英検5級は英語を始めてからまず最初に目標にする試験の代表です。

2020年度から英語教育が小学校5年生から教科として必修化され、英語を学び始めた生徒さん、さらにはその親御さんからも関心が高い試験でもあります。英語は学年によって授業の内容や学習目標が異なり、3・4年生は「外国語活動」、5・6年生は「教科」となっています。

この記事では、英検5級について、最新情報とどれくらいのレベルの試験なのか、合格するにはどれくらい問題に正解すれば良いのかについてお伝えしていきます。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 英検5級は英語初学者向け(中学初級レベル)で、約600語の語彙と基本文法が求められる。
  • 試験対策は単語・文法・リスニング・語順理解を中心に進めることが重要。
  • 合格基準スコアは850点満点中419点(固定)。各技能で6割前後の正答率を目安に、バランスよく得点することがポイント。

2026年度の試験日程

【英検スケジュール】受験日から結果発表、成績表が送付されるまでの日程

まず、2026年度の試験日程を確認しておきましょう。
個人受験と団体・学校受験で試験日程が違いますので、ご注意ください。

2026年度の個人受験の日程は、こちらのリンクで確認できます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/schedule/2026-examinee.html

2026年度の団体・学校受験の日程は、こちらのリンクで確認できます。
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2025/pdf/20251112_info_eiken2026.pdf

2026年度に受験を検討されている方は、試験日程を確認し、合格に向けて準備していきましょう。

英検5級のレベルは?

英検5級のレベルについて、英検の主催者である「日本英語検定協会」は以下のように記載しています。

推奨目安:中学初級程度

出題目安:英語を習い始めた方の最初の目標。家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。英語の基礎固めに最適です。

引用:日本英語検定協会

上記で言っているように、「英語を習いはじめの人がまず初めに目標にするレベル」であることが伺えます。

英検5級が英検の中でも、一番初めの級として設けていることからも頷けますね。

とはいえ「中学初級程度」と言われると少し抽象的なので、次のように思う方もいらっしゃるかと思います。

Aさん
「もう少し具体的に、英検5級にどんなレベルの問題が出されるのかを知りたい!」

なので、もう少し具体的に英検5級のレベルについて深掘りしていきましょう。

英検5級の単語レベル

英検5級では、約600語レベルの英単語が出題されます。

実際に英検5級合格を目指すための英単語帳の多くは、約600語レベルの英単語が収録されています。

約600語レベルの語彙力は、小学校を卒業、中学校に入りたての語彙力に相当します。(参照↓)

実際のコミュニケーションにおいて必要な語彙を中心に、小学校で600〜700語程度(中略)を指導することとして整理している。

出典:文部科学省 中学校学習指導要領解説 外国語編(平成29年 7月)

以上のことから、英検5級のレベルの目安である「中学初級程度」とは、具体的に単語レベルでいうと「600語〜700語レベル」だといえますね。

それでは、具体的に「600語〜700語」からどんな英単語が出題されるのかを見てみましょう。

日本英語検定協会は、実際に出題された英検各級の過去問を公式ホームページで見ることができます。

その中から、英検5級で実際に出題された過去問をいくつか見てみましょう。

A : Look at that (   ) over there, Jack.
B : Wow! The water is very blue.

1. class  2. river  3. foot   4. textbook

 

A : Hello, Mr. Green.
B : Hi, Sara. Please come in and (   ) down.

1 . sit   2. help  3. sing  4. listen

2022年度 5級第一回実用英語技能検定より抜粋

このように、意地悪なひっかけ問題やひねりの効いた問題はあまり出題されず、選択肢の単語の意味を知っているかを純粋に問われる問題が多いです。

他にも英検5級で出題されている英単語をリスト化していくので、「英検5級で出題される英単語はこういうレベルだ!」という感覚を得るのに役立ててください。

  • fruit
  • foot
  • tall
  • young
  • sleep
  • run
  • make
  • violin
  • kind
  • thirsty
  • enjoy
  • cloudy

2022年度 5級第一回実用英語技能検定より抜粋

英検5級の文法レベル

英検5級の文法レベル

英検5級では、学校科目としての英語の最初のレベルである中学1年生レベル(2020年度からは小学校5年生レベル)から文法問題を出題されます。

学校科目としての英語の最初のレベルである中学1年生レベル(2020年度からは小学校5年生レベル)の詳細については、文部科学省 中学校学習指導要領解説 外国語編(平成29年 7月)の付録7にて確認できます。(137ページ)

実際に英検5級の過去問を3回分確認してみると、以下の文法問題が確認できました。

  • 命令文
  • 人称代名詞の活用(I my me mineなど)
  • 助動詞+動詞の原形
  • 動詞の活用形(be, is, are, was, were, Do, Does, Didなど)
  • 現在進行形
  • 疑問詞の形(WhoとWhoseなど)

英検5級の大問1 は15問ありますが、(12)~(15)の4問は、英文法の知識を問う問題が出ます。

英検5級で実際に出題された過去問をいくつか見てみましょう。

A : Tom, please ( ) the window.
B : Yes, mom.

1 . open 2. opens 3. opening 4. to open

 

A : Are you and Tom from Canada?
B : Yes, ( ) are.

1 . I 2. we 3. our 4. ours

2024年度 5級 第二回実用英語技能検定より抜粋

上の問題は、please の後に入れる動詞の形を選ぶ問題です。please の後には動詞の原形が来るので、1. openを選ぶべきですが、小学生でこれが選べない子もいます。

下の問題では、主語が you and Tom (あなたとトム)ですから、「あなたたち」と捉えて、答える場合は、「私たち」として 2. we を選ぶべきです。

さらに、英検5級で大問3で語句整序問題(単語やフレーズを並び替えて正しい英文にする問題)が出題されるので「英語の語順」という側面でも英文法知識が必要です。

あなたはどうやって駅に行きますか?
( ①go ②do  ③ how ④ you ) to the station?

健二はどこにキャンプに行きますか?
( ①does ②Kenji  ③ where ④ go ) camping?

2024年度 5級 第3回実用英語技能検定より抜粋

語句の整序問題では、1番目と3番目の単語を選び、その並びになっている選択肢を選びます。

上の問題では、How do you go to the station?なので、1番目―3番目は③-④ですので、その選択肢を選びます。

下の問題では、Where does Kenji go camping?となので、1番目―3番目は③-②ですので、その選択肢を選びます。

ただし、試験全体の出題数で言えば、純粋な英文法を問われる問題は英検の性質上少ないといえます。(具体的には大問1の15問のうち4問程度が文法問題)

なので、英検5級の文法対策は、大問1の4問程度の文法問題と、大問3の語句整序問題の対策がメインとなるでしょう。

 

英検5級のライティング対策

英検5級のライティング対策

 

英検5級のライティング対策は、大問3の語句整序問題の対策がメインになります。

なぜなら、英作文問題は3級以上で出題され、5級と4級では出題されないからです。

なので、英作文の要素を含んだ語句整序問題が実質のライティング科目だといえます。

語句整序問題では、英語の語順やかんたんな構文を理解しているかを問われます。

ですので、ドリル形式の参考書や解説付きの過去問に取り組んで、体感的に英語の語順と構文を身につけるのが効果的です。

小中学生が体感的に英語の語順を構文を身に付けたい場合、文法の説明なども聞いた上で、正しい英文を口に出してアウトプットすると、とても効果的です。

英検5級のリスニング対策

英検5級では、リスニングテストがあります。リスニングの問題は、Part 1、Part 2、Part 3の3部形式です。第1部は10問、第2部は5問、第3部は10問で、合計25問のリスニング問題が出題されます。

第1部では、男性か女性の短い発言の後に続く自然な発言を選びます。会話の内容を補助するために、イラストが付いています。

第2部では、男女の短い会話文の後に、短い質問があり、質問の答えを選択肢から選びます。男女の会話文の内容がよく分からなくても、質問をしっかり聞き取っていれば、男女の会話文をもう1回聞いた時に答えが選べるでしょう。第2部で正答率を上げるポイントは、疑問詞が何かをしっかり聞き取って、男女の会話文からその答えを見つけ出すことが重要です。

第3部は、イラストを見てその状況を説明する英文を、1~3の選択肢の中から選びます。3つの選択肢の英文は、どこか1ヶ所が異なります。異なる箇所は、名詞だったり、動詞だったりしますが、絵に合うものを選びましょう。

5級ではすべての問題が2回読まれます。リスニングが得意な人は、2回目は聞かなくても正しく回答できると感じるでしょう。小学3年生から英語の授業を受けている生徒さんや英語圏の国で生活されているお子さんは、英検5級のリスニングテストは比較的簡単だと感じる人が多いのではないでしょうか。

日本英語検定協会によると、2級以下では各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格しています。リスニングは25問なので、6割の15問以上の正解をひとつの目安にしましょう。

リスニングテストの出来具合については、個人差があります。周りの大人が、各設問を2回読んでいるし簡単だろうと思っていても、難しく感じるお子さんもおられるようです。合格基準に達していなければ、リスニングテストの英文スクリプトを見せて、お子さんに読ませ、詳しく説明してあげるのも効果的です。

英検5級の本番試験までに、過去問を使ってリスニングテストを受けてみて、あまり点数が取れていなければ、必ず対策を講じるようにしましょう。対策を講じて、何回か練習することで、リスニングテストの点数はきっと上がってくるでしょう。

英検5級の合格点は?何点取れば合格?

英検5級の合格点は?何点取れば合格?

英検5級の合格基準スコアは、850点満点中419点です。この点数は試験の回によって変わらず、級ごとに固定されています。

英検では2016年度から「英検CSEスコア」という採点方式が使われています。5級はリーディングとリスニングの2技能で、それぞれ425点満点、合計850点満点です。この合計が419点以上であれば合格です。

ただし、CSEスコアは各回の全答案を採点したあとに統計的な方法で算出されます。そのため、同じ正答数でも回によってスコアが変わり、「何問正解すれば合格」とは言い切れません。

また、CSEスコアは技能ごとに均等に配分されています。リーディングとリスニングのどちらかに偏らず、バランスよく得点することが大切です。

日本英語検定協会のホームページでは、正答率の目安について以下のように説明されています。

正答数の目安を提示することはできませんが、2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。

引用:日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」

以上のことから、リーディングとリスニングのそれぞれで6割以上の正解を目指すのが妥当といえます。

なお、英検5級にはスピーキングテストもありますが、合否には関係しません。5級の合否は、リーディングとリスニングの一次試験だけで判定されます。

学研のKiminiオンライン英会話が主催する英検合格コース

英検を運営している日本英語検定協会は、日本の教育を司る国の機関である文部科学省が後援しています。

従って、英検は学校の科目としての英語教育との相性がとても良いです。

学研は学習塾や教育サービスを古くから手掛けてきた老舗の会社です。

そんな学研の主催する英検合格コースは、学校の英語教育と相性が良い英検に非常に高い効果が期待できます。

英検5級は簡単!という印象をお持ちの方が多いですが、小学生で英語を始めたばかりのお子さんや英語が得意でないお子さんにとっては、英検5級でも難しく、なかなか点数が取れなかったりします。そこで、何かしら英検5級対策のトレーニングが必要です。

オンライン英会話で、英検5級対策コースを受講するというのも1つの方策です。

英検5級に合格するだけでなく、英検5級レベルの英語力を使ってしっかり話せるようになるコースなのでぜひ参考にしてみてください。↓

学研のKimini英会話主催 英検5級合格コース

よくある質問

英検5級の合格点は何点ですか?

英検5級の合格基準スコアは、850点満点中419点です。リーディングとリスニング(各425点満点)の合計で判定され、この点数は試験の回によって変わりません。

何問正解すれば英検5級に合格できますか?

英検のスコアは各回の答案をもとに統計的に算出されるため、「何問正解すれば合格」とは決まっていません。日本英語検定協会によると、2級以下では各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格しています。

英検5級にスピーキングテストはありますか?

あります。ただし、スピーキングテストは級の合否には関係しません。5級の合否は、リーディングとリスニングの一次試験だけで判定されます。

まとめ

この記事では英語を始めてまず最初に目標になる英検5級についてお伝えしました。

英検5級は、英単語・熟語をしっかり覚えて、基本的な英文法も学習し、リスニング問題も過去問を解いて練習すれば、合格できる試験です。

昨今では、小学生で英検5級を受験して合格する人も増えてきていますが、英検5級合格のためには、基本的な英文法を学習したり、単語をたくさん覚えたり、リスニング問題を解いて練習したりなど対策が必要です。

Kiminiオンライン英会話の英検®5級合格コースは、リーズナブルな料金で気軽に始められて、英検5級合格のための対策がしっかりできるので、試してみられてはいかがでしょうか。自宅でレッスンが受けられるので、送り迎えが要らないという利点もあります。

ここまでお読みのあなたは、英検5級に向けてまず何に取り組めば良いか、どんなレベルの問題が出るのか、どれくらい問題に正解すれば良いかについての知識を十分に持っているでしょう。

この記事でお伝えしたことが、英語学習をより豊かにできれば幸いです。

英検対策をまとめて確認したい方はこちら

英検対策完全ガイド|5級〜1級の勉強法・面接対策を見る

投稿者アバター
Eddie 英語学習ライター / English Learning Writer
英語模試34点から150点へと大幅にスコアを伸ばした経験を持つライター。留学や英文事務の実務経験を活かし、再現性の高い英語学習法を発信している。