小学校ではコミュニケーションを目的とした外国語活動が導入されたり、幼稚園によってはすでに英語を取り入れていたりと、子どもにとって英会話を無視できない時代になってきました。

突然ですが、英会話は親子で学ぶことができることをご存知ですか?
この機会に、お子さんと一緒に英会話をスタートしてみるのも新鮮かもしれませんね。
この記事では、英会話の親子レッスンに関する情報をまとめてお届けします。

親子で一緒にレッスンをする

日本人の約70%にとって未だ苦手と言われているのが英語です。英語でも特に英会話に限っては、日本では使う機会がほとんどないことからそもそも必要性を感じませんし、習ってもアウトプットの機会がなければ上達させていくのが難しいですね。

それでも、子どもには英語を聞き取って話せるようになって欲しいと願う方がほとんではないでしょうか?世界に出て、いろいろな人と英語でコミュニケーションをとれるようになってくれたら嬉しいですよね。

ところで、小さなお子さんはお母さんやお父さんと何かを一緒にすることが大好きと言われています。そこで英語に関して、子どもがもっと楽しめるようにと合わせて始めようと考える親がいます。

親子で英会話を習える代表的なものには、オンライン英会話と英会話教室が挙げられます。

親子で一緒に英会話

親ごさんが一緒に受ける英会話レッスンについて、イメージができるように概要を紹介しましょう。

スタートできる年齢とは?

英会話教室では、就学前の幼児を中心にしたレッスンが行なわれます。0歳児からのベビーコースや、2歳と3歳のためのトドラーコース、そして年少クラスなどの英会話レッスンを提供しているところがあります。

コースの目的

親子でレッスンを受けることによって、お子さんの英語学習の導入をすることを目的としています。また、この年齢で導入することで次のステージへの移行もスムーズにすることができます。

コースの内容

活発に体を動かすアクティビティやゲーム、絵本の読み聞かせなど、特に楽しいことを親子で一緒にするということを優先に考えたコースになります。4歳くらいになると、英語と知育を掛け合わせた内容が加わっていくこともあります。

講師

講師はネイティブスピーカー、外国人や日本人が在籍します。英語力に加えて、指導力や人間性を重視した形で選ばれた講師たちがレッスンを担当します。お子さんを扱う講師だからこそ、厳しい審査を経て採用されるシステムがある英会話教室を選ぶことを強くおすすめします。
また、在籍講師対象の研修・トレーニングが行なわれていることも多くあります。

親子で通う英会話教室を紹介

親子で通う英会話教室を紹介

ここでは、親子で通える英会話教室について、さらに紹介を進めていきましょう。
具体例を2つ挙げますので、英会話教室を親子で利用する際のご参考にしてください。

例1)1歳・2歳親子コース

このコースは1歳から2歳5ケ月までのお子さんを対象とした、親子グループレッスンです。3組~8組の親子が一緒にレッスンを受けます。1回のレッスンは35分、週に一度集まります。
初めはグループのお友達と遊ぶことからスタートし、英語で出席をとった後は英語の歌に合わせてみんなで踊ってみたり、また楽しいテキストをみながらレッスンを受けます。遊びやゲームを通して英語に親子で触れる楽しいレッスンになっています。

例2)トドラー英語コース

2歳~3歳のお子さんを対象に、親子のためのレッスンです。クラスは7人まで、月に3回の頻度で行なわれます。
基本的に体を動かしながら、スキンシップをとりながら英語を学びますが、フラッシュカードを使って講師のいう言葉を発音したり、長めのストーリーも楽しみます。

親子で通う英会話教室のメリット・デメリット

親子で通う英会話教室のメリット・デメリット

英会話を親子でするアクティビティとして楽しく始めれば、その後につなげていくことができるかもしれません。
ここで、メリットとデメリットを紹介しましょう。

親子で通う英会話教室のメリット

・親子一緒で楽しさが増す

小さなお子さんが大好きなお母さんやお父さんと英会話に触れることで楽しさが増します。この時期は試験対策をするわけではなく、英語の導入という点で考えれば、楽しい時間はもちろん、次に繋げていくことこそが大きな目的になります。寄り添い、一緒になって体を動かし歌を歌うことはお子さんにとってとても楽しい時間になり、またやりたいという気持ちが芽生えます。
グループレッスンが基本となっていることからもワイワイ楽しく英語に触れることができます。

・親子一緒で安心感が増す

知らない人ばかりのところに入っていくという子どもの不安、1人で行かせる場合に親が持つ不安は自然な感情です。その点、親子レッスンは子どもにとって、また親にとっても一緒にいることの安心感は大きいものになるでしょう。
同じグループで年齢の近い子どもを持つ親との出会いがあります。英語に関する情報や考えていることなどを共有することもできるでしょう。

・講師の身体全体を使った指導

目の前にいる講師が大きな声で表情豊かにしゃべることに加え、体を使ってアクティビティをする姿が子どもに伝わることもメリットです。楽しいから知りたい気持ちが芽生えること、子どもの理解が進み、自分もやってみたいという気持ちにつながるからです。

・英語を苦手と感じる前に

子どもがある程度大きく成長すると、間違ってはいけないという考えや、間違ったときに苦手だという思いを持ってしまうことがあります。小さい時に親子で楽しく英語をスタートすることで、英語の苦手意識を持たないようにできる可能性があります。

・親の英語力もアップ

子どもの英語教育に関し、自分が何から始めてよいか分からなくても親子レッスンであれば自分も関わることができます。家でも英語で話しかけたり、英語の歌を歌ってあげられるようになって英語を使えるようになっていきます。

親子で通う英会話教室のデメリット

・小さい子どもと通う負担

英会話教室はレッスンの予定が決まっていることから、それに合わせる必要があります。小さいお子さんは急に熱が出ることもありますし、近くに教室がなければ寒い季節にレッスンに出かける時間的また交通費の負担はゼロではないでしょう。週一度程度のレッスン頻度で一回キャンセルしてしまうと、英語への熱が下がってしまう可能性があります。

・費用が高め

英会話教室の相場は最安が約2,000円、最高が50,000円、月額の相場は7,500円ほどです。
また、5,000円~11,000円ほどの入会金が必要な教室もあります。

英会話教室からオンライン英会話へのシフトを考える

英会話教室からオンライン英会話へのシフトを考える

お住まいの近くに評判の良い教室があり、体験できるようであればぜひ親子で参加してみてください。近くであれば、お友達同士で行くこともできますね。英会話のきっかけになるに間違いありません。
またレッスン中に限らず、レッスン外のおうち時間に親ごさんが英語を話せると子どもの楽しさが増えたり、覚えた歌を一緒に歌ったり英語の環境づくりに役立ちます。

さて、”親子で英会話”と検索すると、実は上位ほとんどがオンライン英会話であることが分かります。英会話教室の親子レッスンで英語の導入がうまくいけば、その後は知育、そして小学校の指導要領にそったカリキュラムのあるオンライン英会話にシフトしていくのも一つの方法です。

だんだん忙しくなる生活でも、いつでもどこでもレッスンが受けられたり、月額がかなり安い設定になっているのがオンライン英会話です。継続した学習を続けるための条件が揃っていると言え、大変おすすめだからです。

まとめ

小さな頃から英語に親しむことについては多くのメリットがあります。
通学の時間、内容や費用で納得できる教室であれば、英会話への妥当なきっかけ作りになると言えるでしょう。そして通っている間も、異なる受講形態がないか、より良い英会話レッスンがないかアンテナを張ることが大変おすすめです。