さて、今回の記事は英会話だけでなくメールやメッセージなどでも使えるようになること必須のフレーズを紹介します。その英語フレーズとはlooking forward、皆さんも色々なところで目にする機会のある表現ではないでしょうか?
しかし、知ってはいるものの、その理解や使い方にひとつ不安がある人もいるかもしれません。

そんな迷いなどを無くすため、今回はlooking forwardのまとめ記事です。自信を持ってこのフレーズを使えるようにするチャンスにしてください。

looking forwardは誰に使える?

looking forwardは誰に使える?

まず、looking forwardの意味や使い方の解説前に、このフレーズがいかに便利かということを紹介します。はじめに、使う相手にリミットがあるのか?という点からはじめましょう。

句動詞looking forwardは万能なフレーズ

本記事で取り上げるlooking forwardほど、相手を選ばない万能フレーズもありません。もちろん、Thank youやTake careなど基本の表現もたくさんあります。これらよりも少しレベルが高いものの、どんな相手にも使えるのがlooking forwardです。

looking forwardは、身近にいる家族から友人、コミュニティの人々といったカジュアルな付き合いをする人たち、ビジネスシーンとして上司や同僚、そしてフォーマルな言い方を求められるクライアントなど、どんな相手にでも使用できます。この相手にはカジュアルすぎるかな?逆に、こんな言い方をしたらかしこまりすぎるかな?といった迷いなく、相手を選ぶ必要がありません。このように、誰にもでも使える便利な表現がlooking forwardなのです。

looking forwardの意味

どんな相手にも使用できる便利なフレーズ、それではどのような意味なのかさっそく次で紹介しましょう。

looking forwardの意味

誰かと会う予定があるとき、事前にやり取りをするメールに「楽しみにしてるね!」や「お会いすることを楽しみにしています」と書きます。または、ある人と会って次に「また会おうね」または丁寧に「またお会いしましょう」というのも自然ですね。
日本人だけでなく、外国人もそんなやり取りをしますが、そんなときにピッタリ使えるフレーズがlooking forwardです。

looking forwardには「楽しみにしている」という、何かを期待しているニュアンスがあります。単語forwardには「前へ・先に・将来に・前方の」、それらを見る、目を向ける(look)ということから、実際には「~を楽しみにしている」の意味になるのです。

looking forwardを使うときの2パターン紹介

さらに進めていきましょう。ここでは、looking forwardの確実に覚えたい使用パターンを2つ紹介します。

looking forward to ◯◯ing

looking forwardを使うときにの絶対のルールがあります。それが”looking forward to ◯◯ing”のパターンで使うというものです。
looking forward toはセットで覚えますが、toの後に動詞の原形を持ってくるという間違いをする人が多くいます。

例えば、I’m looking forward to meet.
これがありがちな間違いです。この英文を正しくすると以下になります。

I’m looking forward to meeting you.
I’m looking forward to meeting you again.

なぜto meetingなの?

looking forward to ◯◯ingの”to”は不定詞ではなく前置詞です。to London(ロンドンへ)というときも、目的を表す前置詞toです。このように、toの後には◯◯ing(動名詞)を持ってくるルールがあるのです。

looking forward to+名詞

looking forward to ◯◯ingだけでなく”looking forward to+名詞”にするパターンがあります。これも前置詞toの後には名詞がくる(to LondonのLondon部分)というルールがあるためです。

Aさん
I’m looking forward to the new film.
訳)私はその新作映画を楽しみにしています。

looking forwardの使い方

looking forwardの使い方

looking forwardの意味やルールが分かりました。その上で、ここでは使い方を例文でさらにみていきます。

looking forwardの例文

楽しみにしていることとは、次回会うということだけでなく、◯◯ingに楽しみにしていることを当てはめることで様々な応用ができます。
その部分を例文で確認しましょう。

Aさん
I’m looking forward to playing tennis this weekend.
訳)今週末、テニスをするのが楽しみ。
Aさん
He’s looking forward to hearing from you soon.
訳)彼はあなたからの連絡がすぐくることを楽しみに待っています。
Aさん
She was looking forward to visiting her friend in Kagoshima.
訳)彼女は鹿児島にいる友人を訪ねることを楽しみにしていました。
Aさん
We’re looking forward to the party.
訳)私たちはパーティを楽しみにしているの。

すべての例文でtoの後に動名詞や名詞がくるルールをご確認ください。また、主語に対するbe動詞を変えたり、時制を変更して使えるようにしていきましょう。

look forward toとlooking forward toの違い

ここまではlooking forward toについて解説をしてきました。しかし、同じ意味でlook forward toのパターンもあります。ここではその違いについて解説しましょう。

look forward to vs looking forward to

まず、2つの例文を挙げてみます。

I look forward to seeing you again.
I’m looking forward to seeing you again.

2つの例文の違いは動詞lookが原形か現在進行形です。
2つ目はここまで紹介してきたとおり、looking forwardでlookingという現在進行形を使っているため、主語+be動詞(I’m)になっています。

この違いは英文法を学ぶ日本人にとっては比較的優しい使い分けになるでしょう。しかし、ネイティブのする使い分けにはそれだけではない違いがあるのです。

ネイティブの使い分けポイント

現在進行形looking forwardは今まさに期待が起こっていることを表し、原形look forwardはより一般的な期待感を意味し、未来の出来事に対する期待を表現します。

しかし、簡単に使い分けをするとき、以下をぜひ押さえてください。
looking forwardはカジュアルな表現として使われることが多いが、ビジネスの場でも使用可能
look forwardはフォーマルな表現として使われることが多く、特にビジネスメールや公式な場面で使用される

looking forwardはプライベート、ビジネスとあらゆる人を対象に使える万能フレーズだと紹介しました。そこにプラスしてこの使い分けができるようになると完璧です。ビジネスでクライアントとの対面で、メールを送る際、最後にI look forward to hearing from you.(ご連絡を楽しみにしています)言ったり書いたりすれば、これは「ご連絡をお待ちしております」の意味になります。日本語の「よろしくお願いします」のニュアンスも含むlook forwardを使うとlooking forwardより丁寧さを表せることになるのです。

「楽しみにしている」の英語

ここでは「楽しみにしている」というときの他のフレーズを紹介しましょう。

「楽しみにしている」の英語

楽しみにするということは、何かを期待していることを意味します。そういった際の英語表現は以下のようにいくつもあります。

We hope for(期待する)
We await(待つ)※waitよりフォーマルなニュアンス
We anticipate(楽しみにしている・予期する)
We look ahead to(将来を考える)
We’re eager to(切望している)

Aさん
We’re eager to go ahead with our project.
訳)私たちはこのプロジェクトを進めることを切望しています。

「会えるのを楽しみにしています」の英語 – カジュアル

最後に、会うことを楽しみにする気持ちをカジュアルに表すフレーズを紹介しましょう。外国人とのコミュニケーションにお役立てください。

カジュアルバージョン「会えるのを楽しみにしてる!」

英語の会話も弾み、またこの人とおしゃべりしたり出かけたいなと感じたら、別れ際にぜひアピールをしましょう。

Aさん
I can’t wait to see you again.
訳)また会えるの、待ちきれないよ。
Aさん
I’m excited to see you again soon.
訳)またすぐに会えるのが楽しみです。
Aさん
I’m stoked to see you again.
訳)また会えるの嬉しい。

I’m stokedはアメリカのカジュアルな表現であり、=very excitedです。

どのフレーズも次に会うことを楽しみにするワクワク感を相手に伝えることができます。逆に相手から言われたら、ぜひ次はいつ会うか具体的に決めましょう。

まとめ

本記事では「楽しみにしている」の意味を持つ万能フレーズlooking forwardを解説しました。使う際の2パターン、look forward toとの使い分けヒントなど、ぜひ今後の外国人とのコミュニケーションにお役立てください。

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