今回は、「科目って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「教科」「暫定科目」など、科目にまつわる英語も併せて見ていきましょう。

また、記事の後半では、「科目」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「科目」という言葉の意味は?

「科目」という言葉の意味は?

「科目」とは、教育や資格試験、研修などで実施される学習の単位や項目を指します。

学校の教育課程では、「数学」「国語」「理科」といった個別のテーマや分野が「科目」として扱われ、それぞれ異なる知識やスキルが学べるように構成されています。

科目は、学習内容を体系的に分類し、効率的に学習を進めるための枠組みとして設けられているため、教育機関だけでなく、資格試験や研修プログラムにおいても重要となります。

たとえば、資格試験でも「簿記」「税法」「経済学」などの特定分野が「科目」として設けられ、試験範囲や出題内容が明確化されています。

「科目」は英語でなんていうの?

では、「科目」とは英語で何と表現するのか見ていきましょう。

「科目」は英語で「subject」や「course」などの表現が使われますが、単語によって使うべきシーンやニュアンスが異なります。

それぞれの単語の意味やニュアンスの違いを見ていきましょう。

subject

「subject」は、学校教育や学問の分野で用いられる「科目」を表すときに用いられる表現です。

「subject」は、学問のテーマそのものに焦点を当てた言葉であり、具体的には、数学や英語、歴史など、教育課程の中で学ぶ特定の分野を指す際に使用されます。

Aさん
Mathematics is a challenging subject for many students.
数学は多くの学生にとって難しい科目です。

course

「course」は、「subject」より具体的な授業や学習プログラムを指す場合に使用されることが多い表現です。

大学や専門学校などで開講される講座やクラスは「course」と表現され、特定のスキルや知識を身に付けるために、ある一定期間学ぶというニュアンスを表現できます。

たとえば、「英語の基礎コース」や「マーケティングの集中コース」のような形で使われます。

Aさん
I am taking a course in economics this semester.
今学期は経済学のコースを受講しています。

module

「module」は、イギリス英語で多く使われ、教育やトレーニングにおける「単元」や「構成要素」という意味を持つ言葉です。

「module」は「subject」や「course」よりも、特定のテーマに焦点を絞った内容を指します。

たとえば、大学のコース内で「マーケティング戦略」や「デジタル広告」という特定の分野に特化した科目は「module」と表現します。

Aさん
This business course consists of several modules, including marketing and finance.
このビジネスコースには、マーケティングやファイナンスなどいくつかのモジュールが含まれています。

「科目」にまつわる英語

「科目」の英語表現を押さえたうえで、科目にまつわる英語表現をいくつか見ていきましょう。

教科

「教科」を英語で表す場合は、「科目」の英語表現と同様に「subject」という言葉が使われます。

数学や英語、理科など学校教育における個別の学習分野を指します。

Aさん
Mathematics is my favorite subject in school.
数学は学校で私の好きな教科です。

勘定科目

「勘定科目」とは、企業や個人の財務において、収益や支出、資産、負債などを分類するための科目です。

主に会計で使用される用語で、「account title」と表現されます。

Aさん
Revenue and expenses are recorded under specific account titles in the ledger.
収益と支出は台帳の特定の勘定科目に記録されます。

試験科目

「試験科目」は「exam subject」または「exam topic」という英語表現となり、試験で扱われる学習分野やテーマを指します。

Aさん
English and mathematics are mandatory exam subjects for university entrance exams.
英語と数学は大学入試の必須試験科目です。

大学の科目

「大学の科目」は「college course」や「university course」という表現が一般的です。

「course」は、特定の学期や期間で履修する講座や授業の単位を指すため、専門知識やスキルを体系的に学べるよう構成されいるニュアンスを表現できます。

Aさん
I registered for a psychology course at university this semester.
今学期、大学で心理学の科目を登録しました。

苦手な科目

「苦手な科目」は「weak subject」という英語表現を使います。

「not good at ~」や「struggle with ~」といった言い回しもよく使われます。

Aさん
Math has always been my weak subject.
数学はいつも苦手な科目です。

「科目」を使った英会話例文

「科目」を使った英会話例文

最後に、「科目」の英語表現を使った英会話例文を紹介します。

Aさん
What subject do you find the most interesting in school?
あなたが学校で最も興味深いと感じる科目は何ですか?
Bさん
I really enjoy history; it’s my favorite subject!
私は歴史が本当に好きです。それが私の好きな科目です!

 

Aさん
Are you going to take any new courses next semester?
来学期に新しい科目を取る予定ですか?
Bさん
Yes, I plan to enroll in a psychology course.
はい、心理学のコースに申し込む予定です。

 

Aさん
Which module are you studying this term?
今学期はどのモジュールを勉強していますか?
Bさん
I’m focusing on the marketing module right now.
今はマーケティングのモジュールに集中しています。

 

Aさん
Do you know what the exam subjects are for the upcoming tests?
今度の試験の科目が何か知っていますか?
Bさん
I heard that math and science will be the main exam subjects.
数学と科学が主な試験科目になると聞きました。

 

Aさん
What’s your weak subject in school?
学校であなたの苦手な科目は何ですか?
Bさん
I struggle with math; it’s definitely my weak subject.
私は数学に苦労しています。間違いなく私の苦手な科目です。

まとめ

今回は、「科目」という言葉の意味や、「科目」の意味する英語について紹介しました。

科目は英語で、「subject」「course」「module」といった表現があります。同じ「科目」を表現する英語でも、どのような科目を表現したいのか、使用するシーンなどで選ぶべき単語が異なるため、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

また、実際に使える英語例文も紹介しているので、実際の場面を想像しながら、英語学習の参考にしてください。

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