合格に求められる単語数は約600語で、中学初級レベルです。
難しい用語はなく、どれも日常会話で使われる基本的な単語や会話表現が多く出題されます。
参考:各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

5級で出題される必ず覚えておきたい単語を品詞別に抜粋して紹介しましょう。

名詞

5級に出てくる名詞は、家族や友人など身近な話題や日常生活に関連するものが中心です。
人の名称、国の名称、季節のほか、食べ物、スポーツ、動物など、日本語でも知っているものが多く含まれます。

人の名称・呼び名 father(父親)
mother (母親)
brother (兄弟)
sister (姉妹)
man(男性)
woman(女性)
student(生徒)
teacher(先生)
friend(友達)など
身の回りのものの名称 book(本)
bag(バッグ)
dog(犬)
car(車)
house(家)
table(テーブル)
chair(イス)など
国の名称 Japan(日本)
China(中国)
Russia(ロシア)
United States(アメリカ)
 Canada(カナダ)
Australia(オーストラリア)
時間・日付・場所の名称 week(週)
month(月)
year(年)
morning(朝)
night(夜)
today(今日)
school(学校)
park(公園)
store(店)
hospital(病院)
library(図書館)など
食べ物 rice(ご飯)
bread(パン)
fruit(果物)
vegetable(野菜)
apple(りんご)
grape(ぶどう)
carrot(人参)
tomato(トマト)
cookie(クッキー)など
スポーツ baseball(野球)
soccer(サッカー)
tennis(テニス)
basketball(バスケットボール)
football(フットボール)など

代名詞

5級には、主語や目的語になる代名詞も出題されます。
代名詞は、他の名詞の代わりとなる名詞で、文の中で非常に重要な役割を果たす単語です。

主格代名詞 I / you / he / she / it / we / you / they
所有格代名詞 my / your / his / her / its  /our / your / their
目的格代名詞 me / you / him / her / it / us / you / them
反射代名詞
myself / yourself / himself / herself / itself / ourselves / yourselves / themselves

動詞

5級では、日常生活でよく使う基本的な動作を表す動詞が中心に出題されます。
存在や状態を意味するbe動詞をはじめ、一般動詞の三人称単数現在形、現在進行形、また助動詞の活用もとても重要です。

be動詞と助動詞 is / am / are(存在、状態)
can(能力、許可、お願い)
will(未来の出来事)
should(助言、勧告)
must(義務、命令)
一般動詞 eat(食べる)
see(見る)
go(行く)
come(来る)
have(持つ)
read(読む)
listen(聞く)
run(走る)
swim(泳ぐ) など

形容詞

5級に出てくる形容詞には、大きさや色、ものの状態や人の感情などを表すものが挙げられます。
形容詞の意味を知っておくと、理解のヒントとなって解答を導きやすくなるのでしっかり覚えておきましょう。

大きさ big(大きい)
small(小さい)
long(長い)
short(短い)
high(高い)
low(低い)など
red(赤)
blue(青)
green(緑)
yellow(黄)
brown(茶)
white(白)
black(黒)
状態 hot(暑い)
cold(寒い)
new(新しい)
old(古い)
fast(速い)
slow(遅い)など
感情 happy(嬉しい)
sad(悲しい)
angry(怒った)
surprised(驚いた)
excited(興奮した)
tired(疲れた)など

以下のサイトでは、5級の頻出単語が一覧チェックできるようになっています。
単語学習を始める際には、そのような単語があるのか、どのくらいの難しさなのか参考にしてみてくださいね。

単語の覚え方のポイント

単語の覚え方のポイント

初級レベルといえど、600語もの単語を一気に覚えようとするのは簡単ではありません。
頻出単語は、ただやみくもに暗記するのではなく、使い方や似たような単語と一緒に、声に出して覚えるのがポイントです。

例文も一緒に覚える

市販の単語帳や辞書には、単語の意味と一緒に例文が載っていることが多く、この例文がとても重要な役目を果たしています。
たとえば、”teniss”を「テニス」だけでなく、”I play tennis.”といった例文と一緒に覚えておくと、動詞の使い方や目的語として用いられることが同時にインプットできますよ。

必ず音読する

単語と例文は、必ず声に出して読むことを推奨します。
スペルを目で見て、音で聞き、声に出して読むことで五感を刺激することは、記憶の定着に非常に効果があります。
単語を覚えるときは、目と耳と口を動かして覚えるようにしましょう。

単語の効果的な学習法

単語の効果的な学習法

単語学習は、例文と一緒に覚え、繰り返し復習することが何よりも重要です。
5級の単語を覚える効果的な学習法を紹介しましょう。

目標を設定する

まずは、5級の合格に必要な600語の習得を目指し、目標を設定しましょう。
1日に覚える単語を決めたら、目に見えるようにスケジュールを組むとわかりやすいですよ。

学習後には、お子さんを褒めることも忘れずに。
「頑張ったね!」と褒めることで、モチベーションの維持も期待できますよ。

自分に合った教材を使う

単語学習では、お子さんに合った教材選びも大事な要素の一つです。
市販の単語帳を活用するも良し、学習アプリやWebサイトを活用するも良し。

お子さんが無理なく楽しく単語学習できる教材を使うことで、効率的に覚え、知識を定着させられます。
無料で使えるアプリやダウンロード可能なプリント教材を活用するのもおすすめですよ。

<単語帳>

<アプリ・無料プリント>

繰り返し復習する

単語の習得には、繰り返し復習することが不可欠です。
全く知らない状態から、「この意味、なんだっけ…」と記憶をたどり、「あ、これ覚えている!」という感覚になるまでには、ある程度の回数が必要なのです。
お子さんが「この前覚えたはずなのに忘れた!」という状況になっても、保護者の方は決して諦めずにフォローし、繰り返し復習していくことがとても大切です。

まとめ

英検5級合格を目指すお子さんをお持ちの保護者の方へ向けて、頻出単語の覚え方と効果的な学習法を紹介しました。

英語の基礎力が問われる5級で出題される単語は、どれも基本的なものばかりです。
600語と聞くと結構多いな…覚えられるかな…と不安に感じますが、保護者の方のサポートと応援により、お子さんのモチベーションは驚くほど高まります。

お子さんに合った教材を見つけたら、親子二人三脚でコツコツと単語学習を続けていくことが大切です。
600単語をマスターして、最初のステップである英検5級合格を目指しましょう!