友達と会ったとき、子どもが幼稚園などで親を見つけたとき、遠くから手を振ることがありますね。手を振る動作と海で見る波は同じ単語で表すことができますがご存知ですか?
この記事では、波動から派生する様々な意味を持つ英語waveについて意味と使い方を解説します。
「手を振る」の英語
まず「手を振る」の英語をみていきましょう。この表現を覚えて日常会話に活かしましょう。
waveのイメージ
waveという単語は、海で見るような繰り返されるうねりであり、何かの媒体を通って伝わり別の点にエネルギーを伝達するイメージがあります。
波動という言葉もあり、変化が次から次へと周囲に伝わる現象を意味します。波動が高いとはエネルギーに満ちていることを指します。
waveが使われた表現は多くありますが、このイメージをしっかりと把握することで理解が容易になります。
なお、waveの発音はweiv、カタカナ語の読み方はウェイヴのようにします。
waveで「手を振る」
さて「手を振る」の英語はwaveで表します。waveには名詞と動詞の働きがありますが、動詞として使う際の代表的な使い方のひとつになります。
「手を振る」とは手と手首を使って、他の人にアピールをすることです。ここでwaveのイメージを思い出すと、繰り返されるうねりと手を振るときの動きが重なります。
動詞waveの活用は、wave-waved-wavedです。ここで、例文で使い方を紹介します。
訳)娘は、保育園のお迎えの時間にいつも私に手を振ってくれます。
訳)混雑した駅で友達の注意を引きたかったので、両手を振って呼びかけたのよ。
2つの例文のようにwaved one’s handで「手を振る」を表現します。
波の英語いろいろフレーズ
さて、waveは「波」を代表に様々な使われ方があります。そこで、波の種類の英語表現、そして波から派生した英語を紹介します。ここでも、waveのイメージを頭に置いてみましょう。
waveで「波」
waveが「波」を意味することは多くの方に理解されているでしょう。では、その使い方、さざ波といった関連する言葉はどうですか?さっそく、それらを解説しましょう。
訳)大きな波が小さなボートを転覆させた。
訳)人々はプールで、造波装置によって作られた波を楽しんでいます。
これらのwaveは名詞として使われています。waveは可算名詞ですので、複数はwavesと-sをつけます。
以下、波の種類と英語表現です。
大波 billow
小波 ripple
さざ波 wavelet
うねり swell
その他のwaveフレーズ
次に、波から派生した英語を紹介しましょう。waveのイメージを頭に置きながらお読みください。
訳)私はウェーブのかかった髪をしていて、気に入ってるんです。
直毛に対してウェーブのある髪があります。それをwave hair/wavy hairで表します。
訳)大臣は、農業に関する抗議の波を受けた。
wave of protestsで「抗議の波」、逆に「支援の波」はwave of supportになります。
訳)イギリスのニューウェーヴは、1950年代後半から1960年にかけて出現した映画運動である。日常生活をざらざらと描写する特徴があり、イギリス映画に新たな視点をもたらした。
新しい波がnew waveですが、new waveは他にもアートや政治運動などで新しく際立った傾向や流行に使用されます。
さらに、フットボールなどの試合で応援するときに観客が作る動きもウェーブと呼ばれ、英語でthe waveになります。繰り返されるうねりというイメージを持つwaveにピッタリですね。
waveの意味 – スラング
さて、多くの使われ方があるwaveはスラングとしても使われる言葉です。
ride the wave
人生がノリノリな感じで、波に乗っている時期、そんな成功と幸運が訪れたようなときをアメリカのスラングride the waveが表します。試合の最中で波に乗って勝ち進もうと言うとき、芸能活動などで人気の波に乗っている芸能人などに使われます。
訳)波に乗ってこのゲームに勝つことができるぞ!
waveの意味 – ビジネス
waveは手を振ったり波だけを表現する単語ではなく、ビジネスの世界でも使用されます。
Waveはプログラム管理ソリューション
Waveは、プログラム管理ソリューションです。企業が最大限の効果をもたらす大規模な変革プログラムを実行、同業他社と比べて進捗状況をベンチマークできるようにします。これによって、チームに力を与え、パフォーマンスを向上させることができます。
ride the wave
上でride the waveを紹介しましたが、このフレーズはビジネスでも市場や業界の勢いを理解し有効に活用するような状況で使用されます。サーファーたちが波を利用して波乗りをするように、ビジネスでもトレンドの力を利用します。
訳)ソーシャルメディアのトレンドをチェックし活用し、波に乗ろう。
wavesの意味
waveが可算名詞であることを述べました。可算名詞ということで複数の場合はwavesと-sをつけます。しかし、wavesと複数形にすると別の意味で使用されることがあるのです。
チャットやメッセージで使う”waves”
英語のチャットやメッセージを終わるときには、いくつかの定番フレーズがあります。これらを使わずに会話をしたままで終わることもありますが、”waves”と書くと手を振っていることから「またね」「バイバイ」の意味になります。
訳)話しできてよかった、またね!
heat waveの意味
最後に、日本人が外国人と会話をするときに覚えると便利なフレーズheat waveを紹介します。加えてcold waveもみていきますが、これら2つのフレーズの意味をぜひイメージしてみてくださいね。
heat waveで「熱波」
毎年、日本の夏が危険なほど暑くなっています。その地域の平均気温に比べて異常に高い気温が長く続くことを「熱波」と呼びますが、これを英語でheat waveと言います。heatに「熱・熱さ」といった意味があるためです。heat waveもしくはheatwaveで表します。
訳)2024の日本の熱波は多くの県に影響を及ぼし、多くが熱中症で病院に搬送されました。
日本の猛暑については、外国人も注目していますので会話でheatwaveを使えるようにすることをおすすめします。
cold waveで「寒波」
熱波に対して「寒波」があり、英語にするとcold waveです。
訳)寒波が予想され、気温は10度以上下がる予定です。
まとめ
「手を振る」から「波」を意味するwaveを例文や関連フレーズとともに紹介しました。英語学習もride the wave、波に乗っていきましょう!
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