今回は、「印象って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「印象に残る」「印象的」など、印象にまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「印象」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「印象」という言葉の意味は?

「印象」という言葉は、物事や人に対して抱く感覚や感情、形成されるイメージを指します。

初めて出会った時や新しい情報に接した際に受ける感覚を指すことが多い言葉です。

視覚的な要素や相手の態度、言動など、さまざまな要素で受ける印象が変わります。

また、「印象」は心理学的な観点からも重要な概念で、個人の経験や価値観に基づいて異なる解釈が生まれることがあります。

具体的には、同じ出来事を経験した場合でも、人によって印象は異なるため、個人の主観が大きく関与するのです。

なお、印象はコミュニケーションや対人関係において重要なポイントであり、良い印象を与えることは、信頼関係を築く上で非常に重要です。

「印象」は英語でなんていうの?

「印象」は英語でなんていうの?

では、「印象」とは英語で何と表現するのか見ていきましょう。

「印象」は英語で「impression」「impact」「perception」という単語で表現されます。

しかし、使用する英語表現によって意味合いやニュアンス、使用するシーンが変わるため、違いを見ていきましょう。

impression

「impression」は、「印象」「感銘」「気持ち」と言った意味があり、何かを見たり聞いたりしたときに受ける印象を指します。

初対面の人や物事に対する感想を表現する際に多く使用されます。

Aさん
My first impression of the new colleague was very positive.
新しい同僚に対する私の第一印象は非常に良かった。

impact

「impact」は、日本語で迫力がある様子を表現するときに「インパクトがある」という言葉を使うように、「衝撃」「影響」「効果」といった意味があります。

そのため、「impact」を使って「印象」を表現するときは、「impression」よりも強い影響や変化を与える場合に使用されることが多いです。

物事がどれほどの力を持っているかに焦点を当てており、影響力を強調できることがポイントです。

Aさん
The impact of the presentation left a lasting impression on the audience.
そのプレゼンテーションは、観客に強い印象を残しました。

perception

「perception」は、「知覚」「作用」「認識」「物の見方」などの意味があり、物事や人についての認識や理解を表す言葉です。

個々の価値観や経験に基づく印象を強調する表現のため、一瞬で判断される印象ではなく、より深く理解している様子を表現できます。

Aさん
Her perception of the event was different from mine.
彼女のイベントに対する認識は私のものとは異なっていました。

「印象」にまつわる英語

「印象」の英語表現を押さえたうえで、印象にまつわる英語表現をいくつか見ていきましょう。

印象に残る

「印象に残る」という表現は、起きたことが特に記憶に残ることを指し、「memorable」という単語がよく使われます。

特別な体験や感情を伴うことが多く、観る人や聴く人に強い影響を与えている様子を表現できます。

Aさん
The film was so memorable that I couldn’t stop thinking about it.
その映画はとても印象に残るもので、考えるのをやめられませんでした。

印象を表す

自分が持っている印象を言葉や行動で伝えるときに「印象を表す」ということがありますが、英語では「express an impression」というフレーズが使われます。

Aさん
I wanted to express my impression during the meeting, but I was too nervous to convey it well. 会議中に私の印象を表現したかったが、緊張してうまく伝えられなかった。

印象的だった

何かが特に強い印象を与えたことを伝えるときに「印象的だった」と言いますよね。「印象的だった」は英語で「impressive」という形容詞で表現できます。

また、「impressive」は、視覚的、聴覚的、感情的に影響を与えるものに使われることが多く、プラスの印象であるニュアンスを含みます。

Aさん
The speaker gave an impressive presentation that captivated the audience.
その話し手は、観客を魅了する印象的なプレゼンテーションを行いました。

印象を受ける

「印象を受ける」は「get an impression」というフレーズが使われます。

Aさん
I got the impression that he was not very interested in the topic.
彼がその話題にあまり興味を持っていない印象を受けました。

印象操作

「印象操作」とは、自分や他者、または特定の物事に対する人々の印象やイメージを意図的に変えるための行動や手法を指します。

具体的には、会社が製品の良い面をだけ強調し、問題点については触れないようにしたり、個人が周囲から良い印象を持たれるためにSNSで自分の成功や楽しい瞬間だけを投稿したりすることが印象操作になります。

「印象操作」は英語で 「image manipulation」や「impression management」と表現されます。

  • image manipulation:ビジュアルやメディアを使って意図的に印象を変えること
  • impression management:人が他者にどのように見られるかを意識的にコントロールする行為を指す表現
Aさん
The company’s impression management strategy was aimed at improving public perception.
その会社の印象操作戦略は、世間の見方を良くすることを目的としていた。

「印象」を使った英会話例文

「印象」を使った英会話例文

最後に、「印象」の英語表現を使った英会話例文を紹介します。

Aさん
What was your impression of the new restaurant?
そうなんだ!新しいレストランの印象はどうだった?
Bさん
I thought it had a great atmosphere, but the service was a bit slow.
雰囲気は素晴らしいと思ったけど、サービスが少し遅かったね。

 

Aさん
Did you get any impression from the presentation?
プレゼンテーションの印象はどうだった?
Bさん
Yes, it was very informative and engaging!
うん、とても有益で引き込まれる内容だったよ!

 

Aさん
What kind of impression do you want to make at the interview?
面接でどんな印象を与えたい?
Bさん
I want to come across as confident and prepared.
自信があり、準備万端な印象を与えたいね。

まとめ

今回は、「印象」という言葉の意味や、「印象」の意味する英語について紹介しました。

印象は英語で、「impression」「impact」「perception」といった表現があります。同じ「印象」を表現する英語でも、どのような印象を表現したいのか、使用するシーンなどで選ぶべき単語が異なるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

また、実際に使える英語例文も紹介しているので、実際の場面を想像しながら、英語学習の参考にしてください。

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