「英語は『毎日』『少しずつ』が大事」とわかっていても、実際は部活や宿題で毎日バタバタ。気づけば、定期テスト前になってから慌てて単語帳やワークを開く……そんなご家庭も多いのではないでしょうか。
中学生の息子がいるわが家も、まさにそんな感じでした。提出物は何とか終わらせているのに、テストでは思うように点が取れない。親としては「ちゃんと勉強しているはずなのに、どうしてだろう」と戸惑ったものです。
中学の英語は、その場しのぎで覚えるだけでは、なかなか点数につながりません。大切なのは、テスト前だけ頑張るのではなく、ふだんから少しずつ積み重ねていける家庭学習のルーティンです。
今回は、定期テストで困らないために、家庭で無理なく続けやすい英語学習の習慣についてご紹介します。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 中学英語の定期テスト対策では、テスト前の詰め込みではなく毎日少しずつ続ける家庭学習ルーティンを作ることが重要。
- 具体的には単語を毎日書いて覚える・教科書の音読・ワークの見直し・週1回の書けるか確認などを習慣化すると理解と定着が進みやすい。
- 親が細かく教えるよりも、生活の中に勉強の流れを作り、続けやすい仕組みを整えることが英語学習を長く続けるポイント。
英語の定期テストでつまずくのは、「わかったつもり」になりやすいから

中学生になると、英語は小学校までとはぐっと学び方が変わります。会話や音に親しむだけでなく、単語を正確に書くこと、文の形を理解すること、それをテストでしっかり答えられることが求められます。
そのため、「授業は何となくわかっている」「教科書を読めば意味はわかる」という状態でも、テストになると「書けない」「選べない」「並べ替えられない」といったことが起こりがちです。
わが家の息子も「これ、覚えた!」と言う単語を、いざ隠してみると書けないことがよくありました。thと書くべきところがsになっていたり、lとrのつづりを逆に覚えていたり…
本人としては「わかっているつもり」なので、なおさら戸惑っていました。
英語は、前日にまとめて詰め込むよりも、少しずつ繰り返したほうが定着しやすい教科です。だからこそ、テスト前だけ慌てるのではなく、ふだんの中で「少しずつ思い出す」「少しずつ書く」時間を持っておくことが大切です。
テスト前に慌てないために、家庭で続けたい英語の学習習慣

「テスト前になったらまとめて頑張る」というやり方では、英語はなかなか定着しません。単語や文法は、覚えた気になっても、時間がたつと抜けてしまいます。
わが家でも、テスト直前にワークを一気に進めたことがありましたが、その場ではできたつもりでも、少し形が変わると答えられないことがよくありました。
そこでここでは、定期テスト前に慌てないために、家庭で取り入れやすい英語学習のルーティンをご紹介します。
1日10〜15分、単語に毎日ふれる
英語の土台になるのは、やはり単語。ただし、一度にたくさん覚えようとしても、なかなか定着しません。短い時間でも、毎日くり返しふれるほうが覚えられます。
たとえば、1日に5個から10個でも十分。英語を見て意味を言うだけでなく、日本語を見て英語を書くようにしてください。それでその単語を「本当に覚えているか」が見極められるはずです。
わが家でも、ノートを眺めているだけだと「できた気」になっていたのですが、いざ隠してみると書けないことがほんとうによくありました。
うちの息子は、最近の傾向なのか、あまり書かずに覚えようとします。見て覚えたつもりでも、いざ書いてみると「あれ、つづりが違った」と気づくことも。しんどい日は3つでも構わないので、少しでも手を動かして書く時間を作るようにしました。
教科書の本文を音読して、「読める・意味がわかる」を積み重ねる
定期テスト対策というと、単語帳やワークばかりに目が向きがちですが、教科書の本文もとても大切です。
まずは声に出して読んでみる。それだけでも、英語の語順や文の流れに慣れてきます。そこから、意味を確認したり、気になる文を書いてみたりすると、さらに理解が深まります。
音読は地味に感じるかもしれませんが、続けていると教科書の文が自然と頭に残ります。本文の内容理解にもつながるので、家庭学習で、特に取り入れたい習慣のひとつです。
学校のワークやプリントを、提出のためだけで終わらせない
定期テストでは、学校のワークやプリントから似た問題が出ることが多いです。なので、まずは学校で配られたものを使い、しっかり学習しましょう。
ただ、ここで気をつけたいのが、「提出するために1回やって終わり」にしないこと。答えを書いて丸つけをしただけでは、なかなか点数につながりません。
大切なのは、間違えた問題を見直すことです。なぜ間違えたのか、どこで迷ったのかを軽く確認するだけでも、次に同じような問題が出たときに対応しやすくなります。
わが家では、まずは期日までに提出することで精一杯で、見直しまでなかなか手が回りませんでした。あとから振り返ると、テスト前だけ頑張るのではなく、ふだんからワークにきちんと取り組んでおくことが大事だったのだと思います。
息子の学校では「いつやるか」までは細かく決まっていないぶん、つい後回しになりやすかったようです。全部をやり直すのは大変でも、間違えたところだけでも見直すよう、心がけました。
週に一度、「書けるか確認する日」を作る
英語は、見てわかるだけではなく、自分で書けるかどうかが大切です。そこでおすすめなのが、週に一度でも「書けるか確認する日」を作ることです。
たとえば、覚えた単語をテスト形式で書いてみる、教科書の例文を一文だけ書いてみる、並べ替え問題をやってみるなど、簡単な内容で構いません。学校のワークを使って、以前に間違えた問題だけをもう一度解いてみるのもよい方法です。
この時間があると、ただ見ているだけでは気づかなかった苦手が見えやすくなります。しかも、テスト前に初めて焦るのではなく、早めに「ここが弱い」とわかるので、気持ちの面でも少しラクになります。
親ができることは、「教える」より「続けやすい仕組み」を作ること

子どもの英語の勉強を見ていると、親としてはつい「そこ違うよ」「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」と口を出したくなることがあります。実際、わが家でも、テストが近づくと私のほうが焦ってしまい、あれこれ言いたくなることがありました。
でも、毎回細かく教えようとすると、子どもも親もしんどくなってしまいます。英語が苦手になってきているときほど、「しっかり教えなきゃ」と力が入り、かえって机に向かうハードルが上げてしまったこともあります。
家庭学習で大切なのは、親が先生になることよりも、続けやすい流れを作ることかもしれません。たとえば、「夕食の前に10分だけ単語を見る」「土曜日は書けるか確認する日にする」など、やることや時間をある程度決めておくだけでも、取り組みやすさは変わってきます。
生活の流れの中に入れると、続けやすくなる
わが家では、毎週土曜日の朝に喫茶店でモーニングを食べ、そのあと私は仕事、息子は英語の勉強をする、という習慣があります。
自宅でなかなか集中できない息子のために始めたことですが、喫茶店でモーニングを食べるという楽しみもあるせいか、意外と素直に受け入れてくれました。
そうして続けるうちに、「土曜日の朝は英語をする」という流れが、親子どちらの中にも少しずつ根づいていったように思います。
ハードルは、できるだけ低くしておく
とはいえ、毎回きっちりできるわけではありません。気分が乗らない日や、疲れている日もあります。
そんなときは、「今日はとりあえず机に座るだけでもいい」と思うようにしていました。実際、座ってみたら少しだけ単語を見る日もありましたし、本当に座って終わる日もありました。
それでも、完全にやめてしまわないことが、続けるうえでは大事だったように思います。
親にできるのは、全部を管理したり完璧に教えたりすることではなく、その子に合ったペースを一緒に探すことなのだと思います。無理なく続けられる形が見つかると、テスト前の慌ただしさも少しずつ変わってくるかもしれません。
まとめ
定期テストで困らないためには、テスト前だけ慌てて頑張るのではなく、ふだんから少しずつ英語にふれる習慣を作ることが大切です。
単語に毎日ふれること、教科書を音読すること、ワークをやりっぱなしにしないこと、そしてときどき「書けるか」を確認すること。どれも特別なことではありませんが、続けることで少しずつ力になっていきます。
親が全部教えようとしなくても大丈夫です。生活の流れの中に勉強を入れたり、「今日は机に座るだけでもいい」とハードルを下げたりしながら、その子に合った続けやすい形を見つけていけるとよいですね。
まずは、ご家庭で続けやすそうなことをひとつから。小さな積み重ねが、定期テスト前の安心につながっていくはずです。
