皆さんは「notedってどういう意味ですか?」と聞かれて、すぐに答えられますか? “noted”は形容詞として使われる場合と、動詞として使われる場合で意味が違い、知識がないと使いこなすのが難しい単語です。
そこで、本記事では、“noted”の形容詞と動詞の意味、それぞれがどういう状況でどんなふうに使われるのか、”note“という動詞から派生した他の形容詞についても解説します。
この記事を読めば、“noted”の形容詞と動詞の意味だけでなく、その使い方や派生の形容詞についても理解できるようになります。
形容詞 noted と動詞 noted(noteの過去形)の意味
前述の通り、“noted”は形容詞として使われるのか、動詞の過去形として使われるのかによって、意味が違ってきます。品詞による意味の違いについて、詳しく見ていきましょう。
動詞 noted (noteの過去形)の意味
動詞 noteには、次のような意味があります。
1.書き留める
訳)あなたの考えを1枚の紙に書き留めなさい。
動詞noteの第一義は「書き留める」で、write down と似たような意味で使われます。「書き留めるための本」という意味で、notebook「ノート」という単語ができたことが分かりますね。
2. 注目・留意する
訳)価格は予告なしに変更することがありますので、留意してください。
訳)日本の関東地方の美容室は火曜定休が多いので、ご留意ください。
noted と過去分詞形になると「注目された、留意された」という意味で、次の文のように「承知した」と訳されます。
訳)あなたのご意見は承りました。
形容詞 noted の意味
では、形容詞 noted はどのようになるのでしょうか。形容詞 noted は「注目された」という意味がさらに発展して「有名な、著名な」という意味になります。例文を見てみましょう。
訳)ハワイは日本人にとって、観光名所として知られています。
訳)日本は桜の花と富士山で有名です。
形容詞 noted は “famous”や”known”と同じように「有名な、著名な」という意味で使われています。
be noted as ~ 「~として有名である、知られている」
be noted for ~ 「~のために有名である、知られている」と覚えておきましょう。
形容詞 notable の意味
形容詞 noted の意味は分かりましたが、形容詞 notableはどういう意味になるのでしょうか。
note + able が一語になったのが notableですが、「注目することができる」から、notableは「注目に値する、注目すべき」という意味になります。notable は、”remarkable” や “significant” と似たような意味です。
訳)新キャンペーンの開始以来、売上は顕著に伸びています。
訳)彼女のそのプロジェクトへの貢献は特に注目すべきで、その成功を確実にするのを助けました。
ビジネスで使われるnotedの例文
動詞 noted と形容詞 noted の意味の違いや使い方について見てきましたが、ビジネスで使われるnoted の例文をチェックしてみましょう。
訳)その会社は顧客サービスに対する革新的なアプローチで有名です。
訳)そのCEOは苦境にある企業を立て直し、黒字化させたことで知られています。
訳)破産寸前の会社を救って黒字化したCEOはいますね。
noted「了解した」の意味
先ほど動詞 notedの意味について説明しましたが、動詞 noted には「了解した/承知した」の意味もあります。どういう状況でどんなふうに noted「了解した/承知した」を使うか、チェックしてみましょう。
訳)私たちはウェブサイトを最新の製品写真で更新する必要があります。
訳)了解しました。私がそれをやります。
訳)来期はデジタル・マーケティングにもっと注力する必要があります。
訳)承知しました。私がそのためにプランを練り始めます。
訳)新しい価格体系で契約書を改訂してください。
訳)了解しました。すぐに更新版を送ります。
訳)提案書には必ずリスク評価を含めてください。
訳)了解しました。そうします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。形容詞 noted と動詞 noted の意味の違い、どういう状況でどんなふうに使うかについて、お分かりいただけたら幸いです。
形容詞 noted は「有名な、著名な」という意味になり、動詞 noted は「注目・留意する」の過去形が発展して「了解した / 承知した」の意味になります。ビジネス文書でnotedという単語が使われることも多いですが、文書や会話でnotedが出てきても、もうあせらずに意味がとれるようになりますね。
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