英語で仕事を始めよう!もうすぐ始める!という方は必見。今回は、仕事での「上司」や「同僚」「部下」を英語で表現する方法をご紹介いたします。ナチュラルなコミュニケーションは仕事には必須です。仕事仲間との声掛け方法を学んで、パフォーマンスをアップしていきましょう。

上司は英語で何という?

日本では、上下関係が厳しいので上司のことを「課長」「部長」と読んだりしていますが、欧米では肩書ではなくて直接その人の名前で相手を呼びます。ただ、もちろん「上司」に相当する意味の英単語はあるので、上手く使い分けて会話に織り込んでいきます。

英語の辞書で「上司」を調べると「superior」と出てきますが、この言葉は日常的には使いません。ここでは、日常的に使える3つの「上司」の英単語を紹介してきます。

上司:「Boss」最もスタンダードで気軽な言い方

仕事仲間のことは名前で呼び合いますが、「この方は私の上司です。」と相手が上司か部下かを分けるための英単語はあります。その場合「Boss」が日本語でいう「上司」に当てはまる単語になります。

また、直属の上司のことを「Immediate boss」、最も偉い上司のことを「Big boss」と言います。

Aさん
Hello. This is my boss, Mindy.
訳)こんにちは。こちらは私の上司のミンディです。
Bさん
Hello, nice to meet you.
訳)こんにちは、はじめまして。

 

Aさん
You look nervous. Are you ok?
訳)君は緊張しているように見えるね。だいじょうぶ?
Bさん
My big boss is coming to this town tomorrow. I have to take him around the city.
訳)最も偉い上司が明日来るんだ。それで街を案内しなきゃいけないんだよ。

 

上司:「Supervisor」オフィシャルかつ現場で使われる言い方

「Boss」よりも少しかしこまっていて、かつオフィスよりは現場で使われる言い方が「Supervisor」です。

英語でSuperbviseは「監督する」という意味です。「Supervisor」は「監督者」という意味でもあります。日本の建築現場などで「現場監督」などというように、実際に業務を監督している上司だということを指すときに使えます。

Aさん
Hi. Where is your supervisor. I am supposed to see him at 1.
訳)こんにちは。君の上司はどこかな?1時に会う予定になっているんだけど。
Bさん
He is on his way now.
訳)ただいま向かっています。

 

上司:「Manager」フォーマルかつオフィスで使われる言い方

「Supervisor」と同じく、少しフォーマルで使われる意味で「Manager」が使われます。日本語でも「マネジャー」という言葉もあるように、割と親近感のある単語です。「Manage」は日本語で「管理する」と言う意味になります。それゆえ、業務や人材を管理する立場の上司のことを指すのが「Manager」となります。

「Supervisor」が現場仕事で使われることが多いのに対して、「Manager」はオフィス仕事で使われることが多いです。

Aさん
Where is your manager? I need to talk to him.
訳)上司はどこ?彼と話がしたいんだけど。
Bさん
He is in a meeting right now. 
訳)彼はただいま会議中です。

 

「部下」を伝える英語は?

「部下」を伝える英語は?

これまで「上司」を英語で言う言い方を3つご紹介いたしました。ここでは、「部下」を英語でどう言うかをご紹介いたします。ここでは、「部下」の意味の英語を4つご紹介いたします。

部下:「Assistant」補佐役であるアシスタント

日本でも補佐役としてよく使われる言葉「アシスタント」。英語でも、上司の仕事を支え補佐する役目の人を「Assistant」と呼びます。Assistは「手助けする」「補佐する」という意味になります。

Aさん
Hi. I am new here. Nice to finally meet you.
訳)こんにちは。新人です。ついにあなたに会えてうれしいです。
Bさん
Me, too! This is my Assistant, Sean. He will show you around the office now.
訳)私も嬉しいです。こちらは私のアシスタントのショーンです。彼が今オフィスを案内してくれるわ。

部下:「Team member」

「Team member」は、「チーム」「メンバー」と日本人でも親しみのある言葉でもあるように、「同じチームの一員」という意味のある英単語です。

上司が部下のことを「Team member」と紹介することで、同じ目標を共にする仲間の一人というポジティブな意味に聞こえます。また、「member」のかわりに「mate」(仲間)という言葉を使うこともあり、その場合は「Team mate」と呼びます。

Aさん
Hi. This is my team member, Tony.
訳)こんにちは。こちらは私の部下であるトニーです。
Bさん
Hi Tony, finally nice to see you in person.
訳)こんにちは。ついに直接お会いできてうれしいです。

部下「Staff」

こちらも日本人になじみのある言葉「Staff」(スタッフ)。
「Team member」に比べて「Team」という言葉が無い分すこし他人じみた印象がありますが、部下と言う意味で使えます。

また、同様の単語には「Worker」という言葉もあります。「Staff」はオフィスなどの環境での部下、「Worker」は工場や現場での仕事環境での部下というイメージで使い分けられていることが多いです。

ここで注意したいのが、「Staff」は複数形として扱われる英単語であることです。そのため、「Staff」を文章の中でつかうときは会社全体やチーム全体のメンバー全員を指すことになります。一人の社員を指す場合は、「One of the staff」と表現します。

Aさん
Tracy was a most intelligent woman I had worked with.
訳)トレイシーは一緒に働いていた人のうちで最も優秀な女性でした。
Bさん
She was one of my staff at my team. Yes, she was incredible.
訳)私のチームの部下の一人でしてあ。そうだね、彼女はすごい人だった。

部下:「Subordinate」ネガティブなイメージであまり使わない!?

辞書で調べると「部下」は「Subordinate」と出てくることもありますが、この英単語は「服従するもの」「自分よりも下のレベルにいるもの」という意味になるので、少しネガティブなイメージがあります。そのため、現在ではオフィスシーンではあまり使われていません。

実際にビジネスシーンで使うと、「なぜこの言葉をえらんだのか?」と相手は勘ぐってしまうので、使わないようにしましょう。

ただ、上下関係がはっきりしている軍隊などでは使われる場合があります。

Aさん
Tens of subordinate officers followed my example.
訳)10人の下級将校が私の模範に従った。

「同僚」を英語でどう表現する?

また、「同僚」という言葉も仕事の話題でよく使われます、
同僚」は、英語で「Colleague」「Co-worker」「Associate」などと表現します。
  • 「Colleague」は、同じ会社に属している会社の同僚、
  • 「Co-worker」は、同じ会社に属していなくても一緒に働いている仲間、
  • 「Associate」は、ビジネスパートナーや共同経営者、と言った意味合いで使われます。同じ企業で働く社員仲間としての意味はありません。

「上司」の英単語を使った英語例文

「上司」の英単語を使った英語例文
ここでは、上司」の英単語を使った英語例文をご紹介してきます。

「上司」と上手くいっていない時の例文

Aさん
You look terrible today. What happened?
訳)なんか君、辛そうに見えるよ。どうしたの?
Bさん
I’m having a hard time with my boss. 
訳)私の上司と上手く行ってないんだよ。

「have a hard time with 人」や、「have a hard time 動詞ing・・・」で、「●●さんとうまくいかない」「●●するのが大変」という意味のフレーズになります。

「上司との人間関係」を英語で表現する例文

「上司との人間関係」は、英語にすると「a relationship with a boss」と訳されます。

Aさん
How your relationship with your boss?
訳)上司との人間関係はどう?
Bさん
I am getting along with him very well.
訳)彼とはとてもうまく言っているよ。

「上司と揉める」と言う場合の例文

〇〇と揉める、と英語で言う場合は「have a fight with 〇〇」や、「argue with 〇〇」「get into trouble with 〇〇」などが使われます。

Aさん
I heard you had a fight with your boss. Are you ok?
訳)君、ボスと揉めたんだって?大丈夫?
Bさん
Yes. We reached a mutually agreeable compromise with each other.
訳)はい。お互いに納得する妥協点には至りました。

「上司から〇〇するよう頼まれる」と英語で表現する例文

「〇〇から頼まれる」と言いう英語表現は「〇〇 ask me to do..」となります。
ここででは、多くの仕事(work, task)を上司から頼まれた場合の例文をご紹介します。

Aさん
My boss has given me a lot of work to do.
訳)私のボスが沢山の仕事を頼んできた。
Aさん
My boss given me many tasks to perform.
訳)私の上司が多くのタスクを遂行することを要求してきた。

「上司からの推薦状」を英語で言う場合の例文

「推薦状」は英語で「reference」「recommendation」「recommendation letter」などと言います。

Aさん
You will need a recommendation letter from my supervisor to apply for this task.
訳)このタスクに申し込むには上司の推薦状が必要です。

「上司からの嫌がらせ」を英語で言う場合の例文

「嫌がらせ」は名詞では「harassment」と言います。また、「A annoy B.」で「AがBに嫌がらせをする」という意味になります。

Aさん
Is that man harassing you?
訳)あの男が君に嫌がらせしている人かい?
Bさん
Yes. He is annoying everyone in his team.
訳)うん。彼はチーム皆に嫌がらせしているよ。

「上司」「部下」「同僚」の英語で職場をスムーズに

いかがでしたか?今回は「上司」を中心に、「部下」「同僚」の英語の学んでいきました。

職場の状況で様々な言い方がある他、職場らしい言い回しの英語も多くあるので、例文を参考にぜひ職場の仲間とコミュニケーションにチャレンジしてみてください。