「この海苔、パリパリしてて美味しいね」
「学校に行く途中で、芝がパリパリに凍っていたよ」

英語の会話でもパリパリしていることを伝えられたらいいと思いませんか?ある単語によって、それらを表現できます。

この記事では、オノマトペ「パリパリ」の英語”Crispy”について解説します。軽快で心地よい音のイメージを持つ表現を使えるようにしていきましょう。

オノマトペ「パリパリ」の意味とは?

さっそく、パリパリとした食感、メキシコの薄焼きパンであるトルティーヤのパリパリ感などに使われるオノマトペ「パリパリ」が表す意味を確認します。

オノマトペ「パリパリ」とは?

何かが乾いていて噛むと軽快な音がしたり、気温が低くなって寒さで乾燥している状態を「パリパリ」で表現します。薄さがキーポイントであり、例えば薄焼きのお煎餅を食べるときはパリパリ、かた焼きのお煎餅であれば、パリパリよりバリバリというオノマトペがあっているでしょう。このように、「パリパリ」はおもに食べ物の食感を表すために使用されます。

食感のオノマトペ「パリパリ」の英語Crispy

食感のオノマトペ「パリパリ」の英語Crispy

まず、”crispy”を使うときにもっとも多い、食感を表す「パリパリ」について解説しましょう。美味しいものを食べたときに”crispy”を知っていると会話に便利です。

”Crispy”で「パリパリ」

”crispy”のカタカナ語の読み方はクリスピィのようにします。ちなみに有名なドーナツ店にクリスピィ・クリームがありますが、こちらはKrispy Kremeと表記します。

さて、ここで”crispy”の意味を辞書で調べてみます。

Aさん
“Crispy food is hard enough to be broken easily”
訳)パリパリの食べ物は、簡単にこわれるほど硬い。

例えば、サラダせんべいといった薄焼きの煎餅は簡単に割れることから、crispy rice crackerと表現できるでしょう。

参考:Cambridge Dictionary ”crispy”

イギリスのポテトチップス”crisps”

イギリスではポテトチップスを「クリスプス」と言います。イギリスに旅行したり留学したりしたことのある人にはお馴染みのことですね。英語では”crisps”と表記され、これはチップス(フライドポテトのこと)と区別をし、薄切りのサクサクパリパリしている食感を強調するために名づけられました。
crispsはイギリスで大変人気があり、定番スナックと言えます。年間販売量は推定60億袋とも言われますが、”crispy”に関連する言葉として紹介しました。

食感「パリパリ」の英語Crispyの例文

食感「パリパリ」の英語Crispyの例文

ここまで、食感のひとつ「パリパリ」を表現する”crispy”を解説しました。ここでは、使い方を例文でみていきます。

Crispyの使い方

”crispy”は状態を表す品詞である形容詞です。
なお、パリパリの類義語にカリカリがあります。日本語訳にはカリカリも入ってきます。

Aさん
I love crispy chicken skin!
訳)パリパリの鶏皮が大好き!

鶏皮せんべいなど人気のメニューがありますが、外パリパリ、中がしっとりにするには火加減がポイントです。パリパリとしっとりを一緒に口に頬張れば、最高ですね。

Aさん
I always like the texture of something crispy, not soggy.
訳)私は常に、しっとりした食感ではなくって、パリパリしたものが好きです。

この例文に登場している”texture”が食感の英語になります。
また、soggyは「水浸しの」の他、食べ物に水分があったり、茹ですぎでクラクタになった状態を表現する意味があります。したがって、crispyとは反対の食感となります。

Aさん
If you wrap seaweed around a rice ball just before you eat it, it’s nice and crispy.
訳)食べる直前におにぎりに海苔を巻くと、パリパリして美味しいですよ。

先に巻いておくしっとり系おにぎりと、海苔のパリパリ感を楽しむ後巻きおにぎり、どちらも選びがたく美味しいですね。

Aさん
My son wanted to have crispy bacon on his fried egg for his breakfast.
訳)息子は、朝食の目玉焼きにカリカリパリパリのベーコンを乗せたがりました。
Aさん
We really enjoyed the crispy Peking duck at the Chinese restaurant in China town in London.
訳)私たちはロンドンのチャイナタウンにある中華料理店で、パリパリの北京ダックを堪能しました。

家庭でカリカリに焼いたベーコンも、お店で食べる皮がパリパリの北京ダックも、パリパリした食感を楽しむ食べ物は多く人気です。
crispy chicken, crispy seaweed, crispy duckようにしたり、◯◯ is crispy.のパターンで”crispy”をどんどん使ってみましょう。

「パリパリ」に似た英語表現Crunchyを紹介

「パリパリ」に似た英語表現Crunchyを紹介

最後に、Crunchyという単語を紹介します。Crunchyもパリパリに使用されたり、他の食感である「サクサク」や「カリカリ」にも使われることがある形容詞です。

”crunchy”の意味

某アイスクリームでもcrunchy crunchがありますが、”crunchy”は食べ物が「カリッ」や「カリカリ」する食感のときに使用されます。本記事で紹介している”crispy”と比較してより歯応えがあるものに使うことが多い形容詞です。

Aさん
“If something is crunchy, it is firm and makes a short loud noise when it is eaten, pressed, etc.”
訳)何かがクランチーな場合、硬く、食べたり押したりするときに短く大きな音がする。

crispyと同様、crunchyも食感と一緒に、噛んだときの音も楽しむ感覚があります。

参考:Cambridge Dictionary ”crunchy”

”crunchy”の使い方

Aさん
I ate a crunchy apple which is called a Pink Lady.
訳)私は、ピンクレディーと呼ばれるカリカリのりんごを食べました。

イギリスではりんごを食べる際の食感を”crunchy”で表します。

Aさん
Many foods are crunchy, such as carrots, celery, as well as snacks like nuts.
訳)ニンジン、セロリ、またナッツなどのスナックなど、多くの食べ物はクランチーです。

”crunchy”な食感の食べ物は多くありますね。噛むことで健康に良いメリットもありますので、硬い食べ物を積極的に食べましょう。

Aさん
My grand mother is careful when she eats something crunchy because her teeth are weak.
訳)おばあちゃんは歯が弱いので、カリカリしたものを食べるときは注意しているんです。

硬い食べ物が顎や口腔の健康や脳の活性化などに良いとは言え、歯が弱いと欠けてしまうこともありますね。そうなると、先の例文で紹介したcrispyとは反対の英単語で表される食べ物を食べるようになっていきます。さて、その単語とは何だったでしょう?

まとめ

本記事では、オノマトペ「パリパリ」に当たる英語表現”crispy”の意味や使い方を例文とともに解説しました。
「パリパリ」という食感を持つ食べ物には、ぜひ”crispy”を使ってその美味しさや食べた感じを会話で伝えてみましょう。