「子ども達がワイワイおしゃべりしてるね」
「外国人と居酒屋でワイワイと楽しかったよ」

日本語のオノマトペ「ワイワイ」を使うと、楽しく活気のある雰囲気を表すことができます。では、英語にするとどのような表現になるのでしょう?

この記事では、オノマトペ「ワイワイ」の英語Cheerful / Lively noiseについて解説します。それぞれを例文とともに紹介しますので、これらをどう使うのか理解していきましょう。

オノマトペ「ワイワイ」の意味

それでは日本語「ワイワイ」の意味を改めてみていきます。
以下、簡単に解説しましょう。

「ワイワイ」の意味

私たちが自然に使うオノマトペ「ワイワイ」は、多くの人が楽しく会話をしている様子だったり、賑やかに騒ぐ様子だったりを表す言葉です。このため、「ワイワイ」は完全にポジティブなニュアンスを持つ表現です。例えば、似たオノマトペ「ザワザワ」は騒がしいものの緊張感や不安を含む場合にも使われます。このことを考えても、にぎやかで陽気な「ワイワイ」のニュアンスを捉えられます。

オノマトペ「ワイワイ」の英語Cheerful

オノマトペ「ワイワイ」の英語Cheerful

本記事では、2つの表現を紹介します。一つ目の「ワイワイ」の英語は”cheerful”になります。

「ワイワイ」の英語Cheerful

Cambridge Dictionaryでは”cheerful”は以下のように説明されています。

Aさん
“happy and positive”
訳)幸せで前向きなこと。
Aさん
“used to describe a place or thing that is bright and pleasant and makes you feel positive and happy”
訳)明るくて心地よく、前向きで幸せな気分にさせてくれる場所や物を表すときに使われる。

以上のように、明るい・陽気なことを意味する”cheerful”はかなりポジティブなニュアンスを持つ形容詞です。このことが前向きな雰囲気を表す「ワイワイ」の英語表現に使われます。”cheerful”のカタカナ語の発音はチアフルのようにします。

参考:Cambridge Dictionary ”cheerful”

「ワイワイ」の英語Cheerfulの例文

ここからは、明るく賑やかな雰囲気を表す「ワイワイ」の英語”cheerful”をどのように英会話に使うのかを例文でみていきます。

cheerfulの使い方

Aさん
I love being in a cheerful atmosphere!
訳)ワイワイとした雰囲気にいるのが大好き!

家族や友達と共に楽しい時間を過ごすのは良いリラックス・リフレッシュになりますね。

Aさん
The Japanese restaurant continuously had a cheerful atmosphere.
訳)日本食レストランは終始、ワイワイしていました。

例文には”a cheerful atmosphere”というフレーズが使われています。atmosphereは「雰囲気・様子」などの意味を持つ名詞です。”cheerful”を”a cheerful atmosphere”の形にすることで、そのワイワイしたその場の雰囲気を表現しています。

Aさん
The children are playing together in a cheerful atmosphere.
訳)子どもたちはワイワイと一緒に遊んでいます。

この例でも、”a cheerful atmosphere”が使用されています。幸せで前向きな雰囲気があるワイワイした感じをこのフレーズが上手に表しています。

Aさん
My uni friends and I had a cheerful gathering with all of the alumni and lots of laughter and chatter.
訳)大学時代の友人達と私は、同窓生全員とのワイワイと陽気な集まりを開き、たくさんの笑い声とおしゃべりを楽しみました。

ここでは”a cheerful gathering”というパターンが使用されています。gatheringは人の「集まり・集会」という意味の名詞であり、人による楽しい集まりでワイワイする感じを表現しています。

Aさん
What do you think of this restaurant?
訳)このレストラン、どう思う?
Bさん
It’s lovely. I can see people enjoying the food as well as being in a cheerful atmosphere.
訳)素敵だね。ワイワイした雰囲気のなかで、みんなが食事を楽しんでいる様子が見てとれるよ。

家庭的なレストランでワイワイとした雰囲気があれば、楽しくって食も進みますね。時間を共有し、きっとデザートまでしっかりいただくでしょう。

オノマトペ「ワイワイ」の英語Lively noise

二つ目の「ワイワイ」英語はLively noiseというフレーズを紹介していきましょう。

“lively”と“noise”の意味

Lively noiseを構成する2つの単語のうち”lively”に注目すると、ワイワイというイメージにぴったりなことが分かります。

Aさん
“full of energy and enthusiasm; interesting and exciting”
訳)エネルギーと熱意に満ちあふれ、興味深く、刺激的なこと。

”lively”は活発で明るいことを表す形容詞であり、元気でエネルギーのある人をlively personと表現することもあります。”lively”のカタカナ語の読み方はライブリィです。

参考:Cambridge Dictionary ”lively”

「ワイワイ」の英語Lively noise

”lively”と”noise”を組み合わせた”lively noise”で「ワイワイ」を表してみましょう。楽しさとにぎやかなことからの騒がしさをニュートラルに、またポジティブに表現します。”noise”には「雑音」という意味があるためです。

「ワイワイ」の英語Lively noiseの例文

「ワイワイ」の英語Lively noiseの例文

自分がいる場所が活気と雑音で包まれるようなワイワイの英語が”lively noise”です。例文を挙げて、使い方をみていきましょう。

Lively noiseの使い方

Aさん
There was a lively noise coming from the cafe with many customers.
訳)カフェにはたくさんのお客さんがいて、ワイワイとした喧噪が聞こえてきました。

コーヒーやお茶を飲みながら談笑する人が店内に多くいれば、それはワイワイとした雑音、活気かつ穏やかさのあるムードになります。それを”lively noise”で表現しています。

Aさん
The party is full of lively sounds from the great music.
訳)パーティは、素晴らしい音楽によるワイワイと賑やかな音で溢れています。

ワイワイと言えばパーティ。お酒も入って大勢が会話をする音、バックグラウンドミュージックでパーティのワイワイした雰囲気が想像できます。この例でもワイワイがポジティブなオノマトペであることが分かります。

Aさん
The class room was filled with the lively noise of children at lunch time.
訳)ランチタイム、教室は子どもたちのワイワイとして声でいっぱいでした。

授業が終わり、待ちに待ったランチタイムということで、それぞれがおしゃべりを始めるとワイワイという雰囲気になります。このような状態を”lively noise”で表現してみましょう。

まとめ

本記事では、「ワイワイ」に当たる2つの英語表現”Cheerful”と”Lively noise”の意味や使い方を例文とともに解説しました。どちらも明るく活気のある雰囲気を表す表現ですので、カフェやレストランなどで機会があればぜひ使ってみましょう。