今回は、「観客って英語でなんていうの?」をテーマに、の言葉の意味や言葉を使うシーン、英語表現などを紹介します。さらに、「観客席」「観衆」など、観客にまつわる英語も併せて見ていきましょう。
また、記事の後半では、「観客」を使った実際に使える英語例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「観客」という言葉の意味は?
観客とは、演劇、映画、コンサート、スポーツイベントなどの公演や試合を観覧する人々のことを指します。
ただし、観客は単に「見る人」ではなく、文化や娯楽の一部を担う重要な存在です。
というのも、観客がいることで、パフォーマーやアスリートはその場の雰囲気やエネルギーを感じ、より良いパフォーマンスを発揮することができるからです。さらに、観客の反応や拍手は、出演者にとって大きな励みとなり、モチベーションを高める要因ともなるでしょう。
このように、観客は文化やエンターテインメントの世界において、欠かせない要素となっています。
「観客」は英語でなんていうの?
では、「観客」とは英語で何と表現するのか見ていきましょう。
観客の英語表現は複数あるため、シーンやニュアンスに応じて使い分けることが大切です。
audience
audienceは、コンサート、映画、演劇、講演などで一堂に会して何かを鑑賞する人々を指します。さまざまなシーンでの観客を表現でき、最も一般的な英語表現となっています。
パフォーマンスの後、観客は熱心に拍手を送りました。
spectator
spectatorは、主にスポーツイベントや屋外のパフォーマンスを見る観客を指します。個々の観客を強調するニュアンスがあります。
アスリートがゴールラインを越えると、観客は歓声を上げました。
viewer
viewerは、テレビや映画、オンラインコンテンツなどを視聴する人々を指します。遠隔で視聴する場合に使われることが多いです。
そのテレビ番組は毎週何百万人もの視聴者がいます。
onlooker
onlookerは、何かが起こっているのを偶然見ている人々を指します。特定のイベントに参加しているわけではなく、通りすがりに見る人を意味します。
通りのパフォーマーの周りに観客が集まりました。
違いの解説
ひとえに「観客」といっても、何を見ているのか、どのように参加しているのかによって、選ぶべき英語表現が変わります。
今回紹介した「観客」の英語表現のそれぞれの違いをまとめました。
- audience:一般的な観客の表現。特定のイベントに参加している人を指す
- spectator:スポーツイベントの観客を指し、イベントを個別に見る人を表現できる
- viewer:テレビやオンラインメディアの視聴者を指し、遠隔での視聴しているときに使用されることが多い
- onlooker:偶然その場にいて何かを見ている人々を指し、参加意図がない場合に使われる
「観客」にまつわる英語
「観客」の英語表現を押さえたうえで、観客にまつわる英語表現をいくつか見ていきましょう。
観客席
観客席は英語で「audience seating」や「spectator seating」と表現します。具体的な場所を指す場合は「seats」「stands」や「bleachers」も使います。
コンサートが始まる前に観客席は完全に埋まりました。
観客はスタンドから歓声を上げました。
観衆
観衆は英語で「crowd」や「audience」と言います。特定のイベントや場所に集まった多くの人々を指します。
観衆はパレードを見るのに興奮していました。
観覧者
観覧者は英語で「visitor」や「attendee」と表現します。展覧会や博物館などを見に来た人に対して使用されるケースが多い表現です。
その博物館は先週末に千人以上の観覧者が訪れました。
(熱狂的な)支持者、ファン
アーティストやスポーツチームなどを積極的に応援する支持者のことを「fan」と言います。
日本語でも「ファン」「ファンクラブ」といった言葉が使われますよね。
ファンはお気に入りのバンドのサインをもらうために何時間も待ちました。
(屋外の)観客席
bleachersは、屋外のスポーツイベントで使われる観客席を指します。主にアメリカ英語で使われる表現です。
野球の試合中、観客席は観客でいっぱいでした。
「観客」を使った英会話例文
最後に、「観客」の英語表現を使った英会話例文を紹介します。
audienceを使った会話
昨夜のパフォーマンスはどうだった?
It was fantastic! The audience was really engaged and applauded loudly.
素晴らしかったよ!観客が本当に熱心で、盛大に拍手していたんだ。
spectatorを使った会話
サッカーの試合見た?
うん、見たよ。観客は試合中ずっと立ち上がって応援していたね。
viewerを使った会話
最新のエピソードは見た?
うん、見たよ。その番組は毎週多くの視聴者が見ているんだ。
onlookerを使った会話
今日、通りの角で何があったの?
通りのパフォーマーがいて、多くの通行人が集まって見ていたよ。
crowdを使った会話
パレードは楽しめた?
もちろん!観衆はイベント全体を通してとても活気があって盛り上がっていたよ。
まとめ
今回は、「観客」という言葉の意味や、「観客」の意味する英語について紹介しました。
観客は英語で、audienceやspectator、viewer、onlookerといいます。日常会話でもたびたび使用する英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
また、実際に使える英語例文も紹介しているので、実際の場面を想像しながら、英語学習の参考にしてください。
【関連記事】