小さい頃、「アウトサイダーな人」に、漠然とした憧れを抱いていました。
そこに漂うちょい悪な雰囲気が魅力だったのでしょうが、年齢を重ねるにつれて、その憧れは小さく薄くなりました。これが大人になるということなのでしょう。
さて、そんなわけで今回のテーマは「アウトサイダー」の意味です。
言葉の響きの格好良さに惹かれ、私のように憧れていた方も多いのではないでしょうか。しかし、アウトサイダーは悪い意味で使われることもあるので、正しい意味を知って使うことが重要です。
この記事では、アウトサイダーの日英での意味や、関連する表現、言い換え表現などをご紹介します。
それでは、早速始めていきましょう!
「アウトサイダー」の意味とは?
「アウトサイダー(outsider)」は英語由来の言葉で、基本的に「部外者」「周囲とは異なる存在」を指します。
outsider を分解すると「外(out)側(side)の人(-er)」となるので、何らかのグループの外にいる人全般を意味すると考えると良いでしょう。
外にいることが良い意味で目立っていればポジティブな意味になります。一方、集団の外にいることが悪い意味で目立つと、ネガティブな意味で捉えられます。
そのため、アウトサイダーにはポジティブとネガティブ双方のニュアンスがあることを念頭に置き、正しく使い分けることが重要です。
「アウトサイダー」の使われ方
日本語における「アウトサイダー」は、文脈によってさまざまな意味を持ちます。ここでは、代表的な3つの使われ方をご紹介します。
一般的な意味
一般的な文脈だと、アウトサイダーは「特定のグループに属していない人」や「その場に馴染めない人」を指します。
この場合、世間や常識から外れているニュアンスが強く、主にネガティブな意味で使われることが多いといえます。
ビジネスや社会的な文脈
アウトサイダーは、ビジネスや社会的な会話においては、「組織や業界の外にいる人」または「既存のルールに縛られない人」を指してしばしば使われます。
一般的な文脈に比べて、比較的ポジティブな意味で使われることが多いといえます。
芸術・文化
芸術や文化の分野だと、アウトサイダーは「主流とは異なる独自のスタイルを持つ人」を指すことが多いです。
芸術の世界では、道から外れることは新しい創造のために必要なことと認識されています。そのため、芸術・文化の文脈においては、アウトサイダーは基本的にポジティブな意味で使われます。
「アウトサイダーな人」とは?
「アウトサイダーな人」は、一般的な価値観に縛られず、自分の道を行く人のことを指して使われます。
しかし、前述の「アウトサイダー」と同様に、使い方によってポジティブな意味にもネガティブな意味にもなります。
たとえば、既存のルールや社会の枠組みにとらわれず、新しい価値を生み出す人が「アウトサイダーな人」として称賛されることがあります。
一方で、周囲との関係を築くのが苦手で、コミュニティに馴染めない人も「アウトサイダーな人」と同じ言葉で呼ばれる可能性があります。
ポジティブな意味の「アウトサイダーな人」
ポジティブな意味での「アウトサイダーな人」は、社会の既存のルールや枠組みにとらわれず、新しい価値を生み出す存在です。
特に、芸術やビジネス、技術革新の分野では、「アウトサイダー」であることが独創性や革新性を生む要因となることが多く、賞賛されやすい傾向にあります。
【ポジティブなアウトサイダーな人の特徴】
- 既存のルールに縛られず、自由な発想を持つ
- 社会の常識にとらわれず、自分の信念を貫く
- 独自の道を切り開く(例:芸術家、起業家、発明家)
- 既存の枠組みの外から、新しい視点を提供する
ネガティブな意味の「アウトサイダーな人」
一方で、「アウトサイダーな人」は、社会やコミュニティに馴染めない人、周囲との関係が希薄な人を指す場合もあります。
この場合、孤立や不適応といったネガティブなニュアンスを伴うことが多くなります。
【ネガティブなアウトサイダーな人の特徴】
- 社会や集団に適応できず孤立しがち
- 周囲との関係が希薄になりやすい
- コミュニケーションが苦手で、他人と距離を取りがち
- ルールや組織に馴染めず、結果として孤立してしまう
英語の “outsider” はどういう意味?
英語の “outsider” も、日本語の「アウトサイダー」と同様に「部外者」「周囲とは異なる存在」を指します。
ポジティブとネガティブ両方の意味がある点も、日本語のアウトサイダーと同様です。
日本で使われるカタカナ英語は、独自の意味を帯びることが多いですが、アウトサイダーに関しては日英での差はほとんど無いと言って良いでしょう。
以下に、英語での “outsider” の具体的な使い方をいくつか紹介します。
【ポジティブな outsider の例文】
Being an outsider means I don’t have to pretend to enjoy office small talk.
アウトサイダーでいるおかげで、オフィスの雑談に付き合わなくて済むんだよね。
Yeah, but now they all think you’re a mysterious weirdo.
まあ、そのせいで「謎の変人」扱いされてるけどね。
【ネガティブな outsider の例文】
I remained an outsider in my new class. No one talked to me.
新しいクラスでずっとアウトサイダーだったよ。誰も話しかけてこないし。
Maybe opening with “Do you believe in aliens?” wasn’t the best move.
初対面で「宇宙人って信じる?」って聞くの、やめとけばよかったんだよ。
英語で「部外者」を表す言い換え表現
英語で「部外者」を表す言葉として、outsider 以外に stranger、newcomer、loner、outcast などが挙げられます。
それぞれに表す意味やニュアンスが少しずつ異なるので、使い分けに注意が必要です。
表現 | 意味・使い方 |
stranger(ストレンジャー) | 見知らぬ人・よそ者 |
newcomer(ニューカマー) | 新入り・新人 |
loner(ロウナー) | 1人を好む人・孤独な人 |
outcast(アウトキャスト) | 社会や集団から排除された人(ややネガティブ) |
She moved to a new country and felt like a stranger at first.
彼女は新しい国に引っ越して、最初はよそ者のように感じました。
The newcomer quickly adapted to the team’s work style.
その新入りは、すぐにチームの仕事のスタイルに適応しました。
He was always a loner, preferring to work alone rather than in a group.
彼はいつも孤独な人で、グループよりも一人で働くことを好んでいました。
After the scandal, he became an outcast in the industry.
スキャンダルの後、彼は業界でのけ者になりました。
まとめ
今回は、「アウトサイダー」の日本語と英語それぞれでの意味や、言い換え表現などについて、詳しく確認してきました。
アウトサイダーは「部外者」や「周囲とは異なる存在」という意味を持ち、文脈によってポジティブにもネガティブにも使われます。
また、英語の “outsider” も日本語と同様に、ポジティブな意味とネガティブな意味の両方を持ちます。
日本語でも英語でも、アウトサイダーの使い方を間違えると、意図せず誤解を招いて、自身がアウトサイダーになってしまいかねないので注意しましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!
【関連記事】