日本でも海外でも、レストランで食事をすることは楽しみの一つでしょう。
とくに海外旅行に行くと、食文化に触れられる機会であり、旅行の醍醐味とも言えます。
しかし、海外のレストランに行くとなると、不安になるのがコミュニケーションではないでしょうか。予約や入店、注文、お会計などさまざまなシーンでスタッフの方とコミュニケーションを取る機会が発生します。
ただ、レストランで見かける英単語や使う英語フレーズがある程度限られており、いくつかフレーズを覚えておくとスムーズなコミュニケーションが取れます。
そこで今回は、海外のレストランで使える英語フレーズを中心に解説します。
海外旅行に行く際、ぜひ活用してくださいね。
「レストラン」と「restaurant」は印象が異なる
まず、「レストラン」と「restaurant」は、同じ飲食店を指す単語であるものの、イメージが異なるのを知らない方も多いのではないでしょうか。
日本語で「レストラン」と言えば、イタリアンやフレンチ、ホテルに入っているお店など、比較的高級で西洋風の飲食店をイメージするのではないでしょう。「レストランに行こう」と誘われれば、少し単価の高い飲食店をイメージしますよね。
日本の「レストラン」の印象が定着した背景には、明治時代~昭和初期にかけて洋食を提供する場所を「レストラン」と呼んでいたからとされています。そのため、現在でも和食店や定食屋さんなどをレストランとは言わない傾向が強いのです。
一方、英語で「restaurant」と言うと、飲食店全般を指します。単価や提供する料理の種類の関係なく、飲食物を提供する店舗全般を表現できます。
つまり、高級なフレンチ店もファーストフード店もすべてrestaurantに含まれるのです。
レストランでよく見かける英単語
レストランで使えるフレーズを解説する前に、メニューでよく見かける単語を紹介します。
日本語 | 英語 |
盛り合わせ | assorted |
フライパンで炒めた | pan-fried |
塩漬けした | cured |
味付けした | seasoned |
和えた | tossed |
生の | raw |
たたき | seared |
トッピングした | topped with |
まぶした | dusted |
添えて | served with |
前菜 | appetizer |
メインディッシュ | main dish |
サイドメニュー | accompaniments / side dish |
デザート | desserts |
食前酒 | aperitif |
飲み物 | drinks |
お酒 | alcohol |
レストランで使える英語フレーズ
ここでは、レストランで使える英語フレーズについて解説します。
海外のレストランに行った際、食事とコミュニケーションを楽しめると最高の思い出になりますよ。
予約するとき
海外で人気店に行くなら、予約をしてから来店するのがおすすめです。気軽に再来店できないため、席が確保できていると安心でしょう。
まず「予約する」は英語で「make a reservation」のため、「予約をお願いします」は以下のようなフレーズになります。
予約をお願いします。
何名様ですか?
4名です。明日の18時に予約しいのですが。
かしこまりました。明日の18時に4名様ですね。お名前と電話番号をお願いします。
注文するとき
予約をしないケースもあるかもしれませんが、注文は必ず使うフレーズです。
たくさん覚えられない場合、まずは注文の英語フレーズからチェックしましょう。
ご注文はお決まりですか?
はい。/もう少し時間をください。
サラダの付いたチキン料理をください。
これをください。
メニューの読み方がわからない場合は、メニュー名を指して伝える方法もあります。
今日のおすすめは何ですか?
おすすめを聞きたいときに使える便利なフレーズです。
ほかにご注文はありますか?/ご注文は以上ですか?
これは必ずといっていいほど聞かれます。
以上です。
ほかに注文するものがなければ「That’s it.」と伝えましょう。追加で注文する場合は「I’d like~」と言えば問題ありません。
お会計
食事が終わり、お会計をするシーンも必ずありますよね。
お会計をお願いします。
お会計をお願いします。
ふたつのフレーズを覚えておくとよいでしょう。「May I have the check, please?」は丁寧な印象があります。
チップ文化とは?チップを渡すときに使える英語フレーズ
アメリカやカナダ、イギリスなど海外の多くの国では「チップ文化」が根付いています。
日本でチップというと、頑張った時に稀にもらえるラッキーなものという印象が強いのではないでしょうか。
しかし、チップ文化のある国の場合、チップも含めて給料という認識があります。そのため、基本の給料は低めに設定されているケースが多く、チップはもらえて当然という認識が強いです。中にはチップがないと生活できないほど低い基本給のところもあります。
なお、チップの相場ですが飲食代金の10~15%を支払うようにしましょう。よいサービスをしてくれたと感じられれば20%ほど支払うのがおすすめです。
チップの渡し方ですが、チップを含めた飲食代金を支払い、お釣りをチップとして渡す方法と、テーブルにチップを置いて出る方法があります。クレジットカードでチップを支払う場合は、伝票にチップの金額を記入すると飲食代とまとめて支払えます。
もちろん、飲食代はクレジットカード、チップは現金という方法も可能です。
おつりは取っておいてください。(チップとして取ってくださいという意味)
おつりはいりません。(チップとして取ってくださいという意味)
「It’s all set.」は直訳すると「すべて完了した」となりますね。つまり、お会計のやり取りはすべて完了したと解釈でき、「おつりがいりません」→「チップとして受け取ってください」となるのです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はレストランで使える英語について解説しました。
予約の英語は使わなくても済むかもしれませんが、注文やお会計、チップに関する英語はレストランに行くと使うシーンがあるでしょう。
まずは注文の英語フレーズを覚え、徐々に使える英語フレーズを増やしていくのがおすすめです。
また、海外のレストランに行くときは、チップ文化について理解し、スマートな対応ができるといいですね。
ぜひ今回の記事を参考に、レストランでの英会話にチャレンジしてみてください。