nsfwという、暗号のような英語を知っていますか?
nsfwはスラング、特にネットスラングとしてネイティブに「職場閲覧注意」や他の意味で使われる表現です。
そこでこの記事ではnsfwの3つの意味や使い方、特にオフィスでサイトなどを閲覧するときの注意すべき点について解説します。
not safe for work
さっそく、ひとつ目のnsfwがどのようなネットスラングなのか紹介しましょう。あるフレーズを略した形になっています。
not safe for workの略で”nsfw”
nsfwは”not safe for work”というフレーズの頭文字をとって略した形の表現です。not safe for workを直訳すれば「仕事に安全でない」になるでしょう。そこから、特に職場でのコンピュータの使い方を公私混同するのは危険といった意味で使われるフレーズになりました。次でもっと詳しくみていきましょう。
nsfwで「職場閲覧注意!」
現代は、仕事でパソコンを使わない日が無い時代になりました。そのような状況のなか、仕事中に私的なことでネットサーフィンなど利用をし、公私混同による問題を起こしてしまう人がいます。
使用した履歴はバレてしまうことがあります。ウイルス感染を避けるためにもセキュリティのためにも、就業中に私的にパソコンを使うのはいけないことであり、企業規則として禁止としている会社も多くあります。仕事中にプライベートの画像や映像鑑賞すること自体よくありませんが、特に、暴力的・性的要素を含むアダルトコンテンツと呼ばれるものについては大きな問題です。自分で履歴を消したとしても会社のサーバーには残っているため、やはり不正なアクセスはわかってしまいます。
これは日本でも外国でも同様です。R-18(成人指定)という年齢制限がありますが、nsfwはそれとは若干違う目的で使用されます。あくまでも、オフィス空間においてそれに見合った立ち居振る舞いができるかがキーとなっています。そこで、不快感を持つような内容を職場で閲覧することに注意を促すため、本記事で紹介する表現nsfwが英語圏で使用されるようになったのです。
nsfwの読み方と使い方
ここでは、nsfwを理解するため、読み方と使い方を紹介しましょう。
nsfwの読み方と使い方
nsfwの読み方はそのままアルファベットを読む形で「エヌ・エス・エフ・ダブリュー」になります。
nsfwは閲覧注意の意味であり、職場では見るべきではないという注意喚起です。デバイスがこれだけ普及している現在、オフィスだけでなく学校でも使用されることがあります。
次に、nsfwが実際にどう使われるのかについても紹介します。nsfwが使われる場面は以下になります。
・ウェブサイト
・SNS
・ネット上の掲示板
・電子メール
これらのページやコンテンツにはnsfwのロゴまたはラベルが表示され、使用するユーザーに警告します。nsfwを表示することは義務ではありませんが、メディア側はこのロゴやマークを利用することでユーザーへの信頼性を寄与することができるでしょう。
ちなみに、以下の内容が閲覧が適切でないとされるコンテンツです。
・暴力的なもの
・残酷なもの
・卑猥なもの
・大きな音が発せられるもの
訳)このリンク先にはnsfwロゴがあるから、クリックするのは危険だ。
皆さんも、今後SNSや海外のサイトなどを利用する際にnsfwと書かれているかチェックしてみてください。
ネットスラングのNSFW
NSFWは特にネットスラングとしてネイティブに使われる表現です。
nsfwで「閲覧の警告」
ネットを利用すれば様々な情報を得ることができます。その利便性といい、情報量といい、テレビや雑誌とは比較できないほどです。一方で、これまでなかった危険性も増加しました。結果、ネットスラングとしてのnsfwという表現が生まれました。これを設定することでリンクやメールは職場で開くべきではないと、性的また暴力的に露骨なリンクについて警告します。
nsfw on social media
ここで、nsfwのSNSで対象となるコンテンツがどのようなものか英文をみてみましょう。
訳)NSFWはユーザーに「このリンクをクリックしてください。そして、仕事が終わるまでクリックしないでください」と伝えます。
dareには「けしかける・挑む」の意味があります。
訳)映画やテレビの警告が具体的であるのとは異なり、NSFWはヌードの自撮りからポルノまで、性的に露骨なコンテンツを非具体的に警告します。
nude selfiesでヌードの自撮りですが、一般人が自分のヌードを撮ることもあり、これらもNSFWの警告に含まれます。表現の自由という観点もありますが、撮るほうにも観るほうにもリスクがあることを再確認しなければなりません。
NSFW(Not Suitable For Wumpus、閲覧注意)
ここまでNSFWが”not safe for work”の略であることを紹介してきました。ところが、同じ表現で少し異なる意味を持つスラングもあります。
Not Suitable For Wumpu
ふたつ目のNSFWは”Not Suitable For Wumpu”の略になります。こちらは、成人向けコンテンツが含まれていることを警告するフレーズです。
この表現のなかで”Wumpu”にはあまり馴染みのない人が多いのではないでしょうか?Wumpuとは1973年以降に登場した「架空のモンスター」です。このモンスター・ワンプを一定の年齢の子どもに例え、それらの人には適さないコンテンツであることをNSFWで注意喚起します。逆に言えば、サーバー所有者は、性的に露骨なコンテンツを含むすべてのチャンネルに、年齢制限のラベルを適用しなければいけません。
訳)NSFW(Not Suitable For Wumpu)と呼ばれる特別なラベルによって、18歳未満の非成人が不注意にコンテンツに遭遇することを防ぎます。
inadvertently=不注意に・うっかりして
「Not Safe For Wife」
最後に、3つ目のNSFWが持つ意味について紹介しましょう。それが”Not Safe For Wife”、ワイフにとって何が安全ではないのでしょうか?
Not Safe For Wife
”Not Safe For Wife”もスラングとしてNSFWと略され、テキスト、メッセージやオンラインなどで使用されます。
この意味は、妻には見せてはいけないというもので、妻だけでなく彼女など女性に対して性的なものを含む不快にさせるだろうことを暗示するために使われます。
こちらはプライベートなNSFWになりますが、Not Safe For Husband、NSFH(?)もあるかもしれませんね。
まとめ
記事では、3つのネットスラングnsfwを紹介しました。
「職場閲覧注意」「年齢制限」そして、妻や彼女に対して見せてはいけない(見せたくない?)コンテンツに対するスラング表現です。
海外のサイトを利用するためにもスラングを理解するとともに、ネットの使い方を再度考え直す機会になっていれば幸いです。
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