今回もネイティブがよく使う表現を紹介しましょう。
最終的に、最後には、やがては、結局は、こんなフレーズを英会話でも言えるようになりませんか?
この記事では、英語eventuallyの意味や使い方を例文で紹介します。日常会話でもビジネスでも使える表現をひとつ増やしましょう。
eventuallyの意味・語源・使い方
冒頭で述べたように、eventuallyを使えるようになると「最終的に・最後には・やがては・結局は」といった言葉を会話または英文に使えるようになります。
eventuallyの意味
eventuallyは副詞です。slowly/quickly/usuallyなど、多くの副詞は、語尾に-lyがついていることからも皆さんお分かりになったかもしれませんね。
さて、以下がeventuallyが持つ意味になります。
- 最終的には
- 最後には
- やがては
- 結局は
- いつかは
- いずれは
- そのうち
- ゆくゆくは
このように、eventuallyは時間の経過とともに特定の結果・状態になっていくときに使われる単語です。
eventuallyの語源
eventuallyの語源ですが、「事件に関する」という意味のラテン語eventualisに由来します。また、event-には「起こる・現れる」という意味があることも押さえると、eventuallyが持つそれぞれの意味を覚えるために役立ちます。
eventuallyの使い方
さっそく、覚えると便利な副詞eventuallyの使い方を例文で紹介します。
訳)結局は、長く歩いた後、ミラノのホテルに到着しました。
この例文は、文頭にEventually,を持ってくるパターンです。
eventuallyの持つ意味によって、時間の経過(長い間歩いた時間)とともに、特定の結果(ホテルにたどり着いた)を表します。ここには、サクッと到着したのではないニュアンスが表現されていますね。Eventually,がなくても意味は通じますが、時間の経過を得たニュアンスを伝えることができます。
訳)多くの人が、彼らはやがて結婚するだろうって考えてるよ。
今はなくても、将来的にはそうなるだろうというときにもeventuallyを使用できます。
訳)叔父は病気で、ゆくゆくは亡くなるだろう。
時間の流れとともに、悲しい結末が待っていることがeventuallyで表されます。年齢を重ね、いずれは高齢者になっていく、というときもeventuallyで表現できます。
Eventuallyのニュアンスとは?
さらに、eventuallyのニュアンスについて解説していきましょう。
eventuallyで「最終的に」「やがて」
時間の経過とともに特定の結果・状態になっていくときに使われる単語がeventuallyでしたね。
待ちに待った結果、難題を乗り越えた後、長い期間の努力が報われたときなどにピッタリの表現です。
さて、eventuallyには「最終的に」というニュアンスが含まれます。このため、ビジネスのシーンでもときに使われる言葉です。これはeventuallyの「やがて」にもつながるニュアンスでしょう。
訳)常に先を見据えた適切な人材がいれば、企業は最終的に成長する。
多少の時間をかけても望ましい方向に向かい、いずれは成功していくという未来の結果を述べた例文になっています。
sooner or later
ところで、sooner or laterというフレーズがあります。この表現の意味は「遅かれ早かれ」であり、いずれは起こるだろうことを言うときに使われます。
上の例文を少し変え、sooner or laterを使ってみましょう。
訳)常に先を見据えた適切な人材が揃っているので、この企業は遅かれ早かれ成長するだろう。
sooner or laterではありますが、日本語になると遅かれ早かれと入れ替わっている点も押さえてください。
「ついに」の言い換え3選
さて、eventuallyの意味の一つに「ついに」というものがあります。長いいきさつや時間の後に「ようやく」というニュアンスがあります。ここでは、eventuallyに置き換えられる表現3つを紹介します。
- finally
- at last
- in the end
finally
Finally! You did it!(ついに!やったね!)などと使われ「ついに」の代表的な表現なのがfinallyです。finalと言えば、最終の・決定的なという意味がありますから、ついにに繋がりますね。
at last
at lastにも「ついに」や「最後に・とうとう・やっと・ようやく」の意味があります。ついに、待っていた物が届いたよ!というようなときに、ようやくのニュアンスでThe delivery came at last!(ついに、配達が来たよ~)のように使います。
in the end
フレーズin the endは、長い時間が経ってから、最終的に特定の解決に至るという意味を持ちます。文頭または文末に使いましょう。
訳)結局(ついに)、私たち全員はチャリティコンサートを企画することを決めました。
Eventuallyとfinallyの違い
さて、上で登場したfinallyはeventuallyと使い方が異なるのでしょうか?
eventuallyとfinallyの違いとは?
eventuallyとfinally、この2つの単語の違いを日本語訳で比較してみます。
- eventuallyは「やがて」
- finallyは「ついに」
では、同じ英文で2つの言葉を比較してみましょう。
訳)やがて彼は回復し、仕事に戻りました。
訳)彼はついに回復し、仕事に戻りました。
このようなニュアンスの違いを捉え、正しい単語の選び方ができるよう頑張りましょう。
eventuallyの意味 – スラング
最後に、ネイティブの使うスラングを紹介します。
eventuallyはどのように使われる言葉なのでしょう?
スラングeventuallyで「そのうちね」
ネイティブ達はeventuallyをスラングとして「そのうちね」のニュアンスで使います。これはstop hustling, you get there some stage(慌てるのをやめなよ、いつかはそこに辿り着くんだから)の意味合いを含んでいます。
訳)なんで私には1年間も彼氏がいないんだろ?!
訳)そのうちにだよ、ふさわしい人見つかるって、だから心配しないで。
このように親しい人との間でスラングとしてのeventuallyを使って、励ましてみてはいかがでしょう!
まとめ
eventuallyは時間の経過とともに特定の結果・状態になっていくときに使われる単語であることから、以下の意味があります。
- 最終的には
- 最後には
- やがては
- 結局は
- いつかは
- いずれは
- そのうち
- ゆくゆくは
今後、ぜひ意識して会話にeventuallyを使うようにしてみることをおすすめします。皆さんの英語に時間の経過のニュアンスを付け足していきましょう。
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