「好きなおかず」を聞かれたとき、「唐揚げ」と答える人は多いのではないでしょうか。
唐揚げは、子どもだけでなく、大人の「好きなおかずランキング」で1位に選ばれることも珍しくありません。
揚げたての唐揚げは口の中を火傷する危険を感じながらも頬張らずにいられない魅力がありますし、時間が経って冷めてしまってもそれはそれで美味しいものです。
さてこの唐揚げ、英語ではなんて言うのでしょうか。フライドチキンとの違いを聞かれたら英語でどう答えれば良いのでしょうか。

今回は、この唐揚げにまつわる英語についていろいろ紹介します。フライドチキンとの違いや、手羽先の唐揚げや軟骨の唐揚げなどを英語で説明する方法も併せて紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

唐揚げって英語でなんて言う?

唐揚げって英語でなんて言う?

唐揚げは、英語では「Japanese fried chicken」といいます。
唐揚げは外国人の間でも人気があり、日本食レストランなどでも食べられるため、「Karaage」と言っても通じることが多くなりましたが、「Karaage」で通じない場合には「Japanese fried chicken」と言えば理解してもらえるでしょう。
また「Japanese style fried chicken」という表現を使っても良いですね。

Aさん
Yay. There is Karaage in my lunch today!

訳)わーい、今日のお弁当唐揚げ入ってる!

Bさん
What’s that?

訳)唐揚げって何?

Aさん
It’s Japanese fried chicken.

訳)唐揚げは日本のフライドキチンみたいなやつだよ

Bさん
Oh, that looks good. I wanna try some.

訳)へえ、おいしそう。食べてみたいなあ

Aさん
Hmm… I guess I can give you one piece. Just one, okay?

訳)1個だけならあげても良いよ。1個だけだよ

Bさん
A, you’re an angel!

訳)Aさん、マジ天使!

フライドチキンは英語なの?

フライドチキン(fried chicken)は英語です。
friedはfry(揚げる、炒める)の過去分詞形で、fried chickenは「揚げたチキン」という意味になります。
過去分詞を使った表現はよく使われるので、覚えておくと良いですよ。
例えば、fried rice(チャーハン)やfried egg(目玉焼き)などがそうです。
たっぷりの油で揚げる料理を表す場合「deep fried」を使いますが、「fried chicken」はアメリカ南部の「衣をつけて揚げたチキン料理」を指します。

鳥の唐揚げを別の英語で表現するには?

鳥の唐揚げを別の英語で表現する場合、例えばもも肉を使った唐揚げなら「deep-fried chicken thigh」と言っても良いでしょう。
また、むね肉の唐揚げなら「deep-fried chicken breast」になります。
また鳥の唐揚げは予め肉に下味をつけるので「marinated fried chicken」という言い方もあります。
鳥肉の部位を伝えたいのか、調理方法を伝えたいのかによって使い分けると良いかも知れませんね。

Aさん
Wait, are you eating karaage? I thought you said you were on a diet.

訳)あれっ?唐揚げ食べてるの?たしかダイエット中だよね。

Bさん
Yeah, but it’s karaage made with chicken breast, so it’s healthy!

訳)そうだけど、これはむね肉使ってるからヘルシーだもん。

Aさん
Nice try, but it’s still fried.

訳)いやいやいや。どのみち揚げ物でしょ。

農林水産省のホームページで美味しい鳥の唐揚げのレシピを公開していますので、興味のある方は是非そちらを参考に作ってみてくださいね。

唐揚げとフライドチキンの違いを英語で説明するには?

一般的な唐揚げとフライドチキンの違いは「肉に下味をつけるか」「衣に味をつけるか」です。
また両者は見た目も違い、唐揚げは衣が薄いものが多いですが、フライドチキンはしっかりした衣を纏っています。
昔ながらの唐揚げは醬油や生姜、にんにくなどで味付けをしますが、フライドチキンはスパイスを効かせていることも違いのひとつです。

これを英語で説明する場合には、次のような表現を使うのもひとつの方法です。会話形式で確認してみましょう。

Aさん
What’s the difference between karaage and fried chicken?

訳)唐揚げとフライドチキンって何が違うの?

Bさん
Simply put, it’s about whether you season the meat or the batter.

訳)簡単にいうと、肉に味をつけるか、衣(batter)に味をつけるかの違いだね。

ここで使っている「Simply put」は「簡単にいうと」とか「平たくいうと」という意味のフレーズです。

唐揚げ定食って英語でなんて言う?

唐揚げ定食って英語でなんて言う?

唐揚げ定食は、数ある定食メニューの中でもとくに人気の高いもののひとつですが、英語ではどう説明すれば良いのでしょうか。
ハンバーガーショップなどのメニューにもある「セット」は飲み物やサイドメニューが一緒に出てきますが、みそ汁や副菜、漬物などと一緒に出てくる定食に似ていますよね。
この「セット」は英語の「set meal」を略したものです。
そのため唐揚げ定食を英語で説明する場合は、「fried chicken set meal」とか「Deep fried chicken set meal」または「Karaage set meal」と言うことができます。

Aさん
There are way too many set meals… I can’t decide.
I wonder if I can order two main dishes.

訳)定食メニュー、いっぱいあり過ぎて迷うわぁ。メイン料理だけ2つ頼めないかな。

Bさん
Hey, what happened to your diet?

訳)ちょっと、ダイエットはどうしたのよ。

Aさん
You know what they say — “The diet starts tomorrow.”

訳)よく言うでしょ。「ダイエットは明日から」ってね。

Bさん
Hopeless…

訳)ダメだ、こりゃ。

軟骨の唐揚げを英語で言うと?

軟骨の唐揚げを英語で言うと「deep-fried chicken cartilage」になります。
軟骨の唐揚げといえば居酒屋や焼き鳥屋などの定番メニューのひとつですが、外国人にとってはあまり馴染みのない食べ物です。
そのため英語で説明する際には、コリコリとした食感や味についても補足してあげると理解してもらいやすいかも知れません。
では実際に英語でどう言えば良いのか、会話形式で確認してみましょう。

Aさん
What’s this crunchy part in karaage?

訳)このコリコリした部分は何?

Bさん
That’s chicken cartilage. It’s popular in Japanese pubs.

訳)鶏の軟骨だよ。居酒屋でも人気があるよ。

手羽先の唐揚げって英語でなんて言う?

手羽先の唐揚げは、英語で「deep-fried chicken wings」とか「Japanese fried chicken wings」と表現できます。
鶏の手羽先は英語で “chicken wings” なので、そこに「Japanese」を加えると、日本の唐揚げであることが伝わるでしょう。

Aさん
Tebasaki karaage is delicious, but it’s hard to eat.
I can never get the meat off the bone properly.

訳)手羽先の唐揚げって美味しいけど、食べるのが難しいよね。お肉が上手に取れないよ。

Bさん
There’s a little trick to it. First, remove the joint at the end.
Then twist and pull the bones out one by one — the meat stays behind. Give it a try!

訳)ちょっとしたコツがあるんだよ。まず端の関節部分を取り除いて、と。骨を一本ずつ捩じりながら抜き取ると肉だけ残るんだ。やってみて。

Aさん
Awesome! I could eat a ton like this.
By the way, you’re paying today, right?

訳)すごい!これならいくらでも食べられるわ。今日はBのおごりだったよね。

Bさん
I should’ve kept that trick to myself.

訳)教えるんじゃなかった…

まとめ

唐揚げは、専門店ができるほど人気のメニュー。お店によって、また地域によってもその味わいは異なります。
まさに「どれも違って、どれも良い」といったところでしょう。
今回紹介した単語やフレーズは、どれも今日から英会話に使えるものばかりです。
とくにフライドチキンとの違いは「食べれば分かる」なんて言わずに、英語で説明してあげましょう。
学んだら使う、をくり返せば、いつの間にか英語力がついていきます。Let’s try!
また今日の記事と関連してお弁当に関する楽しい過去記事もありますので、そちらも是非併せて読んでみてください。
See you next time!