ハイカラの意味を完全にマスターしよう!

皆さんは「ハイカラ」の意味について、パッと答えることはできますか?

この記事では、ハイカラの由来や使い方、さらには関連する表現や時代ごとの変遷について、初心者にも分かりやすく解説しています。

また、株のハイカラや対義語、今でいうとどんな意味なのかを紹介中です。ハイカラな人どんな人なのか、おしゃれな意味なのかについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

「ハイカラ」の意味は?

「ハイカラ」の意味は?

「ハイカラ」という言葉は、現代ではあまり耳にしないかもしれませんが、かつての日本ではおしゃれで新しいものを取り入れる人々を称する表現として使われていました。

では、具体的に「ハイカラ」とはどのような意味を持つ言葉なのか、詳しく見ていきましょう。

「ハイカラ」は「新しくおしゃれ」という意味

「ハイカラ」は簡単にいうと「新しくておしゃれな感じ」を意味する言葉です。

基本的にはファッション関係の文脈で使用される表現であり、時代の先端をいくスタイリッシュな人のことを指します。

元々は、西洋文化を積極的に取り入れた日本人に対して使われた言葉で、明治の頃から、西洋風の服装やライフスタイルを好む人々を皮肉として「ハイカラ」と呼んでいました。

日常会話では「あの人はハイカラな人だ」のような使い方ができればOKです。また、対義語は「バンカラ」となるので、覚えておくと良いでしょう。

Aさん
ちなみに株の世界でも「ハイカラ」は有名です。これは「HYPER空売り」の略称であり、SBI証券が提供しているサービスを指します。

“High collar”という英語に由来

「ハイカラ」という言葉は、英語の”High collar(高い襟)に由来しています。

日本で使われる意味とは本来少し異なり、比喩的な使われ方が日本にやってきたようなイメージです。

詳しくは以下「”High collar”の英語解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

“High collar”の英語解説

“High collar”は日本語の「ハイカラ」の元になっている英語表現です。

ここでは、”High collar”とは具体的にどのような意味を持ち、どのように使われるのかを解説していきます。

“High collar”は「高い襟」を意味する

結論から言うと、”High collar”は「高い襟(えり)」という意味です。

「襟を正す」などで使われるいわゆる衣服の襟のことですが、本来は日本語の「ハイカラ」のような意味はありません。

“High collar”は、19世紀の後半から20世紀初頭にかけて、シャツやジャケットに高めの襟が取り入れられ、特にフォーマルな場で着用されることが多かったです。

単に物理的な「襟の高さ」ではなく、比喩的に「格式が高い」「威厳がある」といった意味を持つこともあります。どちらかというと後者の意味合いが日本語の「ハイカラ」に近い意味を持っているのです。

英語では本来の「襟」の意味と、比喩的な「格式の高さ」の両方を覚えておく良いでしょう。

“High collar”の品詞と発音

“High collar”は品詞の分類的に「名詞」の役割をします。より詳しく言うと、「High(高い)」が形容詞で、「Collar(襟)」が名詞となり、この2つを組み合わせて「高い襟」を意味する名詞句となるのです。

発音は「ハイ・カラー[haɪ kɑːlər]」とカタカナで表記され、日本語の「はい」に近い発音と「カラー[kɑːlər]」で、少し長めに発音するのがポイントとなります。

“High collar”の例文

以下は、日常会話で使える”High collar”を含む例文です。それぞれの英文の下に日本語訳を付けました。

例文①:

Aさん
I love vintage fashion, especially clothes with a high collar.

訳)私はヴィンテージファッションが大好きで、特に襟の高い服が好きなんだ。

例文②:

Bさん
In the past, high collars were a symbol of elegance and status.

訳)昔は、高い襟は気品とステータスの象徴だった。

例文③:

Aさん
That high collar jacket gives him a very sophisticated look.

訳)その襟の高いジャケットは、彼をとても洗練された印象にしてくれます。

“High collar”の関連表現

"High collar"の関連表現

“High collar”という言葉は、単なるファッション用語以上の意味を持ち、様々な関連語と結びついています。ここでは、”High collar”に関連する英語表現をいくつか紹介中です。

  • “Formal attire” – 正装
  • “Elegant” – 優雅
  • “Sophisticated” – 洗練された

これらの関連表現は、どれも”High collar”と同じように、格式や洗練を意味する言葉です。それぞれの単語がどのように使われるか、具体的に見ていきましょう。

“Formal attire” – 正装

“Formal attire”は、特にフォーマルな場での「正装」や「礼装」を意味する言葉です。

いわゆる結婚式での正装や、重要なビジネスミーティング用の正装などのことを指します。

逆に普段着は”Daily attire”というので覚えておきましょう。

品詞と発音

  • 品詞:名詞句
  • 発音:フォーマル・アタイア [fɔːrml əˈtaɪər]

特に”High collar”のようなスタイルは一昔前、フォーマルな装いの一部として用いられていました。つまり、格式を重んじる場面で着用するのが”Formal attire”です。

“Formal attire”の使い方

Aさん
You need to wear formal attire for the company’s annual meeting.

訳)会社の年次会議には正装で参加する必要があります。

“Elegant” – 優雅

“Elegant” は、「優雅」や「上品」といった意味を持つ英単語です。

日本語でも「エレガント」という言葉がありますが、いわゆる格式高いファッションスタイルを指す際にも使われます。

品詞と発音

  • 品詞:形容詞
  • 発音:エレガント [ˈɛlɪɡənt]

“High collar”とニュアンスが被る部分もありますが、違いとしては”Elegant”はフォーマルな場面でもよく使われる点です。

“Elegant”の使い方

Aさん
Her dress is very elegant, perfect for the gala dinner.

訳)彼女のドレスはとても優雅で、ガラディナーにぴったりです。

“Sophisticated” – 洗練された

“Sophisticated” は、「洗練された」「知的な」という意味を持つ単語です。

ファッションだけでなく、技術や考え方、生活スタイルなど、様々な分野で使われます。

最新のトレンドを追いかけることに長けた人々や物事に対して使われることが多いです。

品詞と発音

  • 品詞:形容詞
  • 発音:ソフィスティケイティッド [səˈfɪstɪˌkeɪtɪd]

この単語は特に発音が複雑なので、カタカナ読みから少しずつ練習していくことをお勧めします。

“Sophisticated”の使い方

Aさん
He always has a sophisticated style, no matter the occasion.

訳)彼はどんな場面でも、洗練されたスタイルでいる。

まとめ

こちらの記事では、「ハイカラ」という日本語のカタカナ表現の解説から、英語の”High collar”に関連する広い概念まで紹介してきました。

様々な側面から「ハイカラ」について学んできたので、最後に復習しておきましょう。

  • 「ハイカラ」は「新しくおしゃれ」という意味を持つ。
  • 「ハイカラ」は英単語の”High collar”に由来する言葉。
  • 「ハイカラ」は明治頃から西洋風のライフスタイルを好んだ人々を皮肉で呼ぶ際の言葉。
  • “High collar”は物理的な高い襟を意味すると同時に、格式や洗練されたスタイルを象徴する表現でもある。

英語の”High collar”について理解することは、歴史的な背景やファッションに対する興味を広げるきっかけにもなります。この記事を出発点として、さまざまな角度から「ハイカラ」に関連する学習を続けていきましょう。

関連表現も役立つので、ぜひ積極的に使用してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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