今回の記事は「試合」や、まつわる英語表現を紹介していきましょう。
英語で試合と言うときの表現方法、matchとgameの使い分け、試合の勝ち負けから応援する側が使えるフレーズまで色々紹介します。

試合や試合を使った表現を学べば「今度、バスケの試合に出るんだ」「野球の試合観戦中、やっぱり応援が楽しい」などと英語で話せるようになります。
プレイヤーも試合観戦が好きな人も、ぜひ参考にしてください。

「試合」の基本英語と発音

まずは、「試合」の英語表記はどう表現するのか基本からみていきます。()内は発音です。

  • match(マッチ)
  • game(ゲイム)
  • competition(コンペティション)
  • event(イベント)
  • fight(ファイト)

matchで表現する試合

matchは「試合」の基本英語です。
matchは2人またはチームが互いに競い合うスポーツ競技またはイベントです。例えば、テニス、フットボール/サッカー、クリケットなどに使われます。フットボール発祥の地イギリスではMatch of the Dayというサッカーのレギュラー番組が1964年にスタートし、現在もBBCで放映されています。

参考:Cambridge Dictionary match

gameで表現する試合

gameも「試合」の基本英語です。
特定の競技、試合または人々がゲームをする機会をgameで表現します。または、テニスなど試合を構成するものをゲームと呼びます。

参考:Cambridge Dictionary game

competitionで表現する試合

競争するという意味のcompete(コンピート)という単語、それに関係するものにcompetitionがあります。competitionはベストである、一番速いなどを競う主催イベントに使われます。

参考:Cambridge Dictionary competition

eventで表現する試合

eventが試合の意味なの?と思われた人がいるかもしれません。女子200メートルのようにレースの種目のニュアンスで使われます。

参考:Cambridge Dictionary event

fightで表現する試合

ケンカをする、戦い、またはfight against ○○で病気などに闘うといった表現に使われるfightですが、物理的な力を使うボクシングの試合などで使われます。

参考:Cambridge Dictionary fight

試合を表す基本的な英語表現は「match」と「game」です。では、何が違いなのか?以下、解説していきましょう。

「Match」と「Game」の違い

「Match」と「Game」の違い

試合を意味する「match」そして「game」。この2つの単語の違いを知っていますか?
まずは、それぞれの英単語を分けてみていきましょう。

matchを深掘りしよう

matchは名詞としても動詞としても使う単語です。matchドットコムのように人と人をマッチさせたり、人に限らず物事でも一致する・調和する場合にも使われます。
さて、試合としてのmatchですが、スポーツの競技大会のことを指します。そこには条件に平等性があります。
結婚と試合という両方の意味を持つmatch。何だか意味深ですね 笑)

gameを深掘りしよう

一方、gameは競技という意味に遊び・娯楽のニュアンスも含まれます。動詞では「(ビデオを含む)ゲームをする」や「ギャンブルをする」、名詞で「遊び・気晴らし」に加え「試合・競技・スポーツの腕前」といった様々な意味を持ちます。

matchとgameの使い分け

matchとgameの違いを知ってどう使い分けするのか、これが課題でした。
あえて言えば、matchはコンペティティブな試合、対してgameにはコンペティティブに加えplayfulの要素が含まれている試合というイメージになります。

しかし、どちらでも通用するというポイントも抑えておきましょう。
例えば、アメリカのアメフトNFLはgameと呼び真剣な試合をする一方で、大物アーティストが出演するハーフタイムショーも目玉でエンターテイメントの要素が入っています。イギリスのフットボールはmatchと呼びますが、こちらも観客にとってはイベントの要素が多く入っているわけです。
このように、絶対に使い分けをきっちりしなければならないということでも無いのです。

「試合に勝つ」や「試合に負ける」は英語で

「試合に勝つ」や「試合に負ける」は英語で

試合をする・参加すると言いたいときは、次のようなフレーズで表現できます。

I’ll participate in the game.

これで、試合に参加するとなります。participate in(パーティシペイト イン)が「参加・出場する」の代表的な表現であり、選手であれば必須フレーズです。ただスポーツだけでなく、会議や冠婚葬祭に参列というときにも使うことができます。

試合には、やはり勝ち負けがつきものです。
ここでは「試合に勝つ」「試合に負ける」の表現を紹介していきましょう。

試合に勝つの英語表現

「試合に勝つ」は、勝つ・勝利するの意味をもつwinをシンプルに使った「win a game/match」で表現できます。
win(ウィン・現在形)-won(ウォン・過去形)-won(ウォン・過去分詞)で変化させます。

Aさん
We really need to win the game.
訳)どうしても試合に勝たなくてはならない。
Aさん
Our basketball team won the game.
訳)バスケットボールチームが試合に勝ちました。
Aさん
I was so proud when the team won the exciting game.
訳)白熱した試合に勝ったときはとっても誇らしかった。

the exciting gameで「白熱した試合」です。「誇り・自慢に思う」のbe proudもぜひ試合関連に使えるフレーズとして覚えましょう。

試合に勝ってメダルを獲得の英語表現

試合結果によって、メダルを獲得します。そんなときの表現も併せて覚えませんか?この場合もwinを使えば表現できます。

Aさん
He won the gold medal!
訳)彼、金メダル獲得!
Aさん
The team didn’t get a medal.
訳)チームはメダルを取れなかった。

試合に負けるの英語表現

勝つものがいれば負ける人がいます。負けるは「失う・見失う」や「(体重を)減らす」の意味をもつloseで表現します。
lose(ルーズ・現在形)-lost(ロスト・過去形)-lost(ロスト・過去分詞)で変化させます。

Aさん
We can’t afford to lose this match.
訳)この試合に負けるわけにいかない。

can’t afford to ○○で「○○するわけにはいかない」「○○する余裕がない」になります。ぜひ、使えるようにしていきましょう。

Aさん
The opponent lost the game because they couldn’t keep up their concentration.
訳)敵は集中力を持続できなかったため負けたんだ。

どんな試合でも集中力(concentration)が重要ですね。concentrate(コンセントレイト)で動詞「集中する」になります。
負けても原因を振り返り、次につなげることが技術の上達、ひいては勝ちにつながるのでしょう。
ちなみに、引き分けはdraw(ドロー)になります。

「試合」に関連する表現

「試合」に関連する表現

それでは「試合」にまつわる表現をいろいろ紹介します。
試合をする方、応援する方で分けてみてみましょう。

試合をするときの英語表現いろいろ

練習をする practice
試合中 during the match/game
個人戦 individual match/game
団体戦 team competition
公式試合 regular match/game
親善試合 friendly match/game
試合結果 result of the match/game
選手 player
補欠選手 reserve/spare/substitute player

試合を応援するときの英語表現いろいろ

観戦する spectate/watch the match/game
応援する cheer/support
○○のファン a fan of ○○/a follower of ○○

Aさん
I’m a big fan of Tottenham and so excited to be able to go and watch their match next Saturday!
訳)トッテナムの大ファンで、来週土曜の試合を観に行くのがとっても楽しみ!

英語「試合」まとめ

「試合」を表す英語表現はmatchとgameが基本です。

使い分けも必要ですが、あまり厳密にしなくても聞き手には伝わります。

本記事で紹介した単語やフレーズを使って、機会があれば外国人とスポーツ談義を楽しんでくださいね。