海外旅行や留学などで外国に赴くと、国際語である英語で「私は日本人です」と話す機会は多いですよね。

シンプルに「私は日本人です」と言うだけなら「I’m Japanese.」や「I’m from Japan.」と答えるのが無難でしょう。

ただし、相手との交流を深めることが目的なら、ひと言付け加えることでコミュニケーションをスムーズにすることもできます。

この記事では、「私は日本人です」と英語で話すシチュエーションで役に立つ表現をお伝えします。

英語で「日本人ですか?」と聞かれたら?

英語で「日本人ですか?」と聞かれたら?

海外旅行をしている際に「Are you Japanese?(あなたは日本人ですか?)」と聞かれたら、どう返すでしょうか?

「Yes(はい)」や「Yes I am.(はい、そうです)」と直球で返すのも良いかもしれませんが、筆者だったら以下のように一言添えて返します。

Aさん
Are you Japanese?
訳)あなたは日本人ですか?
Bさん
Yes, I am Japanese. Is there a reason you’re asking?
訳)はい、私は日本人です。どうかされましたか?

↑の例では「どうかされましたか?」と訳していますが、直訳すると「そう聞いた理由が何かありますか?」となります。

なぜ「なにか、私が日本人か聞いた理由があるんですか?」とひと言添えるかと言えば、相手の用件をスムーズに聞き出せたり、相手があなたを日本人だと思った理由を話してもらい、会話を広げることも期待できるメリットがあるからです。

前提として、外国人が日本人をひと目で「日本人」と判断するのは難しいです。

実際に筆者も、カナダへ語学留学をしたときに、「韓国人ですか?」や「中国人ですか?」と聞かれることの方が多かったです。

ですから「日本人ですか?」と聞かれたからには、何か「この人は日本人だろうか?」と思わせる要因があったことを推測できるでしょう。

例えば、「『あなたは日本人ですか?』と聞いてきた外国人が、もともと日本に興味がある」や、「あなた自身がお寿司やお蕎麦のお店に目が行っていたから」などの要因です。

ですから「はい、日本人ですよ」と肯定した上で「そう尋ねた理由はありますか?」と聞けば、相手の用件(聞いてきた外国人が「もともと日本に興味があった」など)をスムーズに聞き出せたり、相手があなたを日本人だと思った理由を話してもらく、会話を広げやすいわけです。

「私は日本から来ました」を英語で言うと?

「私は日本から来ました」を英語で言うと?

あなたが「海外で」日本人であることを話すなら「私は日本から来ました。」と答えた方が自然でしょう。

「私は日本から来ました」は英語で「I’m from Japan.」です。

「I am」が「私は〜です」の、from japanが「日本から」の意味になるので、合わせて「私は日本から来ました。」の意味になるわけですね。

「日本から来ました」と一緒に言いたい英語表現

「日本から来ました」と英語で言う場面として、外国人から「Where are you from?(どちらから来たんですか?」と聞かれた時に、返答として「I’m from Japan.」と答える場合がほとんどでしょう。

前項の「Are you Japanese?(日本人ですか?)」の返答「YesやYes I am.(はい、そうです。)」と同じく、「I’m from Japan.(日本から来ました。)」についても、ひと言添えることで会話がスムーズになるので2つほど紹介します。

Aさん
I’m from Japan. That’s the Japan, known for samurai, Mount Fuji, sushi, and tempura.
訳)日本から来ました。サムライ、富士山、寿司、天ぷらで知られるあの日本です。

まずひとつ目に、外国人が持っているであろう日本のイメージを先に言っておくフレーズです。

先に日本のイメージをいくつか言っておくことで、相手に日本についてイメージしてもらうことができます。

相手の外国人が日本についてイメージを巡らせるのを手助けすることで会話をスムーズにしますし、もし相手の外国人が日本に詳しかった場合「知ってるよ!他にも日本ってこんなところがあるよね!」と話を広げてもらいやすいメリットもあります。

日本という国が国際社会で広く知られていることを有効活用したフレーズです。

Aさん
I’m from Japan. Do you know anything about Japan?
訳)日本から来ました。日本について何か知っていることはありますか?

2つ目は「日本について何か知っていることはありますか?」と、相手に尋ねるフレーズです。

相手の外国人が持っている日本のイメージを聞き出せば、そこから会話を広げやすいです。

例えば「Animations in Japan are very famous aren’t they?.(日本のアニメは有名だよね。)」と返されたら

Actually Japanese comics & animations are world famous like NARUTO, ONEPIECE and so on. Do you like these comics?[
訳)確かにNARUTOやONEPIECEのように、日本の漫画やアニメは有名ですよね。これらの漫画はお好きですか?/speech_bubble]

と話を広げることができます。

このように、「I’m from Japan.(日本から来ました。)」というシンプルな言葉にしても、なにかひと言加えることで会話がしやすくなりますよ。

「日本人っぽい」は英語でなんて言う?

「日本人っぽい」は英語でなんて言う?

「私は日本人です。」や「日本から来ました。」と英語で話す機会では、「日本の特徴」や「日本らしさ」の話題も一緒に出ることが多いですよね。

本項では「日本人っぽい」を表す表現をいくつか紹介します。

Japanese-like

「Japanese-like」で「日本人っぽい」を英語で表現できます。

例えば、ドラマなどで「お互いの利益のために協力している関係」のことを「ビジネスライクな関係」と言ったりしますよね。

これは「ビジネスのような関係」のニュアンスで使われています。

こうした「〇〇ライク」という言い方は英語から来ていて、「〇〇-like」という表現が「〜のような」とか「〜らしい」を意味することに由来しています。(例:Child-like=子供らしい)

Japanese vibe

Japanese-likeと響きが似た表現に、「Japanese vibe」という表現があります。

Japanese vibeは少しカジュアルな言い方で、Vibeが「雰囲気」や「醸し出す空気感」、「センスやフィーリング」のニュアンスで使われています。

「日本人の雰囲気」や「日本人が醸し出す空気感」、「日本人のセンスやフィーリングを持っていること」から、「日本人らしい」を表現しているわけですね。

very Japanese

「Very Japanese」も「日本人っぽい」を表現できる英語です。

Veryは「とても」を意味する基本の英単語ですが、同時に「まさに〜」の意味も持っています。

こうしたニュアンスから、「Very 〇〇」で「まさに〇〇な」や「〇〇らしい」の意味にもなるので、「Very Japanese」で「日本人っぽい」の意味で使われるわけですね。

まとめ

この記事では、「私は日本人です」と英語で話すシチュエーションで役に立つ表現をお伝えしました。

ここまでお読みのあなたは、「私は日本人です」と伝えるシチュエーションで、たったひと言添えるだけで、よりコミュニケーションをスムーズに行える知識が身についているでしょう。

この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。