人や見た目が可愛い、素敵、など外見の話をしたくなることもあるでしょう。そんな時、英語でどのように言えば良いかはわかりますか?
「見た目」「外見」という単語を知っていても、いまいちどんな風にフレーズを作れば良いかわからないという人もいるかもしれませんね。

そこで今回は、見た目についての会話に役立つ表現やフレーズをご紹介します。こちらを参考にすれば、人や物の見た目について、コメントしやすくなるはずですよ。

「見た目」を英語で言うと?

「見た目」を英語で言うと?

まずは「見た目」「外見」を英語で何と言うかをご紹介します。「見た目」や「外見」にあたる英単語はいくつか考えられますが、よく使われるもの且つ使いやすいのは下記の2つの英単語です。

  • Appearance
  • Look/Looks

Lookの方は、「見る」という意味で覚えている人もいるでしょう。しかし、こちらの単語は見た目・外見のことについて話すときにかなりよく使われる言葉です。
ここからは、この2つの単語について意味や使い方を解説します。

Appearanceの使い方

「Appearance」という言葉の動詞は「appear(現れる)」です。そのため、名詞としても「登場」「出演」という意味をもちますが、「外観」「見た目」「容貌」といった意味もあります。

どちらを指しているのかは、ほぼ確実に文脈からわかるでしょう。また、「様子」「状況」といった意味も持ちますから、必ずしも「見た目」だけの意味ではないことに注意しましょう。
見た目を意味する場合には、たとえばこんな感じに使えます。

He is so focused on his own appearance.
(彼は自分の外見にばかりこだわっている。)

Look/Looksの使い方

見た目の話をする場合、「look」は動詞、「looks」は名詞として扱います。前者は動詞のため、主語が三人称単数になればlooksの形を取りますが、品詞が違うことを覚えておきましょう。
「外見」という日本語にピタッと合うのは上記のappearanceの方ですが、外見の話をするときには動詞のlookの方がよく使われています。
簡単な例文をみてみましょう。

動詞のlook
You look gorgeous!
(華やかですね!)※見た目の話

名詞のlooks
I like his looks.
(私は彼のルックスが好きです。)

日本語でも見た目のことを「ルックス」と言うことがありますが、名詞のlooksはほぼそれと同じように使います。

人や物の見た目についての話をしてみよう

人や物の見た目についての話をしてみよう

見た目・外見の話をする時に使う基本的な単語をマスターしたところで、次はそれを会話に生かしてみましょう。ここからは、人や物の見た目についての話をするための会話例文を、テーマ別にご紹介します。

人や物の見た目を説明する

外見の話をする時は、人や物の見た目について説明したりコメントしたりすることが多いはず。まずはそんな例文を作成してみました。

Aさん
Hey, I heard you went to Kinkaku temple. How was it?
そういえば、金閣寺に行ったんだって?どうだった?

Bさん
It was really wonderful! Have you been there?
すごくよかったよ。行ったことある?

Aさん
Not yet. How does it look like?
まだよ。どんな感じだった?

Bさん
Well, it looks almost like a castle! It looked absolutely glorious. You should go there!
そうだな、ほとんどお城みたいな感じだよ。すごく煌びやかだった。ぜひ行ってみて!

これは物の外見を褒める例文ですね。
物の外見についてコメントをする時には、動詞のlookが頻繁に使われます。「どんな見た目だった?」「どんな感じだった?」と聞くときにも「How does it look like?」と動詞のlookを使って質問します。

では次は人の見た目についての例文をみてみましょう。

Bさん
Have you talked to the new guy in your math class, yet?
数学のクラスの新しい奴ともう話した?

Aさん
Hmm… I didn’t realise there was a new guy.
うーん、新しい子がいたなんて知らなかったよ。

Bさん
Are you serious? He looks like Jonny Depp! 
マジで言ってる?彼はジョニー・デップに似てるんだよ!

Aさん
Does he? He must look outstanding, then. 
そうなの?それなら目立ってるはずだね。

Bさん
Yeah, I wonder why you didn’t go crazy for his looks. You are a big fan of Jonny Depp, no?
うん。何で君が彼のルックスに夢中にならなかったのか不思議だよ。君、ジョニー・デップの大ファンなんでしょ?
Aさん
Right. Well, actually I was sleeping in the class today. 
そうだよ。えーと、実は今日、授業中寝てたんだ。

人の見た目についてコメントする時も、動詞のlookを使います。見た目について「~な感じ」「~みたい」「~に似てる」と言いたいときは「look like」を使って表します。
ちなみに例文中の「his looks(彼のルックス)」は「his appearance(彼の外見)」とも置き換えることができます。

見た目と中身どっちが大事?

上記ではlookしか使えていませんが、appearanceは上記のような会話では使われることが比較的少ないためです。
そこで、appearanceが使われそうな会話例文も作ってみました。
Appearanceは、見た目についてコメントをするときよりも、「外見と中身どっちが大事?」だとか、そういう話をする際に「外見」とハッキリ言いたい時に使います。

では、会話例文を見てみましょう。

Bさん
Hey, hurry up! I’ve been waiting for you for ages, you know?
ちょっと、急いでよ!ずっと待ってるんだよ?

Aさん
I know. Give me 5 minutes! I’m working on my hair, and when its done, I’m ready.
わかってる。5分ちょうだい!髪をセットしてるんだ。これが終わったら準備OKよ。

Bさん
Women always takes a lot of time for their appearance. Do you really need to care about it so much?
女性はいつも身だしなみに時間をかけるね。そんなに気にする必要があるかな?

Aさん
Of course! Appearance is very important. Do you know that people judge others by their appearance.
もちろん!外見はとても重要だよ。人は外見で人を判断することを知ってる?

Bさん
I think personality is much more important than how you look, but you know, we are just going to a supermarket.
僕は見た目よりも性格の方がずっと重要だと思うけどさ。僕たちはただスーパーマーケットに行くだけだよ。
Aさん
That’s where we bump into people we know!
そこは知り合いにばったり会っちゃう場所でしょ!

なんとなくappearanceの使い方が伝わったでしょうか。「外見」という時、appearanceがよく使われますが、それとともに例文中にもある「how you look」や「how they look」などもよく使われます。
ぜひ一緒に覚えておいてくださいね。

見た目の話をするときには少々ご注意を!

今回は見た目・外見の話をするときの表現をご紹介しましたが、特に人の見た目についてコメントをする時には気をつけなければなりません。
ネガティブなことを言うのはタブーですが、褒めているつもりでもバカにしているように聞こえることもあるので、十分注意してコメントをしましょう。

特に気をつけなければならないのは「Your appearance is great.」と言うと、「見た目はいいけどね」なんて含みがある言い方に聞こえてしまうこと。ニュアンスがよくわからなかれば「You look great.(すてきだね)」と、lookを使った方が良いでしょう。

見た目の話は日常会話でよく出てくる話題ですから、ぜひたくさん練習して、自然な会話ができるようにしておきましょう。